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2000年5月11日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


一般的名称:電子内視鏡
販売名  :TV式下部消化管鏡 TCE−3600シリーズ

2. 対象ロット、数量及び出荷時期

 
型式名:TCE−3600MH
製品番号:A6622001、A7512032、A7522049、A7522064、A7522068
     A7522072、A7522074、A7522075、A7522078、A7532084
     A7562167、A7562169、A7562173、A7572175、A7582182
     A7592190、A7592203、A8512218、A8522219、A8522222
     A8532228、A8532229、A8532230、A8532232、A8552252
     A8552256、A8572280、A8582289、A8602307、A8612325
     A8612326、A8622331、A8622333、A9512347、A9522360
     A9592397
   
   計:41台
   
型式名:TCE−3680MH
製品番号:A7582017、A7582018、A7582020、A7602033、A7612050
     A7612053、A7612055、A7622060、A8552082、A8562091
     A8562093、A8562097、A8572104、A8622129
   
   計:14台
   
型式名:TCE−3680MT
製品番号:A7612006、A8582016、A8592017、A8592018
   
   計:4台
   
   
修理出荷時期:1999年7月〜2000年1月
   

 

3. 製造業者等名称


会社の名称 :株式会社 東芝
本社所在地 :神奈川県川崎市幸区堀川町72番地
薬事の業態 :医療用具製造業
資本金   :約2,750億円
従業員   :約63,300名
製造所   :株式会社 東芝 那須工場
製造所の住所:栃木県大田原市下石上1385
業許可番号 :09BZ0069

4. 回収理由


導中管とアングル部を接続するネジに規格外の短いネジが使用されたため、基準の締結力が得られず、繰り返し使用によりネジの緩みが発生し最悪アングル部のネジが外れる場合があります。

5. 危惧される具体的な健康被害


術者は、スコープの操作時に導中管とアングル部の繋ぎが外れた場合、意図した方向に曲がらないなどの違和感をもち異常が発生したことが分かります。この場合、検査を中止してスコープを抜去することにより、患者への危害を回避することができます。
ネジ(ステンレス製)がスコープ外部に(消化管内に)出た場合についても、一般的に使用される消化管内に遺留させるクリップ(ステンレス製の縫合用処置具で治癒と共に自然に排泄される)に対しても非常に小さく、且つ鋭利な部分も無いため自然に排泄され、危害を与えることはない。
なお、現在まで健康被害の報告は受けておりません。

6. 回収開始年月日


平成12年5月10日

7. 効能・効果又は用途等


大腸を対象として、内視鏡的に診断と処置を行う装置。

8. その他


納入しました医療機関は全て特定しており、対象スコープに対して回収を実施します。

9. 担当者名及び連絡先


連 絡 先:株式会社東芝 那須工場 総務部総務課
      栃木県大田原市下石上1385
      電話  0287(26)6211(直通)
      FAX 0287(26)6420
担当者氏名:伊藤、冨重