1. | 分析時間が短時間である(約6時間)。 |
2. | 培養細胞を使用しないため、特別な機器を必要としない。 |
3. | 96ウェルマイクロプレートを使用して行うため、多数検体処理能を有する。 |
4. | 既にキット化されているため、汎用性が高い。 |
1) | 従来法であるHRGC/HRMS分析と比較試験を行った結果、良好な相関(r = 0.92)が得られ、TEQ量を推測するスクリーニング法として適した性質を有していた。 |
2) | Ahイムノアッセイは簡便(6時間で測定)かつ安価(1検体あたり数万円)でダイオキシン類の測定が可能であり、食品中ダイオキシン類のスクリーニング法として期待できる。 |
3) | 操作ブランク値が高く、低濃度の検体では数値化するにあたって注意が必要である。今後はブランク値を考慮した検出及び定量下限値の設定が必要であると考えられる。 |
1) | Tsutsumi T, Iida T, Hori T, Nakagawa R, Tobiishi K, Yanagi T, Kono Y, Uchibe H, Matsuda R, Sasaki K, Toyoda M. Update of daily intake of PCDDs, PCDFs, and dioxin-like PCBs from food in Japan. Chemosphere, 45 (2001) 1129-1137. |
2) | 厚生省生活衛生局"食品中のダイオキシン類及びコプラナーPCBの測定方法暫定ガイドライン"平成11年10月 |
3) | 中西俊夫、小林康男、中尾晃幸、宮田秀明:AhイムノアッセイTMによるダイオキシン類簡易測定技術の実証研究 -Ahレセプターに対するCo-PCBsのアンタゴニスト効果- 第11回環境化学討論会講演要旨集(2002) 84-85. |
4) | EU, 2001. Commission proposes strategy to reduce dioxin in food and feed, 20 July. |