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平成17年9月28日作成

医療機器改修の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    
    一般的名称:乳房用X線診断装置
    
    販  売  名:乳房X線撮影装置 MGU-200B形
    
    
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    
    乳房X線撮影装置 MGU-200B形(IDネームプリンタ組み込み装置)
    
    製造番号:A9592008,B0582036,D2602068,E3612077,H4552094,A5522001,A5532002
    
              A5532003,A4562001,A4572002,A4572003,A4582004,A5512005,A5522006
    
              J5A0542001,J5A0582004,J6A0562001	
    
    数  量:17台
    
    出荷時期:平成11年9月〜平成17年8月
    
    
    
    
  3. 製造販売業者等名称

    
    製造販売業者の名称  :東芝メディカル製造株式会社
    
    製造販売業者の住所  :栃木県大田原市下石上1385番地
    
    薬事の業態      :第二種医療機器製造販売業
    
    製造販売業許可番号  :09B2X00011
    
    製造所の名称       :東芝メディカル製造株式会社 
    
    製造所の住所     :栃木県大田原市下石上1385番地
    
    薬事の業態      :医療機器製造業
    
    製造業許可番号    :09BZ000136
    
    
    
    
  4. 改修理由

    
    撮影が完了した後に、IDネームプリンタのPCに異常が発生しID写し込み完了信号が
    
    出ないと、フィルムは収容されず密着板に残ったままとなります。この状態でX線照射
    
    スイッチを押してもX線インターロック状態のためX線インターロックのエラーが発生
    
    しますが、X線管装置のエージング(注)を行うためのメンテナンスモード設定スイッチ
    
    を押すとX線インターロックが解除され、二重撮影が行われるおそれがあることが分かり
    
    ました。このためフィルムが密着板にある場合は、メンテナンスモード設定スイッチを
    
    押しても撮影が行えないように、ソフトウエアの改修を実施させていただくことといたし
    
    ました。
    
    (注:エージングとはX線管装置の安定した動作と長寿命化のために行うならし試験を
    
    言う)
    
    
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    
    IDネームプリンタのPCに異常が発生しフィルムが密着板に残ったままの状態では、
    
    X線照射スイッチを押してもX線インターロックのエラーが発生するため、異常に気づく
    
    ことができます。
    
    もし操作者がX線インターロックを解除し二重撮影を行った場合は、再検査が必要となり
    
    ます。この場合被検者が受ける被曝量は、約1.5mGyであり、重篤な健康被害の
    
    可能性は低いと考えています。
    
    なお、今までに健康被害の報告は受けておりません。
    
    
    
    
  6. 改修開始年月日

    
    平成17年9月28日
    
    
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    
    本装置は乳房診断のための専用X線撮影装置です。
    
    
    
    
  8. その他

    
    納入しました医療機関は全て把握しており、対象機器に対して改善済みのソフトウエアを
    
    インストールする改修を実施します。
    
    
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    
    担当者名 :阿久津 博道
    
    連絡先  :東芝メディカル製造株式会社 品質保証部
    
          栃木県大田原市下石上1385番地 
    
          電話:0287-29-2200
    
          FAX :0287-29-2258