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平成16年6月23日作成

医療用具回収の概要

(クラスII)




  1. 一般名及び販売名

    一般名:輸液ポンプ
    販売名:自動輸液ポンプ FP−970
    承認年月日:平成15年1月9日
    承認番号:21500BZZ00031000
    
    

  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    対象ロット(製造番号)
     7040001〜7040017、7040020〜7040067
     7040069〜7040122、7040499〜7040506
     7040510〜7040547、7040549〜7040587
     7040589〜7040599、7040601〜7040628
     7040631〜7040637、7040639〜7040726
    出荷時期:平成16年1月20日〜平成16年4月28日
    回収対象数量:338台
    
    

  3. 製造業者等名称

    製造業者の名称:株式会社 テクトロン
    製造業者の所在地:大阪府堺市深井清水町3576番地
    製造業許可番号:27BZ1155
    
    

  4. 回収理由

    当該輸液ポンプは、薬液の終了(液切れ)警報の手段として落滴センサーと気泡センサーを装備しております。
    落滴センサーにつきましては、使用の有無を選択できるようになっております。
    今般、ある医療機関において落滴センサ−を使用せず、輸液を行っていたところ液切れ状態がポンプを
    通過後も気泡警報を発しないという事例が寄せられました。
    発生原因につきましては、チューブを挟む気泡センサーの隙間が狭くなっていた為、注入量設定値が30ml/hr以下の場合で、
    薬液の粘度が高い時にチューブ内に液溜まりが生じ、センサーが気泡を検知せず、警報が鳴らないことが原因と判明しました。
    本品では、落滴センサーを接続して使用すれば、薬液の終了(液切れ)は確実に警報される為、
    健康被害の発生は極めて少ないと考えておりますが、同様の事象発生の可能性が否定できない為、
    該当ロットの自主回収を行うこととしました。
    
    

  5. 危惧される具体的な健康被害

    本製品は、薬液の注入の目的で使用する機器であり、輸液ポンプ本体、落滴センサーから構成されています。
    今回、特定条件下で気泡=液切れ警報が働かないということが発生しましたが、落滴センサーを使用することで
    確実に液切れを検知・警報・輸液停止できることの理由により、健康被害につながる可能性はないと判断しております。
    尚、現時点で健康被害の報告はありません。
    
    

  6. 回収開始年月日

    平成16年6月22日
    
    

  7. 効能・効果又は用途等

    薬液の注入
    
    

  8. その他

    納入先は全て特定されており、納入した販売代理店及び医療機関に対して回収を行う旨を電話、
    訪問又は文書により連絡し、当該製品の回収を行います。
    
    

  9. 担当者名及び連絡先

    連絡先:株式会社 テクトロン
        〒599−8273
        大阪府堺市深井清水町3576番地
        TEL 072−277−6438
        FAX 072−270−1581
        E-mail tectron@mb1.kisweb.ne.jp
    担当者名:太田建三 菊池秀和