リスクコミュニケーションアンケート集計結果(平成18月5月19日開催:札幌市 )
(残留農薬等のポジティブリスト制度の導入に際しての生産から消費までの食品の安全確保の取組みに関する意見交換会)

参加人数 494名  
アンケート回答者数         239名  回答率       48.4%
Q1  ご自身について、ご回答ください。
  1 性別    
  1 男性 191 (79.9%)
2 女性 45 (18.8%)
2 年齢    
  1 〜19歳 0 (0.0%)
2 20歳代 16 (6.7%)
3 30歳代 64 (26.8%)
4 40歳代 83 (34.7%)
5 50歳代 55 (23.0%)
6 60歳代 16 (6.7%)
7 70歳〜 3 (1.3%)
3 ご所属    
  1 消費者(団体を含む) 31 (13.0%)
2 農林漁業(団体を含む) 48 (20.1%)
3 食品工業・製造業(団体を含む) 55 (23.0%)
4 食品流通業(団体を含む) 27 (11.3%)
5 小売業(団体を含む) 6 (2.5%)
6 行政関係・独法関係者 49 (20.5%)
7 民間試験検査施設 5 (2.1%)
8 報道関係 0 (0.0%)
9 その他 16 (6.7%)
4 本日参加された目的    
  1 ポジティブリスト制度について知識を深めるため 176 (73.6%)
2 同じ立場の人々(事業者)の取り組みを知り、参考にするため 63 (26.4%)
3 異なる立場の人々の現状(取り組みや考え)を知るため 122 (51.1%)
4 意見・要望を述べるため 1 (0.4%)
5 その他 2 (0.8%)
       
 
Q2 これまでにポジティブリスト制度をテーマとした意見交換会に参加されたことはありますか。
  1 厚生労働省・農林水産省が開催した意見交換会 38 (15.9%)
2 地方自治体が開催した意見交換会 24 (10.0%)
3 団体等が開催した意見交換会 52 (21.8%)
4 その他 3 (1.3%)
5 ない 147 (61.5%)
SQ1 1〜4までのいずれかに○をつけられた方にお伺いします。のべ何回参加されましたか。
  1 1回 25 (10.5%)
2 2〜3回 49 (20.5%)
3 4回以上 15 (6.3%)
 
Q3 残留農薬等のポジティブリスト制度がどのようなものか、本日の意見交換会の前に知っていましたか。
  1 知っていた 82 (34.3%)
2 おおむね知っていた 126 (52.7%)
3 ほとんど知らなかった 24 (10.0%)
4 知らなかった 3 (1.3%)
 
Q4 本日の意見交換会の内容は、満足できましたか。
  1 できた 5 (2.1%)
2 おおむねできた 129 (54.0%)
3 あまりできなかった 68 (28.5%)
4 できなかった 17 (7.1%)
SQ1 その理由はなんですか。
  【消費者(団体を含む)】
・立場が多岐にわたり、消費者にはわかりづらい。最終的には消費者に理解を得ることではないか。
・ポジティブリストになって、加工食品製造者が良かったと思う面などがあればよかった。
・フロアから、特に消費者の意見を求める機会がほとんどなかった。パネルディスカッションでも基準の求め方やリストの問題点が話題にならなかった。
・生産記録をつけて努力している生産者・食品販売者の意欲が感じられた。
・農業者の感じている不安などがよく分かった。
・前半の講演はたくさんの人が短時間のリレー方式のようでしたので解りづらかった。消費者として疑問がたくさんあったのですが、パネリストの意見のみではないという思いでいっぱいです。
・リスク評価に対しての説明時間がもっとほしかった。
・ほとんど聞いたようなことばかりでした。もう少しパネラーの間でのやりとりが多い方がいろんな情報が出たのでは?(生産者の作業などの問題については少し分かりました)
・行政としても、事業者としても、消費者としても認識が十分とは感じられないから。
・パネルディスカッションを聞いてわかってきた。
・コーディネーターの進め方がよかった。もう少し消費者の意見を聞く場面があるとよかった。
・様々な立場の人が意見を表明した。
・消費者としては生産者の方々が守っていただけるのが大前提だと思います。生産者の方々がやはり一番大変なところを負っているのではないでしょうか。

