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平成29年 4月28日作成
一般的名称及び販売名
一般的名称: 放射性医薬品合成設備 販売名 : FDG自動合成装置 IBA-1
対象ロット、数量及び出荷時期
対象ロット:170202 数量:(IFPキット)20キット 出荷年月日:平成29年4月20日
製造販売業者等名称
製造販売業者の名称 : セティ株式会社 製造販売業者の所在地: 東京都千代田区霞が関三丁目6番7号 霞が関プレイス 許可の種類 : 第一種医療機器製造販売業 許可番号 : 13B1X10019
回収理由
本装置は、合成に必要な試薬類を装着したIFPキットを合成装置本体に取り付けて、放射 性薬剤(注射液)を自動的に合成します。当該ロットのIFPキットの一部であるプレート の強度が不十分であったために、装置が自動合成を行っている過程でプレートがゆがみ、 プレートと試薬バイアルとの間にすき間が生じることにより、液漏れが発生する可能性 があるとの報告を製造元より受けましたので、対象となるIFPキットの自主回収を実施する ことといたしました。
危惧される具体的な健康被害
合成した注射液は、品質検定に合格したもののみを臨床に使用します。 万が一、当該不良に気付かずに合成した注射液は、液漏れによる容量不足および比放射能 規格値に満たないため、品質検定に合格せず、患者に投与される可能性はないため、 重篤な健康被害の発生はないと考えます。 また、現在のところ本件に関する健康被害の報告は、国内外ともに受けておりません。
回収開始年月日
平成29年4月26日
効能・効果又は用途等
FDG・PET検査において、悪性腫瘍の診断におけるグルコース代謝異常の評価、心筋のグル コース代謝能の評価、てんかん発作焦点のグルコース代謝異常領域の確認に用いる放射性 薬剤[18F]FDGを合成する目的で使用する。
その他
回収対象となるIFPキットは、単回使用であり、合成ごとに1キット使用されます。 当該ロットの出荷および使用状況を調査した結果、対象ロットは、弊社の技術担当者が 設置施設にて行う合成トレーニングのために出荷し、使用されたものであり、臨床には 使用されていないことを確認しております。
担当者及び連絡先
担当者 : 薬事・品質管理課 片岡 洋美 電話番号: 03-5510-2685 FAX番号 : 03-5510-0134