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平成16年4月16日作成
医療用具回収の概要
(クラスII)
一般的名称:コンピューテッドラジオグラフ 販売名:富士コンピューテッドラジオグラフィ CR−IR 346型 (CR−IR 346CL)
回収数量: 13台 製造番号: 16620292,16720403,17020798,17020835,17221175, 26421570,26721872,26922002,27222286,36222495, 36422723,36622846,37223125 製造年月:平成13年6月〜平成15年12月
会社の名称 :株式会社 エフ・アイ・ティ 本社の所在地 :岩手県花巻市北湯口第2地割1番地3 製造所の名称 :株式会社 エフ・アイ・ティ 製造所の所在地:岩手県花巻市北湯口第2地割1番地3 薬事の業態 :医療用具製造業 業許可番号 :03BZ0010
海外の医療機関からの連絡により、弊社の富士コンピューテッドラジオグラフィの 画像処理装置の一部に、「DICOM」という通信規約に則った画像データを送る 機能の内、「画素間の距離」について、ソフトウェアの不具合により、不正確な値 を送り出していることが解りました。 なお、この「画素間の距離」情報は、X線画像から該当部分の長さを計測する時に使 用することがあり、実際の長さに対してこのデータ(Imager Pixel Spacing [グループ番号=0018,要素番号=1164])を使って計測をすると25%〜66%に小さく 表示される事がわかりました。 現在の所、医療機関からの報告は海外から1件だけですが、同様の不具合を防止する ため、対象機器を改修することと致しました。
DICOM上で「画素間の距離」のデータ(Imager Pixel Spacing[グループ番号 =0018,要素番号=1164])を使って長さ計測をした場合には、 実際の長さに対して25%〜66%に小さく表示されますが、数値が大幅に小さくなる ことから、この不具合は容易に気付く内容であり、重篤な健康被害を起こす事は まず考えられません。 なお、国内外において本不具合による健康被害の報告はありません。
平成16年4月16日(情報提供の開始)
本製品の画像処理ユニット(CR-IR 346 CL)は、読取ユニットから転送された 画像データに対して、診断用画像処理を行い電気信号を出力する装置で、医師若 しくは診療放射線技師等が使用します。 装置は、読取ユニット、画像処理ユニット等から構成されます。
回収対象品を納入した医療機関は全て特定しておりますので、改良ソフトウェア が出来次第、この医療機関に担当者を派遣させて、改修致します。 改修内容は、正しいデータが送り出せるようにソフトウェアの変更を致します。
連絡先: 富士写真フイルム株式会社 R&D統括本部 機器開発生産本部 品質保証部 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 TEL 0465−85−2091 FAX 0465−85−2093 担当者 部長 植草 正 製造元 株式会社 エフ・アイ・ティ 岩手県花巻市北湯口第2地割1番地3 TEL 0198−27−4444(代) 内線240 FAX 0198−27−4441 担当者 品質保証グループ 部長 古川 伸一