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地域福祉計画についての検討会について


 これまでの取組状況
(1)策定スケジュール
平成15年 6月20日  100人委員会への概要説明
7月 1日
~10日
 地域福祉計画策定に向けた説明会の開催(町内6地区)
8月
 ~12月
 100人委員会との協議及び打合せ
12月
平成16年 1月
 会見町との事務局打合せ
1月17日  地域福祉計画策定にむけた準備会の開催
1月30日
~2月 8日
 西伯町内6地区での第1回目の座談会の開催
2月21日
~28日
 西伯町内6地区での第2回目の座談会の開催
3月 7日
~29日
 西伯町内6地区での第3回目の座談会の開催
3月~4月  会見町内2地区で座談会の開催
6月~9月  地域福祉計画策定委員会の設置と策定にむけた協議

(2)生活課題把握のための住民の意見を集約する方法
平成16年1月~5月 座談会(別紙1参照)
平成16年3月 アンケート(西伯町のみ)

(3)庁内体制
平成15年9月  地域福祉計画策定プロジェクトチーム

(4)計画策定委員会
平成16年6月  みんなでしあわせのきずな計画策定委員会


 厚生労働省の要請に基づく検討会の開催
 本町の地域福祉計画の取組みは、この事業が地域住民を主体とする趣旨に基づき、当初から、任意の住民団体である「西伯いきいきまちづくりの会」に協力を求め、座談会の運営やその準備段階において協働して実施してきました。

日時 平成16年7月30日(金)午後7時30分~9時30分
場所 西伯町健康管理センターすこやか
出席者 15名(西伯いきいきまちづくりの会員)


 検討内容

「地域福祉計画内容検討資料」の行動計画欄を埋めていく作業
 生活課題に対して、「自分が~だったら何をすべきか」と参加者に投げかけ意見を求めた。
 例:・自分が独居高齢者だったら(個人)
自分の近所に独居高齢者がいたら(地域)
この課題について個人・地域以外に求めること(行政等)として

 ※.具体的な生活課題(別紙2参照)


 検討会で出された意見

(1)計画へ住民の意見や住民の力をどのようにしたら反映できるのか。
 地域の中の“”暖かい気持ち”は、行動計画を埋める作業では見えてこない。この様式に表れていない“もっと大切なもの”がある。行動計画を検討するなかで、生活課題がすぐに行動計画とはならない。
 地域福祉は、お互いの連携が大切で、それを強くするためにはどうするかを行動計画の欄に現すことが必要である。その前段として人との触れ合いが必要。
 地域福祉の取組みは、立派な計画書や文書をつくることでなく、お互いの連携が第一にある。
 地域福祉計画の取組みを通じて、座談会をおこない解決に向けた話合いまで行った。これが第一歩であり、住民の意識改革(地域づくりはみんなが主役という意識転換)をするためには、座談会をさらに小さい集落単位で継続して行うことが必要。広域的に取組む必要がある場合は、小さな単位を広い範囲で行う。
 困っているひとの同情がわかない。課題の本質が見えてこない。
 3回という限られた中で出された生活課題をどうしようというところまでいっていない。
(2)「地域福祉計画内容検討資料」様式の検討
 問題を表面的に考えてしまう様式である。(行政的な考え方である)
 様式については、最終的に検討した結果を示す為には有効だが、行動計画を埋めることに執着してしまわないことが大切。結果的には行政でまとめてしまうことになる。
 生活課題があって、解決のために話合った結果がある。これを踏まえすぐに行動計画を考えた場合おそらく実現性には乏しい。住民にもっとまかせて、結果をいそがないで十分な検討を重ねれば、一見実現不可能に見えても意外と簡単に解決に導くことができると思う。
 解決を考えていくなかで、一方面でなく多方面から見方が必要。


 まとめ

 この様式に基づき行動計画を検討することは、地域福祉計画策定に向けて座談会を開催し始めた今の時点では先走り過ぎの感がある。
 計画策定に向けて、どうしたら住民の意見を反映し、住民の力を引き上げることができるかは、住民同士の小さい単位での触れ合い、話合いを継続していけば自然とできることである。必要に応じ他の地域に働きかけることも必要となる。
 そうして生れた解決策は、一見困難な方法に見えても、比較的実現しやすいものとなる。
 このような取組みが、日常生活の課題が解決され、地域のつながりが強化され、地域福祉の本旨であるといえる。
 地域の課題だから地域住民がよく知っている。地についた取組みが必要である。


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