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2004年3月15日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


一般的名称:血液凝固分析装置
販売名:
血液凝固自動分析装置 ACL Futura PLUS
血液凝固自動分析装置 ACL Advance
血液凝固自動分析装置 ACL Futura

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


1)血液凝固自動分析装置 ACL Futura PLUS
機体番号:
80801046,80801047,80801048,80801050,80801051,80901064,
00701384,00701385,00701386
出荷台数:9台
出荷時期:平成8年10月26日〜平成13年1月5日

2)血液凝固自動分析装置 ACL Advance
機体番号:
02050345,02080407,02080415,03010516,03010519,02010528,
03030560,03030561
出荷台数:8台
出荷時期:平成14年9月18日〜平成16年1月20日

3)血液凝固自動分析装置 ACL Futura
機体番号:
60400238,60500263,60600283,60600284,60700320,60800338,
60900365,70100475,70100476,70400599,70400601,70500556,
70500629,70500645,70600663,70600664,70600665,70600667,
70600668,70600669,70700685,70700686,70700687,70800706,
70900683,70900727,70900751,71000775,71000776,71000777,
71000778,71100801,71100802
出荷台数:33台
出荷時期:平成8年3月24日〜平成11年9月30日

3. 製造業者等名称


輸入先製造業者名:Instrumentation Laboratory(米国)
輸入販売業者名:株式会社三菱化学ヤトロン
住所:東京都千代田区東神田一丁目11番4号
営業所の名称:株式会社三菱化学ヤトロン
住所:東京都千代田区東神田二丁目1番11号 第一坂本ビル
許可番号:13BY6110

4. 回収理由


 ソフトウェアの不具合に起因して、PT(プロトロンビン時間)とAPTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)を測定中に新たな検体を追加すると、そのタイミングにより試薬プローブの洗浄が行なわれない場合があり、その際には試薬のキャリーオーバーが発生し、APTTの測定値が影響を受ける可能性があるとの情報を、輸入先製造業者から入手しましたので、改修(輸入先製造業者が作成配布する改良ソフトウェアのインストール)を行います。

5. 危惧される具体的な健康被害


  当該不具合が発生した場合、血液凝固測定結果が適切に得られない恐れがありますが、測定結果は検査技師、医師によって確認された上で他の検査、診察結果とあわせて診断に用いられますので、健康被害を引き起こす可能性はほとんどないものと思われます。
 なお当該製品は1995年から製造され全世界で約2200台使用されており、現在まで海外において当該不具合の発生報告が2件ありますが、健康被害を受けたとの報告はありません。また日本国内での当該不具合及び健康被害の報告はありません。

6. 回収開始年月日


平成16年3月12日(情報提供の開始)

7. 効能・効果又は用途等


 血漿の凝固時間や複合因子、欠乏因子、ヘパリン等の血液凝固に関する項目をクロット、ラテックス、アブソーバンス・チャンネルにて測定する血液凝固自動分析装置です。

8. その他


 納入した医療機関等は全て特定しておりますので、各納入先に速やかに情報提供を行い、改良ソフトウェアが輸入先製造業者から送られ次第順次、改修(改良ソフトウェアのインストール)を実施致します。

9. 担当者名及び連絡先


株式会社三菱化学ヤトロン 薬事部 相浦眞人
東京都千代田区東神田二丁目1番11号
TEL:03-3862-1764
FAX:03-5820-0996