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2005年4月20日作成

医療機器回収の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    
    一般的名称:歯科診査・治療用チェア
    
    販売名:クレール チェア
    
    
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    
    対象ロット(数量):35台
    
    製造番号:ACE010137、ACE010139、ACE010140、
    
         ACE010142、ACE010144〜ACE010147、
    
         ACE010149、ACE010154、ACE010155、
    
         ACE020005、ACE020006、
    
         ACE020015〜ACE020018、
    
         ACE020030、ACE020038、
    
         ACE020040〜ACE020042、
    
         ACE020050、ACE020051、
    
         ACE020075〜ACE020077、
    
         ACE020079、ACE020080、
    
         ACE020092、ACE020097、ACE020099、
    
         ACE020100、ACE030016、ACE030020
    
    出荷時期:2005年1月28日〜2005年3月4日
    
    
    
    
  3. 製造販売業者等名称

    
      製造販売業者の名称 タカラベルモント株式会社
    
      製造販売業者の住所 大阪府大阪市中央区東心斎橋2−1−1
    
      薬事の業態     第一種医療機器製造販売業
    
      製造販売業許可番号 27B1X00042
    
      製造所の名称    タカラベルモント株式会社 大阪工場
    
      製造所の所在地   大阪府大阪市西成区北津守2−6−59
    
      薬事の業態     医療機器製造業
    
      製造業許可番号   27BZ000824
    
    
    
    
  4. 回収理由

    
    (1)椅子が下降動作中、シート先端部に万一ものが当たった場合、椅子の動作を停止させる
    
    ための検出スイッチを設けていますが、その検出スイッチを入力する部品に油圧配管用の
    
    ホースが干渉し、検出スイッチが正常に作動しない製品が出荷された可能性があるため。
    
    (2)ヘッドレストの可動部品を固定しているねじの一部に、締め付けトルクが不十分な
    
    ものがあることが判明したため。
    
    
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    
    (1)回収理由の(1)に記載のように、検出スイッチが正常に作動しない場合、シート先端部に
    
    ものが当たっても動作は停止せずに最下降停止位置まで下降する可能性があります。
    
    但し、最下降停止位置におけるシート先端部と床の最小隙間が40mmあることと、
    
    シート先端部がビニルレザーで覆われていることにより、万一シート先端部に使用者
    
    又は患者の足が当たっても健康被害が発生する可能性はないものと考えます。
    
    (2)回収理由の(2)に記載のように、締付トルクが不充分なねじが一部部品のみであること、
    
    及びねじの締付が複数箇所(4箇所と6箇所)であることにより、診療に支障を来たす
    
    ようなヘッドレストのがたつきや脱落の可能性はないため、健康被害が発生することは
    
    ないものと考えます。
    
    なお、上記いずれの不具合とも今までに健康被害などの報告はありません。
    
    
    
    
  6. 回収開始年月日

    
    平成17年4月18日
    
    
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    
    本製品は、歯科診療に使用する電動式の患者用治療椅子で、患者が歯の診察又は治療の
    
    ために椅子に着座し、施術者にとって患者が最適な診療位置になるよう、椅子の昇降及び
    
    背もたれのリクライニングなどの機能を提供するものです。
    
    
    
    
  8. その他

    
    当該製品の納入先については全て把握していますので、納入先医療機関及び販売会社など
    
    に出向き修理する方法で改修を実施します。
    
    当該ロット以降に生産した製品については、配管用のホースを検出スイッチに干渉しない
    
    場所に移動し固定する対策を講じていること。また、ヘッドレスト可動部品固定用の一部
    
    ねじの締め付けトルクの不具合については、締め付けトルクの管理と締付力の強いねじへ
    
    の変更及びねじ部への緩み防止剤の塗布などの対策を講じていますので、不具合が発生
    
    する可能性はありません。
    
    
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    
    連絡先:タカラベルモント株式会社 大阪工場
    
    担当者:品質確保部 増田 純一、曵田 工
    
    TEL:06−6562−7131
    
    FAX:06−6567−2844