【農林漁業(団体を含む)】
・5月29日から始まることを、この時期に意見交換すべきでなく、もっと早い段階(作付けが始まる前)からきちんとやるべきと思う。また、この時期では生産者が作業で出席できないこともあり、生産現場の声を無視するようなやり方ではいけないと思う。
・課題となる部分が加工・小売・生産現場からもっと出ると思われたが・・・。
・それぞれの立場から考え、意見を聞くことができた。
・どうしても広範囲になりすぎて、知りたいこと、農業団体の色々な対応策までわからなかった。消費者の立場のことが少しわかった。
・生産現場と消費者の意思の疎通ができたとは思えない。生産現場ではリスクを考え、十分な検討を行いつつあるが、消費者はPリスト制度の結果どのような影響が出てくるかをまだ分からない段階にある。
・残留基準のない農薬がなぜ0,01ppmとするのか、あいまいだと思う。(厳しすぎるのでは?)現在の食生活の中でくさらない食品が多いが、食品添加物も全て基準をもうけるべきだ。
・多くのことは期待できない。
・リスク評価の詳細をもう少し聞きたかった。
・知っていることばかりでドリフト低減対策の具体的な方法が知りたかった。
・基準(一律基準)をオーバーした場合などのリスクコミュニケーションのあり方について意見交換してほしかった。
・見識が深まらなかった。
・日本の農薬使用基準は世界の中でも厳しく設定されているADIにより安全性が確保されているのに、更に生産者を陥れるような内容にすべきでない。
・消費者のポジティブリスト制度について周知されていない。
・制度を知ったのは去年の8月ごろ。情報があまりなかった。今回もあまり農薬の情報がなかった。
・国が決めたことに対して、それぞれの立場の人が対応しようとしていると思われます。しかし立場立場で意見が違うと思いますので、この会は農水・厚生省の仕事はやってるぞ!!説明会はやっているぞという名目づくりに思われます。

【食品加工・製造業(団体を含む)】
・施行後、加工製造業者が提出する各種書類(品質規格類)で具体的にどのような項目が必要になるかなどの部分が知りたかったから。
・国が何も準備できていないのに、人に丸投げしているとしか思えない。
・客観的に考えた場合、中小が90%を占める加工業者へのしわ寄せが増えるであろうことがわかったため。
・わかりづらい、危機感があまり感じられない。
・いろいろな立場の考えがわかった。
・資料も見づらい。机もなく、落ち着いて聞けない。各講演者もポイントのずれた話をしていた。制度導入に際しての準備として、不備がないかのチェックをお互いにできる買いを期待していた。
・消費者は消費者としてどのようなことをするのかのビジョンが見えない。
・生の意見を聞き、確認できたので。
・現地での具体的な対応策がどうすればいいかわからない。
・施行が間もないが、実際にどのように動くのかあまり説明がなかったため。
・輸入検疫などについて説明がなかった
・ポジティブリストとは何か、今後、食品加工、製造業は何を進めていくのか?あるいは何をしていかなければならないのか。
・消費者はまだまだ認知していないと思われる。PSEの時のように消費者は騒いでいないがそれは騒がない分興味がないのでは?コープの人、消費者協会の人、2人の方自身ポジティブリストのことをきちんと把握されているのでしょうか?されていないと思います。
・当社の対応の方向性がはっきり決められた。
・情報の共有
・国、生産者、加工業、流通が現段階では統一されていないが、これからがこのあたりをどう調整するかがキーになる。
・まだまだ理解されていない。
・ほぼ事前に集めた資料で事足りた。
・もっと、どのような対応をしていったら良いかなどの内容を期待していた。
・行政、生産者、流通の説明が聞けたこと。
・農産物中心で水産物についての話がない。
・資料を読み上げるだけで、補足の説明が少ない。また消費者協会の内容には興味があるが、資料の発表がお粗末すぎる。
・制度、基本的なことを改めて確認できた。
・他者の意見が聞けたこと。今まで取り組んできたことが無駄でないことが確認できたこと。消費者への周知が不足していることや生産者にとまどいがあることが分かったこと。

