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平成16年6月8日 作成
医療用具回収の概要
(クラスU)
一般名: 輸液ポンプ 販売名: 大塚輸液ポンプ OT-707、 及び 大塚輸液ポンプ OT-707G
OT-707 ロット番号: 製造番号30101〜30650 出荷数量: 550台 出荷時期: 平成16年3月10日〜平成16年5月11日 OT-707G ロット番号: 製造番号30101〜30150 出荷数量: 50台 出荷時期: 平成16年3月11日
会社の名称: 株式会社 メテク 本社所在地: 東京都板橋区舟渡1−7−3 製造所の名称: 株式会社 メテク 埼玉工場 製造所の所在地:埼玉県川越市芳野台1−103−66
今回、医療機関で当該製品を使用し、輸液していた患者さんに、薬液流量が確保できず、 薬液の投与不足という事象が発生しました。(患者さんへの健康被害はありませんでした。) 当該製品を確認したところ、薬液を送り出す部分の閉塞センサーが輸液チューブを長期的に押し付けていたために、 チューブが変形し、つぶれた状態になり、適正な流量が確保できなくなったためであることが判明いたしました。 ついては、構造的にチューブが変形せず、かつ、つぶれずに適正な流量が確保できる閉塞センサーを組み込んだ送液部品と交換いたします。
当該製品の添付文書及び取扱説明書の冒頭には、警告として、輸液中の輸液状態(輸液の減り具合、点滴の落下状態)を 定期的に巡回時等で確認するように記載しており、これが実行されれば、健康被害の可能性はありません。 また、当該製品の制御方式には、滴下数制御方式と回転数制御方式がありますが、 本事象は、回転数制御方式の場合のみに発生し、同方式での使用を一時控えていただくよう、情報提供をしています。 なお、現在まで本事象の発生による健康被害の報告はありません。
平成16年5月28日
薬液を患者に輸液するのに使用する。
納入先はすべて特定されており、納入した医療機関に対して回収(改修)を行う旨を電話、 訪問または文書により連絡し、当該製品の回収(改修)を行います。 今回の事象は、ポンプ部の薬液を送り出す部分の一部が原因であるため、回収(改修)方法は、 医療機関または販売元での送液部品の交換となります。
連絡先 株式会社メテク 埼玉工場 埼玉県川越市芳野台1−103−66 担当者 白武 賢治 近藤 行雄 電話番号(直通) 049−223−0241 FAX 049−224−0173 以上