閉じる |
平成30年12月10日作成 平成31年 2月18日訂正(*)
一般名及び販売名
一般的名称: (1)(2)X線CT組合せ型SPECT装置 販売名 : (1)シンビアT (2)シンビアT6/T16
対象ロット、数量及び出荷時期
販売名 : シンビアT 製造番号: 1016,1020,1022,1025,1027,1047,1054,1067,1068,1075, 1080,1081,1086,1089,1089,1116,1124,1125,1126,1129, 1132,1136,1137,1151,1160,1161,1201,1205,1228,1230, 1233,1240,1245,1286,1298,1300,1302,1304,1347,1357, 1385,1392,1406,1417,2002,2010,2013,2015,2015,2016, 2018,2020,2020,2021,2022,2023,2031,2084,2087,2105, 2119,2130,2136,2137,2138,2144,2154,2156,2169,2171, 2171,2173,2194(*) 数量 : 73台(*) 出荷時期: 平成18年9月から平成30年11月(*) 販売名 : シンビアT6/T16 製造番号: 1004,1010,1016,1018,1020,1021,1023,1024,1039,1040, 1042,1065,1074,1074,1081,1082,1087,1091,1092,1097, 1117,1125,1130,1133,1144,1147,1148,1148,1154,1162, 1163,1165,1174,1175,1177,1188,1191,1196,1201,1204, 1213,1218,1220,1224,1226,1251,1252,1254,1256,1258, 1260,1265,1266,1267,1271,1279,1287,2006,2013,2016, 2023,2035,2042,2053,2053,2054,2055,2118,2126,2127, 2130,2131,2141,2182,2183,2203,2204,2212(*) 数量 : 78台(*) 出荷時期: 平成19年5月から平成30年12月(*) 合計 : 151台(*)
製造販売業者等名称
製造販売業者の名称 : シーメンスヘルスケア株式会社 製造販売業者の所在地: 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー 許可の種類 : 第一種医療機器製造販売業 許可番号 : 13B1X00086 輸入先製造業者名: SIEMENS Medical Solutions USA Siemens Shanghai Medical Equipment Ltd,
改修理由
輸入先製造元で定期的に実施される現場点検において、P.A.(posterior-anterior:後→前)トポグラムまたは A.P.(anterior-posterior:前→後)トポグラムに基づく頭部スキャンで、CARE Dose4Dアルゴリズムによる管 電流の算出結果が不正確になることが確認されました。その結果、稀にではありますが、頭蓋骨の幾何学的形状 によっては、不適切な線量分布が算出される場合もあり、その際にはCARE Dose4Dソフトウェアにより頭蓋骨の 最上部に最大管電流が選択され、不要なX線照射が行われるおそれがあります。 当該事象はP.A./A.P.トポグラムを使用した場合に特有のものであり、LAT(側方)トポグラムを使用した場合には 発生しないことを確認いたしました。そのため頭部スキャンにおいては、その手法を問わず、LAT(側方)トポグ ラムを使用することが現在の最善策となります。 輸入先製造元は検証の結果、上記の事象はソフトウェアに依存して事象が発生する可能性があることが判明して おり、弊社は対策が施されたソフトウェアバージョンへのインストール作業を改修として実施致します。
危惧される具体的な健康被害
稀な場合となりますが、頭蓋骨の幾何学的形状によっては、不適切な線量分布が算出される場合もあり、その際 にはCARE Dose4Dソフトウェアにより頭蓋骨の最上部に最大管電流が選択され、不要なX線照射が行われるおそれ があります。なお、トポグラムを撮影した際の画面表示において撮影されたスキャンレンジ範囲で算出された mAsプロファイル(= 線量プロファイル)が画面の左側に表示され、顕著な形状を示す状態で線量分布が表示され ることでCARE Dose4Dアルゴリズムが正しく機能していないことの判断が可能となります。また、装置の使用は 医療従事者により実施されており添付文書の使用上の注意に記載されているように、装置の詳細な操作方法及び 使用方法は取扱説明書を参照のうえで操作の訓練を受けてから行い、熟練した機器の使用者が使用しておりま す。 従いまして、検査毎に線量分布図を確認の上で検査を開始しているため当事象が原因となり重篤な健康被害が発 生する可能性は無いと考えます。 なお、国内外に於いて当事象に起因する健康被害及び不具合の報告はありません。
改修開始年月日
平成30年12月10日 情報提供の開始
効能・効果又は用途等
患者に投与した放射性医薬品の体内における分布をガンマ線検出器を用いて体外から検出した画像情報、当該患 者に関する多方向からのX 線透過信号をコンピュータ処理した再構成画像及びこれらの画像を重ね合わせた画像 を作成し、診療のために提供します。
その他
対象装置の納入先は全て当社に於いて把握しています。 納入先にご通知の上、改修を行います。
担当者及び連絡先
担当者 : ダイアグノスティックイメージング事業本部 分子イメージング事業部 川野 輝喜 品質部 塩見 典宏 小林 伸一 連絡先 : シーメンスヘルスケア株式会社 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー 電話番号: 03-3493-5128/03-3493-5178 FAX番号 : 03-3493-7491