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    平成22年 3月 1日作成
    

    医療機器改修の概要

    (クラスII)

  1. 一般名及び販売名

  2. 一般的名称: 蛋白質分析装置
    販売名  : 免疫反応測定装置 CRP‐3100 セルタックケミ
    
    
  3. 対象ロット、数量及び出荷時期

  4. 対象製品名:CRP‐3100
    数量   :1642台
    製造番号 :00002〜00010、00012〜00046、00048〜00065、00067〜00097、00099〜00110、00112〜00146、
          00148〜00200、00202〜00257、00259〜00366、00368〜00373、00375〜00401、00403、
          00405〜00423、00425〜00439、00441〜00465、00467〜00470、00472〜00477、00479〜00502、
          00504〜00594、00596〜00603、00605〜00612、00614〜00664、00666〜00690、00692〜00726、
          00729〜00744、00746〜00892、00895〜00900、00902〜00934、00936〜00941、00943〜00977、
          00979〜01059、01062〜01276、01278〜01286、01288〜01364、01366〜01680  
    出荷時期 :平成18年2月8日 〜 平成22年2月23日
    
    
  5. 製造販売業者等名称

  6. 製造販売業者の名称 : 日本光電工業株式会社
    製造販売業者の所在地: 東京都新宿区西落合1-31-4
    許可の種類     : 第一種医療機器製造販売業
    許可番号      : 13B1X00206
    製造業者の名称   : 日本光電富岡株式会社
    製造業者の所在地  : 群馬県富岡市七日市486
    
    
  7. 改修理由

  8. 本装置は、CRP値を全血測定又は血漿(血清)測定の両方式で測定できます。この度、本装置をお使いの医療機
    関から、全血測定のCRP値が、血漿(血清)測定の場合に比べ、高い傾向にあるとの報告をいただきました。
    調査の結果、血液の状態によっては、本装置で使用する溶血試薬のpHが高い場合に溶血にむらが生じ、計測誤差
    につながる恐れがあることが分かりました。なお、血漿(血清)測定の場合、及び全血測定でも前希釈モードで測
    定する場合には問題ありません。
    このため、溶血試薬のpH値を変更した改善品と交換する改修を行うこととしました。
    
    
  9. 危惧される具体的な健康被害

  10. 現象が発生した場合、CRP値が低濃度域では、実際よりも高いCRP値となり、本装置の精度±20%を越えて
    しまう場合があります。
    計測誤差の程度は、血液の個体差により異なりますが、低濃度域(1mg/dL以下)で+0〜+0.5mg/dL程度であり、
    診断に悪影響を及ぼすほどの誤差ではありません。
    また、疾病の診断は本装置の測定値のみではなく、その他の検査結果や患者様の状況を総合的に考慮して行われ
    るため、重篤な健康被害を生じる可能性はないと考えます。これまでに当該事象に関わる健康被害の報告はあり
    ません。
    
    
  11. 改修開始年月日

  12. 平成22年3月1日
    
    
    
  13. 効能・効果又は用途等

  14. 本装置は、免疫反応によって生じる特異的蛋白質を、ラテックス免疫反応を用いて同定する自動化された専用装
    置です。
    
    
  15. その他

  16. 対象となる1642台について納入した医療機関等は全て把握できておりますので、納入いたしました医療機関
    等に対して改修する旨を通知し、当該品の溶血試薬を対策品と交換する改修を行います。
    
    
  17. 担当者及び連絡先

  18. 担当者 : 品質管理統括部 川崎 隆幸、川渕 貴
    連絡先 : 日本光電工業株式会社 東京都新宿区西落合1-31-4
    電話番号: 03-5996-8020
    FAX番号 : 03-5996-8089