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平成18年3月1日作成

医療機器改修の概要

(クラスII)



  1. 一般的名称及び販売名

    
    
     一般的名称 : 乾式臨床化学分析装置
    
    
     販  売  名 : 富士ドライケム7000
    
    
             富士ドライケム7000i
    
    
             富士ドライケム7000s
    
    
    
    
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    
    
     2.1 対象製品および製造番号
    
    
      1)富士ドライケム7000:121台
    
    
         出荷時期:平成15年2月 〜 平成18年1月
    
    
         製造番号:999G001,999G002,999G009,999G012〜999G017,999G020〜999G027,
    
    
                  999G037〜999G040,999G042,999G043,999G044,999G051,999G053〜
    
    
                  999G062,999G064,999G067,999G068,999G070,999G072〜999G075,
    
    
                  999G081〜999G091,999G093,999G094,999G096,999G098,999G101,
    
    
                  999G106,999G107,999G109,999G110,999G112〜999G116,999G118,
    
    
                  999G124,999G125,999G127,999G128,999G130〜999G136,999G139〜
    
    
                  999G147,999G149〜999G151,999G153〜999G156,999G158,999G159,
    
    
                  999G161〜999G164,999G167,999G168,999G170,999G171,999G174〜
    
    
                  999G177,999G181,999G185,999G195〜999G198,999G201〜,999G205
    
    
    
    
    
    
    
    
      2)富士ドライケム7000i:108台
    
    
         出荷時期:平成15年3月 〜 平成18年1月
    
    
         製造番号:999J001,999J007,999J008,999J011,999J012,999J016,
    
    
                  999J018〜999J020,999J024,999J027,999J032,999J033,999J040,
    
    
                  999J042〜999J044,999J048,999J054,999J056,999J057,999J059,
    
    
                  999J061,999J063〜999J066,999J070,999J072,999J074〜999J093,
    
    
                  999J096〜999J100,999J102〜999J111,999J113〜999J115,999J117〜
    
    
                  999J145,999J147〜999J151,999J164〜999J168,999J170,999J171
    
    
        
    
    
      3)富士ドライケム7000s:17台
    
    
         出荷時期:平成15年3月 〜 平成17年6月
    
    
         製造番号:999S001〜999S004,999S006,999S007,999S009〜999S012,
    
    
                  999S015〜999S021
    
    
    
    
    
      対象製品総数量:3品目、合計246台
    
    
      出荷時期:平成15年2月 〜 平成18年1月
    
    
    
    
    
    
  3. 製造販売業者名称等

    
    
     製造販売業者の名称 : 富士写真フイルム株式会社 メディカルシステム事業部 
    
    
     製造販売業者の住所 : 〒106−8620 東京都港区西麻布2丁目26番30号
    
    
     製造販売業許可の種類: 第二種医療機器製造販売業許可
    
    
     製造販売業許可番号 : 13B2X90005  
    
    
     製造所の名称    : 富士フイルムテクノプロダクツ 株式会社  竹松工場
    
    
     製造業許可番号   : 14BZ000299
    
    
    
    
    
    
  4. 改修理由

    
    
    当該装置において、下記に示すような条件下でCRP(C反応性たんぱく)を測定すると、
    
    
    通常より高めの値が出力される場合があることが分かりました。(CRPは、体内に炎症等
    
    
    がある場合に血中に増加するたんぱくです。この測定結果は、通常、白血球数などと合わ
    
    
    せて総合的に診断されます。)
    
    
    解析の結果、ソフトウェア起因の不具合であることが分かりました。本不具合の発生を防
    
    
    止するため、対策ソフトウェアをインストールする改修を実施いたします。
    
    
    
    
    
    <CRP測定値が異常となる特定の条件>
    
    
    当該装置の自動希釈でCRP測定をする場合、測定順で8番目から11番目にCRPを測定
    
    
    すると、通常より高めの値が出力される場合があることが分かりました(測定結果が1r/dL
    
    
    以下の領域で約0.3r/dL程度の高値、1r/dL以上の領域で約0.5r/dL程度の高値)。
    
    
    原因はソフトウェアの不具合により、検体資料を点着したスライドが測定部に約10秒遅
    
    
    れて入る場合があり、その結果データが高値化するということが判明しました。
    
    
    尚、この問題はCRP以外の項目では発生しません。
    
    
    
    
    
    <対策(改修内容)>
    
    
    対策ソフトウェアをインストールすることにより、本不具合が発生しないようにします。
    
    
    本対策を実施するまでの間の1次処置として、お客様に当面の回避方法(使い方)を書面に
    
    
    て連絡させていただきます。
    
    
    
    
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    
    
    通常、CRPの測定は白血球数などと合わせて総合的に診断されるため、誤診にはつなが
    
    
    らないものと考えられます。これまでに本不具合の発生は1施設から報告されております
    
    
    が、それによる具体的な健康被害発生の報告は受けておりません。
    
    
    
    
    
    
  6. 改修開始年月日

    
    
     平成18年3月1日 (情報提供の開始)
    
    
    
    
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    
    
    本製品は、乾式臨床化学分析装置に属するものであり、富士ドライケムスライドを使い、
    
    
    血液、尿を分析する医用検体検査機器です。
    
    
    
    
    
    
  8. その他

    
    
    改修対象製品を納入した医療機関は全て特定しておりますので、この医療機関に担当者を
    
    
    派遣して、改修いたします。
    
    
    
    
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    
    
     担当者名:富士写真フイルム株式会社 メディカルシステム事業部 
    
    
              品証薬事部   北田 明、 z繻エ 幹三
    
    
     連絡先:TEL:(0465)85−2056  FAX:(0465)85−2093