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2001年1月15日作成

医療用具回収の概要
(クラスIII

 

1. 一般名及び販売名


一般的名称 : 遠隔操作式X線透視撮影台
販 売 名 : 胃集検用透視撮影台 TU−MA5N

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


数量 : 209台
製造番号 : SX15195401〜SX18874903
出荷時期 : 1994年11月〜1999年12月

3. 製造業者等名称


会社の名称 : 株式会社 日立メディコ
本社所在地 : 東京都千代田区内神田1-1-14(日立鎌倉橋別館)
薬事の業態 : 医療用具の製造業、修理業、販売業及び輸入販売業
資 本 金 : 138億8400万円
従 業 員 : 2439人
製造所の名称 : 株式会社 日立メディコ 大阪工場京都分工場
製造所の所在地 : 京都久世郡久御山町大字市田小字北浦58
業許可番号 : 26BZ0230

4. 回収理由


 本透視撮影台の機能には被検者を載せた状態で天板を起したり、倒したりする“起倒”動作があります。この“起倒”動作を行っているモータ駆動回路のヒューズが断線した状態で、“起倒”スイッチを起方向または、倒方向に操作すると、モータは駆動せずに、ブレーキ回路が解除されるため、負荷荷重がアンバランス状態にある場合のみ、逆傾斜方向(頭が下がる方向)に天板が動くおそれがあるため、改修を実施することに致しました

5. 危惧される具体的な健康被害


 モータ駆動回路のヒューズは、電気的過負荷の場合に断線するように設計してあり、通常の使用状態では、断線の確率は極めて低く、万一ヒューズが断線した状態でスイッチをONにした場合でも透視撮影台の動作はゆるやかであるため、被検者の体重は、「肩当て」や「把手」により、支えることができ、又、操作者が透視撮影台の逆傾動作に気付いて操作器を放せば、モータにブレーキがかかって動作が停止するため、健康被害に至る可能性はまず考えられません。なお、現在まで、健康被害の報告は受けておりません。

6. 回収開始年月日


2001年 1月 15日

7. 効能・効果又は用途等


 消化管診断用の遠隔操作式透視撮影台で、被検者をテーブルに乗せてX線透視および撮影を行うことができます。

8. その他


納入先の名称と所在地は全て把握しております。

9. 担当者名及び連絡先


連 絡 先 : 株式会社 日立メディコ 大阪工場
        大阪市西成区長橋2−6−37
        電 話 06-6568-3921
        FAX 06-6567-3462
担当者氏名 : 大阪品質保証課 柴原 哲夫