【食品流通業(団体を含む)】
・もう少し早い時期にしてほしい!!
・残留農薬などの検査実施の説明不足。
・活発な意見がなかった。
・各団体の取り組み、不安は知ることができた。しかし一般消費者がどれほど残留農薬を気にして買い物しているのでしょうか?
・真の生産者の意見がほしかった。コーディネーターが少々力不足。
・制度導入だけが一人歩きしている。残留農薬規制はもっと前から対応すべき。違反の罰則で行政の関わりがない。
・北海道消費者協力の方の話が良く理解できなかった。
・本制度は生鮮のみではない。輸入原料使用含めた加工品も該当。「安全性」の「説明」はどのように実施するのか、まるで明示されていない。 EX)国が安全を担保する小麦で問題発生の際には、国が、小麦使用の末端加工品を含め全て保証を行うのか?
・なんとなくわかったから。
【小売業(団体を含む)】
・生産者と消費者と流通業所各立場における温度差を未だ感じる。
・パネラーも理解度が浅く、ディスカッション広範囲で具体性に欠ける。
・皆さんが熱い。特に黄倉良二さんに感動した。

【行政関係・独法関係者】
・食に関する様々な分野の立場での講演が聴けて良かった。
・いろんな意見があった
・パネルディスカッションのコーディネーターの方の進行がかたよらず、様々な立場の意見の引き出しがよかった。
・制度は全ての食品対象と考えるが、本日の会は農産物のみ。水産業界も対応に苦慮している部分もあり、全業界対象の会にしてほしかった。
・消費者、生産者側の取り組みが分かった。
・パネリストの知識不足と質問に対してきちんと答えていない。
・コーディネーターがおっしゃった通り生産・流通・消費の情報共有がポジティブリスト制度対応の一番大事な点だと思う。しかし、意見交換ではそれぞれの共有がなされていない。
・消費者側の団体の考えが分かった。
・パネリスト全員が同レベルの制度内容の周知をされていることの前提となって、意見交換すべき。
・他事業者の意見が聞けた。
・時間が少々足りないが、仕方ないのでは。
・加工品を製造する事業者の方の発言がほとんどなかった。輸入品について全く不明。
・全体的に表面的な印象で参加者ターゲットを広げすぎて内容が薄い。
・お役所仕事的で制度の内容が熟成される前に施行されるようで話の内容が分かりにくい。
・生産・流通・消費のそれぞれの本制度の認識や現状の取り組みを知ることが出来た。
・コーディネーターがどのように話を進めていきたいのかがよく分からない。すべての事業体、消費者を同一に話を進めるのは不可能。みんな悩んでいる中で、場にふっても発言のしようがない。もっと聞き方があると思われる。
・様々な職種の方々から生の意見、声を聞けたことがとても有意義だった。
・開会直後の制度説明した人、早口で単調で聞きづらい。適任でない。
【民間試験検査施設】
・討論の焦点がぼけている。
・各々の立場での考え方が理解できたため。
・第一部:パワーポイント(スライド)のあったものはわかりやすかったが、スライドのないものでさらにテキストがわかりづらいものがあったから。
【その他】
・食品製造業者の意見が少なかった。パネリストとして呼ぶべき。
・様々な立場の意見が出されたことで非常に参考になった。
・農薬などの必要性を無視している。
・ポジティブリスト制度については理解は深まったが、流通に携わる者として販売後の対応についての意見・見解について今一歩理解できず。
・ポジティブリスト制度に係わる生産→流通→消費の立場から代表して講演した上で、ディスカッションを実施し、相互の共通認識を確認できたため。
・消費者側の理解不足がわかった。
・生産・消費・行政の意見を聞けたため。
・消費者と行政の考え方のギャップがよくわかった。

