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平成 16 年 9月 1日作成
平成 16 年 10月 13日修正(*)

医療用具回収の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    一般的名称:持続的胸腔ドレナージ
    販売名    : ハマサーボドレイン2000
    (本体に接続する専用の排液ボトル)
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    排液ボトル 形式 MP500、MP1000、MP2000の3タイプ
    平成11年8月から平成14年3月までの製造(製造月日表示)
    製造月日番号: 11.8.26〜14.3.31
    平成14年4月から平成14年11月までの製造(ロット番号表示)
    ロット番号:068040、260140、652140、264140、066140、068140、260240、852240
    
    出荷数量:  *228,909 本
    
    出荷時期:*平成11年 9月 10日〜平成 15年 2月 3日
    
    
  3. 製造業者等名称

    会社の名称    : 浜医科工業株式会社
    本社所在地    : 東京都文京区湯島2-16-11
    製造所の名称  :浜医科工業株式会社
    製造所の所在地:埼玉県さいたま市中央区新中里5-22-2
    
    
  4. 回収理由

    排液ボトルと吸引器本体を接続する排液ボトル側コネクターが、接着剤の溶剤により
    経年的に劣化しクラックが進行し強度不足を起こし破損した事例がありました。
    同様の製造方法で製造された製品で同様の不具合の発生を否定できないことから
    自主回収を実施することにしました。
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    本不具合は、接着剤の溶剤による経年的な劣化により強度不足となり、点検時に吸引器
    とチューブで接続した状態で排液ボトルを動かしたとき破損したものです。本吸引器は医
    療機関向けの装置で、当該個所が破損した場合、リークアラームの表示とアラーム音の
    鳴動があるので、医療従事者が直ちに排液ボトルの交換等の処置が行えます。
    また、劣化によるクラックが破損に至らない場合であっても吸引中の吸引圧モニターを
    確認することにより早期に異常の発見が可能であることから、重篤な健康被害には
    至らないと考えられます。
    なお、今までに健康被害の報告はありません。
    
    
  6. 回収開始年月日

    平成 16 年 8 月 30 日
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    開胸手術後の胸腔低圧持続吸引と消化器内の吸引に使用される。
    
    
  8. その他

    吸引器本体の全ての出荷先を把握しており、販売代理店及び病院に文書で通知し、
    当該製造期間の製品の使用中止と回収を行います。
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    連絡先   浜医科工業株式会社    埼玉県さいたま市中央区新中里5-22-2
    担当者    開発生産部  佐藤嘉朗
    電話番号(直通)    048−822−7661
    FAX          048−822−7680