2000年4月27日作成
1. 一般名及び販売名
一般的名称:ディスクリート方式臨床化学自動分析装置
販 売 名:自動分析装置 TBA−200FR
2. 対象ロット、数量及び出荷時期
2.1 型式名:TBA−200FR
製品番号:製品番号は「****○○○○」にて表示されています。
「****」:前半の四桁はコード化された情報を示す英数字であり今回の改修とは関係ありません。
「○○○○」:後半の四桁も英数字であり、製造番号を「2001」より追い番にて示しており、下記番号の装置が今回の改修に該当致します。
****2001 〜 ****2006、 ****2008、
****2010 〜 ****2025、
****2029 〜 ****2033、 ****2037、
****2039 〜 ****2043、 ****2048、
****2053、 ****2054、 ****2057、
****2059 〜 ****2061、
****2063 〜 ****2066、
****2071、 ****2080、 ****2081、
****2085 〜 ****2101、
****2103 〜 ****2153、
****2155、 ****2157 〜 ****2160、
****2162 〜 ****2167
計:127台2.2 型式名:TBA−200FR/H
製品番号:前述の説明をお読みください。
****2001 〜 ****2027
計:27台
合計数量:154台出荷時期:1997年5月以降
3. 製造業者等名称
会社の名称 : 株式会社 東芝
本社所在地 : 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地
薬事の業態 : 医療用具製造業
資 本 金 : 約2,750億円
従 業 員 : 約63,300名
製 造 所 : 株式会社 東芝 那須工場
製造所の住所: 栃木県大田原市下石上1385
業許可番号 : 09BZ0069
4. 回収理由
尿試料の測定においてのみ、その測定項目が電解質と尿クレアチニン(希釈項目)のみ選択された状態で連続して3回以上測定された場合に、3回目の尿クレアチニン項目のデータが高値を示し異常エラーとなり、再測定が必要となる。このため改修を行います。
5. 危惧される具体的な健康被害
以下の6条件がすべて重なって発生した場合にのみ高値を示すのであり発生は極めて少ないと考えられます。1.測定試料が「尿」であり、電極項目と1つの項目だけが選択されている
2.この項目の選択が、1つの同一試料容器からの試料吸引である
3.その1つの項目が、Bラインに定義されている
4.その1つの項目が、15マイクロ・リッター以下のサンプリング量である
5.その1つの項目が、自動希釈の指定がある
6.この組み合わせの尿試料が3回以上連続して測定されるなお、現在まで健康被害の報告は受けておりません。
6. 回収開始年月日
平成12年4月27日
7. 効能・効果又は用途等
採取された血清及び尿などの体液の主に生化学成分を測定する目的で、医療機関などで使用される自動分析装置
8. その他
納入しました医療機関は全て特定しており、回避方法と改修の旨を通知し、順次、対象機器に対して改修対応を実施します。
9. 担当者名及び連絡先
連絡先:(株)東芝 那須工場 総務部総務課
栃木県大田原市下石上1385
電話 0287(26)6211(直通)
FAX 0287(26)6420
担当者氏名:伊藤、冨重