 
Q5 日常業務や日々の食生活に今回の内容を活用できると思いますか。
  1 とても思う 17 (7.1%)
2 まあまあ思う 116 (48.5%)
3 あまり思わない 67 (28.0%)
4 ほとんど思わない 17 (7.1%)
SQ1 そのように思われた理由はなんですか
  【消費者(団体を含む)】
・生産現場の話が少ない。ある作物に対する農薬が別の作物に残留した場合、何が悪いか不明。
・まだまだ実際の動きが分からないので、制度のこと、生産現場のことは伝えられる。
・本来、食は安全なのがあたりまえのはず。
・消費者としては普段あまり関わりのない生産現場のことと言うイメージがあるように思います。消費者にもっとわかりやすい(身近な問題として)説明、自分たちにどの様にかかわってくるのか、の説明が必要だと思います。
・消費者として食の安全を考える場合、理解が難しい面がたくさん出てきていると思います。生産者の意識の向上も望みますが、消費者の安全に対する意識ももっと高めていかなければいけないと思います。
・生産者の苦労を考えられる
・輸入食品と国産品とで残留基準がちがうことを知ることができた。
・国産品の食材の方が輸入品より安全だと感じた。
・輸入食品には気をつける
・正確に理解しづらい。
【農林漁業(団体を含む)】
・消費者、流通業者の求める声が聞けた。
・農業生産者に対し説明はできる。
・消費者の意識を把握することは大切である。内容が知っていること。
・内容を誤解している部分もあった。
・コーデックス基準と国内基準に差がありすぎるから。
・実際に検査できないのに基準があること自体不可思議。
・検査体制が義務でないため、基準通過していてもわからずに食べてしまうこともかなりあるのではないか?(とくに輸入食品)
・各立場の人、例えば末端消費者がなんで必要なのか理解されていないと思う。また、消費者が本当に求められているのか疑問である。

【食品加工・製造業(団体を含む)】
・教育に使える。
・制度に対する理解が深まった。
・完全に残留農薬が+か−か判断できないと思う(オーバーしているか否か)
・ありきたりな話ばかりで、実際に制度導入に対する対応で困っているところなどを話し合い、共感し打開策を生み出す会にしてほしかった。
・今後の使用原材料の管理に使用できる。ただPL制は消費本位で生産者の運用はあまり考えられていない制度と思われる。
・質問時間がほしかった。
・一般に配られている資料のとおりである。
・購入の際、農薬の情報はほとんど店頭ではわかりません。今まで販売されていた野菜類が安全でない商品でしょうか?この制度や、食生活には私自身活用はできないと考えております。
・当社の対応を説明するときの参考となった。
・すべての農業と広範囲に目を奪われるのではなく、違反事例の多いものを中心に調査していくという部分があり、的が少し絞れると思えたから。
・流通業界が(特にバイヤー)うわべだけでの取り組みが多い。一応記録をとっているだけでは。
・農薬を使用していない。
・異なる業務、立場の人の努力は参考(ネタ)になる。
・もっとどのような対応をしていったら良いかなどの内容を期待していた。
・原材料の管理において必要であるため。
・法制度(枠)は作ってやったぞ、という行政と、各論ばかりのパネラーで、どう運用していくのか具体的方策が見いだせない。
・消費者の信頼を裏切らないようにさらなる使用、管理に取り組む必要があると痛感した。
・日常の業務(加工食品)では使用する原料農産物(特に北海道産)の対応が遅れがちなので、対応が難しい状態が続くため。
【食品流通業(団体を含む)】
・今日のみでは内容に不足。
・具体的な感じがない。
・輸入農産物は生産現場での徹底が確認されない限り制度は無意味。国内産は安全、輸入品は?では、消費者に対しサギ行為。(BSEが良い例)

