| エラー発生要因 |
事故防止対策 |
留意点 |
| １ |
整備点検の不備
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| ２ |
機器についての知識不足
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| ３ |
人工呼吸器装着の実施における指示の確認不足
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| ４ |
機器に対する過信
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| ５ |
アラーム装置無作動
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| ６ |
挿管中の観察不足
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機器の点検の確認 |
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| (1) |
点検整備の責任者を決め、定期的点検を必ず実施する。
（破損の有無、亀裂の有無、回路の組み立て方） |
| (2) |
責任者はいつでも使用できるよう、誰にもわかる操作方法を人工呼吸器にカードケースにいれて下げておく。 |
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| ・ |
人工呼吸器の破損、管類の破損は速やかに責任者に申し出る。責任者は修理、物品の補充を確実に行う。
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| ・ |
使用に備え機器、物品の消毒・滅菌・点検は物品責任者がチェックする。 |
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| 病棟にある人工呼吸器の種類と使用方法の確認 |
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| (2) |
機器の使用方法は、全員が必ず説明書を読む。 |
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| 設定条件の確認等 |
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| (1) |
設定条件は、医師が指示簿に記入する。 |
| (2) |
医師、担当看護師は設定条件を確認する。 |
| (3) |
指示変更時も医師が指示簿へ記入し、担当看護婦は指示を確認する。 |
| (4) |
コンセント（電源）の接続、スイッチを確認する。 |
| (5) |
正しい回路の接続を行う。 |
| (6) |
アンビューバッグを準備する。 |
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| ・ |
セッティングは医師が行うが、看護師の機器に対する理解も必要 |
| ・ |
確認のポイントを書いた一覧表を機器に下げておく。 |
| ・ |
設定条件は、チェック表、患者経過用紙に記載する。 |
| ・ |
設定条件変更時は、医師は速やかに担当看護師へ伝える。 |
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| 機器の点検と患者の観察 |
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| (1) |
医師、担当看護師は設定条件どおり正しく作動しているか確認する。 |
| ・ |
チェック表に基づいて医師、担当看護師がチェックする
（指示変更時、ケア・処置終了時、勤務交替時等）。 |
| (2) |
医師、担当看護師は機器を過信せず自分自身の目で訪室のたび確かめる。 |
| ・ |
人工呼吸器装着中の観察の視点として患者の胸郭の動き、患者の自発呼吸の確認。
設定どおりの呼吸数であるか。
呼吸音の確認（異常音、左右の肺の呼吸音の違い）。 |
| ・ |
患者の意識状態の観察 |
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循環動態の観察 |
脈拍、血圧の観察、尿量の変化
（パルスオキシメーターなどを装着するなど、患者の低換気状態を警報音で知らせる状態にしておくことが望ましい。） |
| ・ |
皮膚の状態の観察
チアノーゼ、褥創、湿潤の有無 |
| (3) |
回路は確実に接続され作動していることを確認する（回路の接続間違い、接続の外れ、閉塞の有無、蛇管に水溜まりはないか必ずチェックする）。 |
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| ・ |
抜管や、大きな設定条件の変更は、夜間帯は最小必要限度にする。 |
| ・ |
蛇管の重みで気管内チューブが引っ張られないよう、蛇管は緩みをもたせて、配置（固定）する。また、体位交換時は、蛇管をもって行う（特にレスピレーターと反対側を向く時）。 |
| ・ |
体位交換時毎に蛇管の固定をやり直す。 |
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| (4) |
加湿器の精製水の量は不足しないよう定期的にチェックし、補充する。 |
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| ・ |
加湿器に精製水以外のものを混入させないよう、表示、保管場所、容器の区別をする。 |
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| アラーム音の確認・患者観察 |
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| (1) |
異常が生じた場合のアラーム機能は常に作動するようにセットしておく。 |
| (2) |
訪室した看護師はアラーム音が鳴ったら必ず患者に異常がないか観察する。
異常時は医師へ連絡し指示を受ける。 |
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| ・ |
アラーム音が鳴ったらすぐ気づいた看護師が訪室し観察する。常に医師・看護師との連携を図っておく。 |
| ・ |
緊急時に備えて何時でも使用できるようアンビューバッグの準備をしておく。 |
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| 気管内チューブ挿入中の固定の観察 |
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| (1) |
カフ圧の調整の保持 |
| ・ |
指示された圧が保持されているか、担当看護師は各勤務毎に確認する。
（固定時の位置をマーキングしておく） |
| ・ |
指示されたカフ圧を守るために、カフに注入した空気の量をカルテ（チェックリスト）に記録しておく。看護師は記録に必ず目を通す。 |
| (2) |
チューブ固定は位置がずれていないか、担当看護婦は必ず自分の目で確認する。マーキングの位置がずれている場合は、担当看護師は、医師に連絡し処置の準備をしておく。 |
| ・ |
絆創膏固定は確実に行われているか観察
絆創膏による皮膚の清潔の保持に努めるため、チューブの観察と一緒に皮膚の観察も必ず行う。
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| ・ |
チューブによる気管損傷の防止に注意する。 |
| ・ |
カフ圧の洩れがあると気道粘液が肺に逆流し、肺炎を引き起こす原因となるため注意して観察する。 |
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| (3) |
気道分泌液の吸引後は、接続の異常の観察と清潔操作を確実に行う。
吸引用のカテーテルは口腔内と気管内は別々にし、誰にでもわかるよう口腔内・気管内のカードを下げる。 |
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| ・ |
吸引時は、100％０２スイッチを押し、吸引中も患者のＳｐＯ２値を見ながら行う。 |
| ・ |
吸引によりチューブが引っ張られるので、吸引時はチューブを手で持ちながら行う。 |
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