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    令和 2年12月 3日作成
    

    医療機器患者モニタリングの概要

    (クラスI)

  1. 一般的名称及び販売名

  2. 一般的名称: 自動植込み型除細動器
    販売名  : S-ICDパルスジェネレータ
    
    
  3. 対象ロット、数量及び出荷時期

  4. モデル:A209
    シリアル:105118 107001 109935 110448 110930 111418 111532 111969 112133 112312
         112429 112816 113015 114312 114700 116022 117494 117566 117603 117621
         117662 117670 117672 117686 117698 117835 117836 117838 117932 118041
         118187 118301 118373 118416 118420 118492 118493 118521 118545 118548
         118624 118670 118674 118800 118985 119016 119093 119150 119176 119182
         119194 119197 119206 119381 119600 119659 119666 120066
    
    
    モデル:A219
    シリアル:203403 203605 206007 206042 206409 206439 210763 210830 210845 211780
         212093 214570 214599 214626 214627 214631 214633 214639 214643 214644
         214646 214655 214685 214798 214873 215317 215365 215369 215391 215470
         215483 215576 215692 215697 218076 218110 218140 218262 218370 218719
         219404 219409 219675 219808
    
    
    出荷数量:102台
    出荷時期:平成28年1月27日〜平成30年2月23日
    
    
  5. 製造販売業者等名称

  6. 製造販売業者の名称 : ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社
    製造販売業者の所在地: 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス
    許可の種類     : 第一種医療機器製造販売業
    許可番号      : 13B1X00043
    製造元の名称及び国名:ボストン・サイエンティフィック コーポレーション、米国
    
    
  7. 患者モニタリング理由

  8. S-ICDパルスジェネレータ(以下、S-ICDと記載)において、除細動治療に関連して電気的過負荷による
    ヘッダ内部部品の損傷が発生した事象(以下、本事象)が、全世界で6件確認されました。海外製造元に
    おける調査の結果、特定の時期に製造されたS-ICDの一部において、ヘッダの製造工程におけるばらつき
    に起因して、経時的にヘッダ部分に微細な間隙が形成され、間隙からの水分の侵入によって除細動治療中
    に回路の損傷を引き起こす可能性が確認されました。
    
    本事象が発生した場合、必要な除細動治療ができない可能性が完全には否定できないため、本事象が
    発生する可能性のあるS-ICDが植込まれている患者様について、医療機関に対して治療方針の確認及び
    定期的なフォローアップの実施をお願いすることといたしました。
    
    なお、本事象が発生する可能性がある製品は、上記の期間に出荷された製品の一部となります。
    現在流通し、今後新たに植込まれる製品においては当該事象が発生する可能性はございません。
    
    
  9. 危惧される具体的な健康被害

  10. 電気的過負荷によるヘッダ内部部品の損傷が発生した場合、除細動治療を送出できなくなることによって
    不整脈治療が行われず、重篤な健康被害に至る可能性を完全には否定できません。
    しかしながら、現時点までに海外で本事象が発生した6件においては医師の判断によってS-ICD交換が行われ、
    健康被害には至っておりません。
    国内において本事象の発生は報告されておりません。
    なお、S-ICDに不具合が発生している場合は、プログラマあるいはLATITUDE遠隔モニタリングシステムで
    S-ICDと通信できない事象や、エラーまたはアラートの発生によって検知できます。
    
    
  11. 患者モニタリング開始年月日

  12. 令和2年12月3日
    
    
    
  13. 効能・効果又は用途等

  14. 本パルスジェネレータは、心室性頻拍性不整脈による心臓突然死の危険性の高い患者に適用される
    植込み型除細動器(ICD)である。本パルスジェネレータは、皮下植込み型電極(リード)と併用
    することにより心電図(ECG)を監視し、頻拍を検出する。頻拍を検出した場合には、除細動機能
    により除細動ショック治療を行う。
    ただし、症候性徐脈、抗頻拍ペーシングが有効な心室性頻拍性不整脈が自発的かつ頻回に発現する
    患者を除く。
    なお、本装置にはMRI保護モードを有するモデルが含まれており、MRI使用条件に適合する場合のみ
    限定的にMRI検査を行うことが可能となる機器である。
    
    
  15. その他

  16. 本製品の出荷先についてはすべて把握しているため、医療機関に情報提供を行うと共に、
    植込まれた患者様に対するフォローアップをお願いしております。
    
    
  17. 担当者及び連絡先

  18. 担当者 : 信頼性保証本部 長倉悠太、武田邦子
    連絡先 : ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社
          東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス
    電話番号: 03-6853-7090
          (患者様専用)0120-033-686
    FAX番号 : 03-6853-7380
    患者様専用回線:月〜金9:00〜17:00(祝日・弊社休業日除く)