【小売業(団体を含む)】
・自給率が40%前後、今回のようにポジティブリスト制度導入は時代とともに必要かもしれないが、世界の動向の中で安定供給と自給率アップが大切では?
・業務のプラスにはなるが、どう情報開示されるのかが明示されなかった。
【行政関係・独法関係者】
・国内産に対する基準が厳しいことが理解できたのでますます国内産の需要に期待できる。
・各関係者の対応の現状を把握できた。
・地域への説明の仕方を色々と考えてみようと思った。
・今までと変わりない。
・生産者/消費者としての、理解度/周知度などが理解できた。食品加工業者としての立場、意見も聞きたいと感じた。(講演)
・生産者の意見を聞けたこと。
・内容が理解しにくい。
・制度が始まってみないと分からない面が多い。
・仕事で使えそうと思った。(資料・講演内容)
・聞きたい内容にならなかったため。後作の問題も中途半端で終わってしまっている。
・生産者の方と接する仕事をしており、その中で生かせたら良いと思う。
・消費者には活用する限界がある。
【民間試験検査施設】
・ユーザー様にアドバイス可能になると思う。
・他の立場の人の意見を聞けたから。
【その他】
・生産者への同制度説明の参考となった。関連生産農場における管理徹底の参考となった。
・農薬の残留など、関係者以外理解しがたい内容で表面的な部分を話し合っても?が深まるのみだと思う。0,01ppmの意味と増えた食品の危険性など。
・農薬安全性の理解が少ない。
・自分でも分からないことがあり、新しい発見はあったが、やはりポストハーベスト農薬の残留を見直した上でこの制度を確立しないと本当に安全安心はないと思った。
・日常、生産者にふれている。
・クライアントの農業者、食品加工業者より、相談があるのでそれに答えられそう。

 
Q6 以下のそれぞれの設問について、【意見交換会に参加する前】、【意見交換に参加して】当てはまるものを1つ選んでください。
  (1)残留農薬等のポジティブリスト制度への印象について
【意見交換会に参加する前】
  1 よい印象 31 (13.0%)
2 どちらともいえない 159 (66.5%)
3 悪い印象 28 (11.7%)
【意見交換会に参加した後】
  1 よい印象 43 (18.0%)
2 どちらともいえない 142 (59.4%)
3 悪い印象 29 (12.1%)
(2)生産者、食品等事業者の残留農薬等への取組について
【意見交換会に参加する前】
  1 信頼できる 60 (25.1%)
2 どちらともいえない 134 (56.1%)
3 信頼できない 18 (7.5%)
【意見交換会に参加した後】
  1 信頼できる 76 (31.8%)
2 どちらともいえない 122 (51.1%)
3 信頼できない 13 (5.4%)
(3)残留農薬等のポジティブリスト制度への理解について
 【意見交換会に参加した後】
  1 理解が深まった 104 (43.5%)
2 変化なかった 98 (41.0%)
3 よくわからなくなった 6 (2.5%)
SQ1 なぜそのようにお感じになりましたか。
  【消費者(団体を含む)】
・後作の残留懸念が生産現場に重くのしかかっていることがよくわかった。法律ができても、すぐにスムーズに事が運ばれないこと、今後の努力に期待したいと思った。
・パンフなどていねいに説明してもらったと思います。ただ大事なことですが消費者にもいろいろと幅があると思いますがこのような意見交換会でどのくらいが適当と思っていらっしゃるのか、こちらがお聞きしたいくらいです。
・現場での対応の時間差を感じたから。
・輸入農産物増加に対応したポジティブリストという点では評価できるが、基準や運用に疑問が残ります。
・生産者・消費者が把握できないまま法だけが先走りして全てが後手にまわっている様に思う。泥縄にならなければいいが。
・今まで参加した学習会とほぼ同じ内容であった事と施行直前なのに、もっと具体的な前進した取り組みなどの話が聞けなかった。このままスタートして本当に大丈夫なのでしょうか?
・予想していた通り。生産者の方の切実な現実が伝わってきました。
・違反が解った場合の回収についてはっきりした回答がなかった気がします。何回くらいで回収できるのか、マス・メディアによる報道は?
・消費者は薬害のない食品を求めているが、害虫の問題などにより基準を守った農薬の使用をお願いしたい。生産者の苦労が理解できた。
・日本の制度は変わりはない、むしろ慎重になったように思うが、輸入食品もある程度は安心できるようになった。
【農林漁業(団体を含む)】
・内容よりも、今後の各団体などの対応が知ることができたため。
・基準的な部分が明確。
・農業者団体職員なので事前の知識がある程度あったので。
・もともと制度は理解していた。
・自主的にHPなどから入手したものと変わらない。
・自分の解釈がこれでよいのかと悩んでいたため。
・自分で、いろいろな資料を読んだため。

