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2001年2月8日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


下記の2製品 

製品(1)

 一般的名称:デジタルラジオグラフィ装置
 販売名  :富士コンピューテッドラジオグラフィ CR−IR323型
                    (FCR7501)
  
製品(2)
 一般的名称:デジタルラジオグラフィ装置
 販売名  :富士コンピューテッドラジオグラフィ CR−IR324型
                     (FCR7501S)

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


型式名 :CR−IR323型(FCR7501)
CR−IR324型(FCR7501S)
回収数量:64台 
製造年月:平成2年4月〜平成6年2月
製造番号:製造番号は「****○○○」7桁にて表示されています。

「****」:前半の4桁はコード化された情報を示す数字であり、今回の改修とは関係ありません。
「○○○」 :後半の3桁の下記番号の装置が、今回の改修に該当します。 

製品(1)
  CR−IR323型 (62台)

    001,002,003,004,005,009,011,015,018,019,
    020,021,022,025,026,027,031,033,034,036,
    037,041,050,054,055,056,057,060,061,062,
    063,065,067,068,072,073,074,075,076,081,
    082,085,088,090,091,093,096,097,098,099,
    101,102,104,105,109,110,113,114,120,125,
    126,127

   
製品(2)
  CR−IR324型(2台)

    002,003

3. 製造業者等名称


会社の名称 :富士機器工業株式会社
本社所在地 :神奈川県南足柄市竹松1250
薬事の業態 :医療用具製造業
資本金 :2億円
従業員 :約560名
製造所 :富士機器工業株式会社
製造所の住所:神奈川県南足柄市竹松1250
業許可番号 :14BZ0299

4. 回収理由


 診療放射線技師および点検作業員から、X線画像の撮影時に患者さんが補助的につかまる「つかまり棒」(回収対象品のオプション部品)の支持部材が破損し「つかまり棒」が傾くという報告がありました。調査の結果、「つかまり棒」のロック機構を解除せずに回転させようとすると、「つかまり棒」を撮影部に固定する上側支持部材に大きな力が加わり、この上側支持部材が稀に破損することが判明しましたので改修します。

5. 危惧される具体的な健康被害


 撮影時に患者さんが補助的につかまった時に、万が一「つかまり棒」の支持部材が破損すると、「つかまり棒」は二点で支持されていて落下する事はありませんが、「つかまり棒」が傾くことにより、それが患者さん若しくは周囲の人にぶつかるか、又はその影響で患者さんがよろける恐れが考えられますが、専門知識を持つ医師若しくは診療放射線技師の立会いの下で装置は使用されるため、重篤な健康被害を起こす事はまず考えられません。又、現在の所医療機関からの健康被害の報告はありません。

6. 回収開始年月日


平成13年2月9日

7. 効能・効果又は用途等


 患者さんにX線を照射し、装置に内蔵されたX線画像検出プレートに画像情報を蓄積し、このX線画像を読み取り、電気的デジタル信号に変換して出力します。この出力された信号を画像記録装置にてフイルムとして再生し、X線画像診断に用いる装置で、医師もしくは診療放射線技師が取り扱います。
(患者さんは、装置の撮影部の前に立つ時の補助として「つかまり棒」をつかみます。)

8. その他


 納入しました医療機関は全て特定しており、対象機器に対して改修対応を実施します。

9. 担当者名及び連絡先


連絡先: 富士写真フイルム株式会社 宮台技術開発センター 
     機器生産部 品質保証グループ 
     神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地
     TEL 0465−85−4538
      FAX 0465−85−2093
担当者  部長 渡部 信幸       

製造元  富士機器工業株式会社 機器事業部 品質管理部
      神奈川県南足柄市竹松1250
      TEL 0465−73−5253
      FAX 0465−73−5286
担当者  部長 浅川 徹