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平成16年12月14日
照会先: 厚生労働省医薬食品局食品安全部
中垣 基準審査課長
担当: 鷲見、福島(内線 2484、4280)

米から有機ヒ素化合物フェニルメチルアルシン酸(PMAA)
が検出されたという発表について


 本日(12月14日)、ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会における、国立環境研究所の報告を受け、環境省、茨城県及び神栖町が合同で、先般、自然界には存在しない有機ヒ素化合物であるジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出された茨城県神栖町の4ヶ所の水田の米(16年産米)から、新たな有機ヒ素化合物であるフェニルメチルアルシン酸(PMAA)が検出された旨発表しました。

 それを受けてQ&Aを作成しましたので情報提供いたします。


参考資料



米から検出された有機ヒ素化合物に関するQ&A


 ジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出された茨城県神栖町の4ヶ所の水田の16年産米から、新たな有機ヒ素化合物フェニルメチルアルシン酸(PMAA)が検出されたとのことですが、新たに流通停止を行う必要はないのですか?

 
 今回のPMAAの検出については、(1)現在のところ農業用井戸水からPMAAは検出されていないこと、(2)今回のPMAAが検出された米は、先にDPAAが検出されたことから既に流通を停止している米であることなどから、新たに流通停止を行う必要はないと考えています。

 なお、今後、環境省が茨城県及び神栖町と連携して、土壌の汚染状況調査、PMAAの毒性試験及び汚染米を常食としていた方々の生体試料(毛髪、手足の爪等)の検査等を実施することとなっています。


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