【食品加工・製造業(団体を含む)】
・具体的にどのようになるのかよくわからない。
・いろいろな立場の取り組みがわかった。
・行政は生産者へ自覚を求めていると思われる。今までと変わらないと思う。生産者は記録が難しいと回答している。
・ほぼ知っている内容だった。
・あと一週間という具体的な内容でなかった。実際に始まらないとわからない。
・ポジティブリスト制度自体必要ない法律と思っているから。また会社として生産者としての取り組みはよくわかったが、消費者側にたっている人(2名)の言っている内容は不明で、消費者の立場で本当に考えて頂けてないと思います。
・制度の不十分な点はあいかわらず同じ。
・本音で取り組んでいる感があったのはJAきたそらちさん。
・生産者から流通、消費者まで、農薬に対して、全部検査をしなければならないように誤解しているように感じてました。もっと啓発してはいかがでしょうか。
・ほぼ事前に集めた資料で事足りた。
・基本的なことは理解の上、臨んだ。今後の取り組み方法などについてきけたらと思っていたが、その場はほとんどなかった。
・明解な説明を聞けたため。
・検査は義務ではないのに基準が出来た。不可解。
・すでに理解している。
【食品流通業(団体を含む)】
・今までの参加した会とあまり変わらない!
・今回の話までは知っていた
・目新しい情報がなかった。
・生産者側からの意見が聞けて参考になった。
・生産段階での制度の理解、対応、遂行がなされるとは思えない。農家は個人経営者のなので近隣の生産者との情報交換(特にメリット情報)はない。
【小売業(団体を含む)】
・誤解している。生産者と消費者と温度差があるが、コミュニケーションが不足している。
・制度必要性を感じた。今までのままでは安心して消費できない状況であること。ダブルスタンダードであること。
・食の安全には不可欠です。
【行政関係・独法関係者】
・各々の業界においての取り組みが見えてきた。
・いろんな意見があったから。
・生協から制度要望されたことであるが、当の生協組合員がポジティブリストの必要性(制度)がわかってない。
・実際に様々な段階での意見があることがまた問題がわかった。
・比較的分かりやすい資料であったが、問題の掘り下げが不足しているように思う。
・より具体的な話がなかった。
・意見・質問が少なく、情報提供の発信力に疑問。
・特に、新たなことはなかった。
・新しい知見はなかった。
・各分野での取り組み、苦労について理解できた。
・事前に知っていた。
【民間試験検査施設】
・様々な立場の人の意見を聞けたから。
【その他】
・各関係者の立場の意見を聞くことが出来参考になった。
・テキストに基づいた説明のため。
・すでにオープンになっている情報の繰り返しであり(特に行政)、現場での対応についてもう少し情報が欲しかった。

