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2004年7月23日作成

医療用具回収(改修)の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    (1)一般名:外科用X線装置
       販売名:BV25シリーズ もしくはBVシリーズ
    
    (2)一般名:外科用X線装置
       販売名:外科用X線テレビ装置 BV25E
               もしくは外科用X線テレビ装置 BV25シリーズ
    
    (3)一般名:外科用X線装置
       販売名:外科用X線テレビ装置BV29
               もしくはモービルイメージングシステム BV2シリーズ
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    (1)販売名:BV25シリーズもしくはBVシリーズ
       対象ロット:すべての装置
       数量: 461 台
       出荷時期:1984年6月から1996年10月 
    
    (2)販売名:外科用X線テレビ装置 BV25Eもしくは外科用X線テレビ装置 BV25シリーズ
       対象ロット:すべての装置
       数量: 200台
       出荷時期:1988年2月から2001年12月
    
    (3)販売名:外科用X線テレビ装置BV29もしくはモービルイメージングシステム BV2シリーズ
       対象ロット:すべての装置
       数量: 107台
       出荷時期:1991年7月から2002年9月
    
    
  3. 製造業者等名称

    輸入販売業者
    営業所の名称: フィリップスメディカルシステムズ株式会社
    営業所の所在地:東京都港区港南2−13−37 フィリップスビル
    医療用具輸入販売業の許可番号: 13BY6087
    許可日:平成16年4月26日
    製造元:フィリップスメディカルシステムズ ネーデルランド B.V (オランダ)
    
    
  4. 回収理由

    製造元からの情報によると,モービルイメージングシステム BV2シリーズにおいて、
    Cアームの上下動ができなくなる故障が発生しました。
    調査したところ、装置内部の支柱固定用ネジが脱落していることが判明しました。
    これは過去20年で2例目、いずれも国外での発生です。
    製造元では発生の可能性が極めて低いものの、同様の機械的構造を有する類似の装置も
    含めてネジ緩み防止の対策を施すよう輸出先に指示しました。
    弊社では製造元の指示どおり対策を実施することとしました。
    ( Cアーム:X線発生装置とイメージインテンシファイアが取り付けられた
    部分でC型である。検査の際、患者様はC型のアーム中央部に位置する。)
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    ネジ脱落で装置のCアームは上下できなくなります。Cアームが下がってくることは
    無いので、万一、使用中に故障したとしても患者様や操作者に危害が
    加わることはありません。
    また、Cアームの左右方向のストッパがきかなくなり、振れが大きくなることがあります。
    故障装置を移動する際には通常の装置の移動手順に従い、Cアームを中央の位置にして
    ゆっくりと動かしますがCアームの横揺れで周辺にぶつかる可能性があります。
    なお、これまで国内外で健康被害の発生はありません。
    
    
  6. 回収開始年月日

    2004年7月6日(情報提供開始)
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    (1)販売名:BV25シリーズ もしくはBVシリーズ
       本装置は外科用X線装置である.可動型透視機能付X線装置であり主として
       整形外科用あるいはバイオプシー検査等のモニタ用に使用されるものであり、
       もっぱら透視時のビデオ画像メモリー装置を外部記憶装置として使用する。
    
    (2)販売名:外科用X線テレビ装置 BV25E
               もしくは外科用X線テレビ装置 BV25シリーズ
       本装置は外科用X線装置である.可動型透視機能付X線装置であり主として
       整形外科用あるいはバイオプシー検査等のモニタ用に使用される。
       もっぱら透視および画像メモリー装置を組み込んでデジタル撮影あるいは
       画像記録用として用いられる。
    
    (3)販売名:外科用X線テレビ装置BV29
               もしくはモービルイメージングシステム BV2シリーズ
       本装置は可動型、デジタル画像処理機能(オプション)付X線透視撮影装置であり、
       主として整形外科用に使用される他インターベンショナル技法にも使用される。
    
    
  8. その他

    対象医療機関の名称と所在地は全て把握しております。
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    連絡先:フィリップスメディカルシステムズ株式会社  品質システム管理部
            東京都港区港南2丁目13番37号 フィリップスビル
            電話:03-3740-3213 
    担当者:山田清秋