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2000年6月26日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


一般名:閉鎖循環式麻酔器
販売名:ジュリアン ドレーゲル全身麻酔装置
承認番号及び承認年月日:20900BZY005570000号 平成9年6月18日

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


数量:納入台数143台
納入施設:94施設(デモンストレーション中:12施設を含む)
納入及びデモンストレーションS/N
ARLH-0007 ARLJ-0061 ARLJ-0067 ARLJ-0069 ARLJ-0070 ARLK-0120 ARLK-0121
ARLK-0122 ARLK-0124 ARLK-0126 ARLL-0003 ARLL-0004 ARLL-0005 ARLL-0006
ARLL-0007 ARLL-0008 ARLL-0023 ARLL-0024 ARLL-0034 ARLL-0150 ARLN-0213
ARMA-0005 ARMB-0010 ARMB-0024 ARMB-0025 ARMB-0028 ARMB-0034 ARMB-0035
ARMB-0037 ARMB-0059 ARMB-0083 ARMB-0084 ARMB-0086 ARMC-0055 ARMC-0057
ARMC-0104 ARMC-0106 ARMC-0125 ARMC-0126 ARMC-0127 ARMC-0138 ARMC-0141
ARMC-0147 ARMC-0148 ARMC-0149 ARMC-0150 ARMC-0153 ARMC-0154 ARMC-0155
ARMC-0160 ARMC-0166 ARMC-0168 ARMC-0169 ARMC-0170 ARMC-0201 ARMF-0006
ARMF-0110 ARMH-0013 ARMH-0015 ARMH-0017 ARMH-0037 ARMH-0038 ARMH-0050
ARMH-0053 ARMK-0126 ARML-0166 ARMM-0035 ARMM-0050 ARMM-0083 ARMM-0119
ARMM-0161 ARMM-0171 ARMN-0001 ARMN-0002 ARMN-0004 ARMN-0025 ARMN-0042
ARMN-0046 ARMN-0062 ARNA-0068 ARNB-0041 ARNB-0056 ARNB-0063 ARNB-0064
ARNB-0069 ARNB-0133 ARNB-0135 ARNB-0138 ARNB-0139 ARNC-0004 ARNC-0009
ARNC-0019 ARND-0103 ARNE-0036 ARNE-0037 ARNE-0040 ARNE-0052 ARNE-0054
ARNE-0055 ARNE-0091 ARNF-0054 ARNF-0162 ARNF-0164 ARNF-0167 ARNH-0077
ARNJ-0030 ARNJ-0049 ARNJ-0055 ARNJ-0108 ARNJ-0124 ARNK-0011 ARNK-0015
ARNK-0016 ARNK-0018 ARNK-0020 ARNK-0044 ARNK-0110 ARNK-0112 ARNK-0113
ARNK-0115 ARPA-0038 ARPA-0039 ARPB-0057 ARPB-0062 ARPB-0065 ARPB-0067
ARPB-0068 ARPB-0069 ARPB-0071 ARPB-0073 ARPB-0080 ARPB-0081 ARPB-0082
ARPB-0083 ARPB-0084 ARPC-0045 ARPC-0048 ARPC-0087 ARPC-0126 ARPC-0127
ARPC-0128 ARPC-0133 ARPC-0165

輸入及び販売時期:平成9年9月〜平成12年5月

3. 製造業者等名称


輸入先製造元(国名):ドレーゲルメディツィンテクニック社(ドイツ連邦共和国)
輸入販売業者:日本ドレーゲル株式会社
所在地:東京都江東区富岡2-4-10
業許可番号:13BY6091

4. 回収理由


 自己診断機能の過剰な反応により、セーフティーモードという安全機能が働く可能性があります。使用中にこのモードになると、麻酔ガスの供給は行なわれず、患者さんへは酸素供給のみを行ないます。この過剰な反応による不具合は、製造元の調査で当該装置を制御するマイクロコンピュータのプログラムに起因することが確認されました。そのため当該装置プログラム書き換えを実施します。平成11年11月から平成12年6月まで一部の装置でバージョン1.04から2.02へのプログラム書き換えを実施しましたが、本現象の改善には至りませんでした。今回はバージョン3.0によるプログラム書き換え(改修)を行ないます。この改修はドイツ本社から、日本国内において実施するよう指示がありました。

5. 危惧される具体的な健康被害


 使用中に安全機能のセーフティーモードになった場合、麻酔ガスの供給は行なわなくなりますが、患者さんへは毎分4リットルの酸素供給が確保される為、低酸素欠症になることはありません。このモードに入ると同時に画面表示とアラーム音で警告を発し、麻酔器がセーフティーモードになったことを担当麻酔医に伝えます。代替の麻酔器に切り替える等の適切な措置を講じ、麻酔が維持され、患者さんへの重篤な健康被害が発生するには至りません。なお、この件での健康被害は報告されていません。

6. 回収開始年月日


平成12年6月23日 (バージョン3.0への変更連絡)

7. 効能・効果又は用途等


 本器は人工呼吸器とモニタを一体化した吸入麻酔器で、半閉鎖循環麻酔、閉鎖循環麻酔および非再呼吸麻酔などの応用が出来る麻酔装置です。

8. その他


 納入しました卸並びに医療機関に対し、対処方法及びプログラム変更による改修する旨の文書を通知し、当該装置を医療機関又は弊社において改修します。
 本年7月から8月の間に順次行なっていきます。それにつきましては改めてご連絡いたします。

9. 担当者名及び連絡先


連絡先:日本ドレーゲル株式会社
     東京都江東区富岡2-4-10
     電話番号 :03(5245)2371
     FAX番号:03(5245)2370
担当者:カスタマーサポート部 今村 仲本 尾崎