 
Q7 本日のリスクコミュニケーションの進め方についてお尋ねします。今回のリスクコミュニケーションは、第一部を各関係者からの講演、第二部をパネルディスカッションや、意見交換の形式として行いました。このような構成で、良かったと思われる点や、改善すべきと思われる点につきまして、お気づきのことがありましたらご記入ください。
  1)良かったと思う点
  【消費者(団体を含む)】
・各パネラーの声が正直な現状を示していたと思う。
・各分野の考え方がわかり、よかったと思う。
・パネルディスカッション
・農業者は農薬使用に気をつける方が多く、トレーサビリティーをやろうとしているのがわかった。
【農林漁業(団体を含む)】
・消費者の立場が理解できた。
・制度の説明よりも、もっと具体的に消費現場・生産現場にどの様な影響があらわれるか、それについて論じた方がよい。
・生協の取り組み姿勢がわかった。
・理解が深まる
・生産−消費までの一貫した会は他にないため。
【食品加工・製造業(団体を含む)】
・生産者の立場が良くわかった。
・開催されたことがよかった(もう少し早ければなお良かった)
・色々な立場の方からの意見が聞けて、良かったと思います。まだ皆様も手探り状態である点で、大体同じレベルで悩んでいることがわかり安心しました。
・具体的な取り組み例を聞けた。
・農水の方、生協の方の説明が明確でよい。
【食品流通業(団体を含む)】
・消費者の意見を聞けた。
【小売業(団体を含む)】
・機会があったこと。
【行政機関・独法関係者】
・おおむねOK。
・講演だけでは分からないことを知ることができて良い。
・コーディネーターの選定は良かった。
・会議の流れは良かった。
・各分野での取り組み、意見が理解できた。
・コーディネーターの進め方が上手だと思った。
・コーディネーターの司会がよかったと思う。
・「検査しなくては心配。証明書添付が重要」という考え方ではないということを講演で説明してもらったこと。
・ある程度の実情がわかった。
【民間試験検査施設】
・後半がゆったりと聞けた。
・話が延々と続くのではなく、形式が変わることで別な角度からポジティブリストを考えることができた。
【その他】
・様々な立場の意見が聞けた。
・一方的に聞いているだけの質問応答の会ではなく、現場の声が聞けたこと。
・現状の把握は出来た。
・会場からあった特に"消費者への周知"をどうするのかの点への対応が欠けていると思います。最終的には自治体の対応にゆだねられてしまうと思いますが、JA組合長の言葉通り生産者は責任感と緊張感をもってとりくんでいることをもっと知っていただける場もあればよいと思います。

2)改善すべきと思う点
  【消費者(団体を含む)】
・生産者の負担が大きくなると思われる。生産者の意見をもっと聞きたい。
・検査体制などもっと詳しくお聞きしたいと思うのですが、原因究明や回収リスクなどまだまだクリアして行かなければいけないと考えます。日本の農業を考えていく上で、生産者の方が大変な思いをするのではなく皆で協力できるようにしてほしいと思います。
・演者は全てパワーポイントを使った方がわかりやすい。マスコミ代表者は出席させるべき。(パネリスト)
・法律の施行直前ではなく、もっと早い時期に回数を増やすと助かります。
・もう少し参加者が色々な意見を発言しやすいような工夫をしていただきたいです。
・第一部の皆さんの意見の時間が少なかったのでは。
・一般の消費者に向けての周知を計るには…と考慮すべき。
・もっと時間に余裕をもって。
・輸入食品のポジティブリストになって農業規制はされるから良いと思うが、パネリストや参加者はあまりポジティブリストを知らない。
【農林漁業(団体を含む)】
・制度移行が時期尚早!もう1年試験などを行ったり、末端消費者まで周知した方が良い。
・時間
・消費者協会の不勉強。
・生産現場で基準を守っていても、流通段階から生産地への検査、あるいは検査証明などの要求があったり、損害賠償などの負担を強いるのではないか。国内の農家にしわ寄せがくることを農家は不満に思っている。
・パネラーのレベルに差がありすぎて論点がずれていた。
・フロアーからの発言を求めても、参加人数が多くなかなか発言はできないと思われます。事前に質問、要望事項を取りまとめているので、回答を願いたいと思います。
・各省と同じ立場の人だけのコミュニケーションを行った方が良いと思います。

