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平成17年9月6日作成

医療機器回収の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    
    一般名:電動式手術台
    
    販売名:プラム脳外、整形両用手術台MON21
    
    
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    
    製造番号:32220 〜 32224
    
    出荷数量:5台
    
    出荷時期:平成9年3月19日〜13年10月12日
    
    
    
    
  3. 製造販売業者名称

    
    会社の名称:株式会社竹内製作所
    
    会社の所在地:埼玉県川口市東領家4−2−12
    
    
    
    
  4. 回収理由

    
    平成17年8月16日、国内の医療施設で、手術台のテーブルトップ(臥床板)を脚側に一杯
    
    スライドして、椎間板造影中、テーブルトップが脚側に傾斜したため、患者さんが床に
    
    落下したとの報告をうけました。
    
    当該機を弊社にて、チェックしたところ、縦転フレームの溶接部が破断していました。
    
    当該品は、製造から8年が経過しており、溶接が不十分であった上、劣化が進んだため
    
    に溶接部が破断したことが分かりました。
    
    同一製造日の5台については、同一の作業者が溶接を実施しており、同様の不具合が発生
    
    するおそれを否定できないため、改修することとしました。
    
    
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    
    テーブルトップが傾斜した場合、患者さんがテーブルトップから滑り落ちる可能性を否定
    
    できず、健康被害を受ける可能性がありますが、通常、ステンレスカバーにより落下を
    
    免れると考えられます。
    
    また、手術台のテーブルトップを脚側に一杯スライドして使用するケースは、全身の透視
    
    撮影をする場合に限られます。
    
    このため、手術時は、溶接部分への負荷が軽減され、破断することはないと
    
    考えられます。
    
    以上のことから、同様の不具合が発生する可能性があるのは、全身の透視撮影に限られる
    
    ため、重篤な健康被害はないものと考えられます。
    
    尚、平成17年9月5日現在、当該事例のほかに溶接部が破断したとの報告はあり
    
    ません。又、本件を含め、健康被害の報告は受けていません。
    
    
    
    
  6. 回収開始年月日

    
    平成17年9月6日
    
    
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    
    本機は電動油圧式手術台であり、テーブルトップが上下、前後、左右方向に可動、
    
    下肢牽引装置フレームを本体に内蔵しています。一般外科、脳外科、整形外科などの
    
    手術・治療に使用されています。
    
    
    
    
  8. その他

    
    当該製品が納入された医療機関はすべて把握していますので、改修する旨を通知した
    
    上で、改修を行います。
    
    
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    
    連絡先  株式会社竹内製作所 埼玉県川口市東領家4−2−12
    
    担当者  代表取締役 竹内秀幸
    
              電話番号(直通)048−222−2663
    
              FAX 048−222−2613