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平成16年4月16日作成
医療用具回収(改修)の概要
(クラスII)
一般的名称:その他の医用X線CT装置 販売名 :歯顎顔面用コーンビームX線CT装置CB MercuRay
製造番号:下記 KNT4006 KNT4018 KNT4030 KNT4031 KNT4032 KNT4034 KNT4036 KNT4039 KNT4055 KNT4057 数 量:10台 出荷時期:2003年1月24日 〜 2004年3月18日
会社の名称 :株式会社 日立メディコテクノロジー 本社所在地 :千葉県柏市小青田17番地7 薬事の業態 :医療用機械器具の製造、販売及び修理 資本金 :5000万円 従業員 :119名 製造所の名称 :株式会社 日立メディコテクノロジー柏事業所 製造所の所在地:千葉県柏市小青田17番地7 業許可番号 :12BZ0116
お客様に納入致しました装置で、CTスキャン中に被検者が動いたことにより衝突防止用安全装置 が作動し、装置が停止いたしました。その後、再度CTスキャンを行ったところ、スキャン後のデ ータ保存動作中にソフトウェアが停止し、同時に装置制御用のパソコンがフリーズいたしました。 その際、CTスキャン時のデータが保存されていないことが判明し、システムの再起動を行い再々 度のCTスキャンを行いましたが、同一不具合が発生し、撮影約2回半分の無効被ばく(36.0mGy) が発生いたしました。 調査の結果、ソフトウェアのプログラミング不良によるものと判明いたしましたので、ソフトウェ アの回収(改修)を行います。
再度、検査を行った場合、今までの被ばくとあわせて約50mGyの被ばくになりますが、この数値は 通常の医科用頭部用X線CT装置での撮影1回分(約40mGy)より若干多い程度であり、患者さん への健康被害の可能性は低いと考えております。 なお、今現在、本件による健康被害の報告は受けておりません。
2004年4月14日(情報提供の開始日)
この装置は、歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科及び外科等において、被験者の顎部を中心とする頭部を 撮影し、再構成を行い断層像を表示させ診断することを目的としています。
対象医療機関等の名称と所在地は全て把握済です。当該の施設に対しては、当社が契約しているサ ービス会社を通じて注意喚起文書を配布します。後日、改善したソフトウェアをインストールする 対策を改修として実施させて頂きます。
連絡先 1) 名 称:株式会社 日立メディコテクノロジー柏事業所 2) 所在地 :千葉県柏市小青田17番地7 TEL (04)7131-4192 FAX (04)7132-4720 3) 担当者 :所長 清水 宏