【食品加工・製造業(団体を含む)】
・対応が追いついていないと言うことはわかった。(各業界、行政とも)説明を詳しく行うほうが良い。
・生産者、加工業の方が少ない。もしくはいない。
・具体的取り組み方法が不明確である。加工メーカーとしての管理体制をどうすべきか、かなり頭を抱えている。
・きちんと詳しく理解している方をパネラーとして呼んでほしい。(理解できません)。
・生産者側と消費者側との直接の話し合いが無かった。
・非常に聞きづらく、time is over
・全く関係のない話があった。(ポジティブリストと内容が無関係)
・質問事項は事前に出席者から集めておくべき。会場で発言するのみと言う雰囲気、進め方には疑問。/農水省横田氏。「ミジンコが変な動きを〜。ミジンコくらい良いのではないかと思う」との発言に驚き以外のことはなく言葉を失う。生物多様性とは何か。あなた方のために絶滅した生き物たちのこと、蓄積物のリスクなど。行政の正体見たり、ですね。
【食品流通業(団体を含む)】
・作る側、特に農家さんの意見がほしい!!農協だけでは×。
・時間に追われ、内容が薄い。
・第一部全般。
・消費者協会の話が長すぎた(時間管理が悪い)
・講演時間が短い。年配生産者にHPの活用は無理。行政と消費者の理解の温度差がありすぎ。話にならない。
・コーディネーターが非常にレベルが低すぎでは?遠回しに話をしすぎ。
【小売業(団体を含む)】
・制度の周知の不十分
【行政機関・独法関係者】
・行政(国)の反省がなかった。
・講演者はそれぞれ時間厳守すべき。学会みたいにベル置いてもいい。コーディネーター語尾長すぎ。すごく不快だった。意見あまりでなくて残念。
・時間が長い。
・リスク改善を行うにあたっての、増える負担をどう補填するのか。手間、負担が多くなる分、価格をもっと上げるべきでないのか?
・一般消費者(参加者)に対し、もう少し分かりやすく「ポジティブリスト」の説明をすべきではないか?講演の時間が短かったのではないか?実際製造を行っている食品加工業者もパネラーに加えるべき。(一番苦労していると思っているので)
・前半の中で話が長すぎる方がいる。
・パネラーの人に農業者をたくさんいれるべき。現場の実状が見えない。
・話にまとまりのない人がいた。生産者から作物に成や農薬の使用などの生産管理について画像などで具体的に説明してほしかった。関係者がいくら説明してもTVニュースや新聞のパワーにはかなわない。マスコミもパネリストに入れてみては。
【その他】
・時間が短い(講演)。まだまだ消費者への啓蒙がなされていないと思う。
・生産者の意見が少なかったので、もっと現場の状況を取り入れるべき。
・対応策について具体的な事(取り組みなど)が少ない事。
・各担当者の話をもっと詳しくしてほしい。

 
Q8 今後の厚生労働省のリスクコミュニケーションとして行って欲しい課題は何ですか?(当てはまるものを3つ以内)
    1 食品中に混入する汚染物質(メチル水銀、ダイオキシン等)の問題 38
2 食中毒に関する問題 17
3 検疫所や保健所の監視指導に関する問題 35
4 健康食品に関する問題(表示を含む) 33
5 遺伝子組換え食品に関する問題(表示を含む) 55
6 食品添加物に関する問題(表示を含む) 52
7 家畜の病気(BSE、鳥インフルエンザ等)の問題 57
8 残留農薬、残留動物用医薬品に関する問題(表示を含む) 28
9 輸入食品に関する問題(表示を含む) 78
10 上記以外の食品の表示に関する問題 13
11 トレーサビリティ 40
12 その他  
  ・食育のすすめと方向について。
・ノロウイルス:昔からこんなに多かったのか?ということを取り上げてほしい。
・検査体制
・アレルギー対策
・アレルギー健康被害。
・食品の成分表示の方法の検討をしてほしい。(実際に偽装されても分からないので厳しく取り締まってほしい。)
・HACCP
・輸入農産物に対する国内未登録農薬基準の見直し。 Ex)Cl-ICPの残留基準のように。国内と処理法が異なる物に対しての基準値設定の見直し。(勘違いする人が出てくる)

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