7. ノロウイルスについて


 ○  今年度は、特に11月以降、ノロウイルスによる食中毒が、例年の同時期と比較して件数、患者数ともに大幅に増加している。こうした発生状況に鑑み、昨年12月8日、その予防の観点から「ノロウイルスに関するQ&A」を最新の知見に基づき改定し、手洗いの励行、食品取扱時の汚染防止、糞便や吐物の適切な処理、食品の十分な加熱等の感染予防対策について重点的に記載し、関係機関等への周知を行ったので、事業者への監視指導、住民への啓発等を引き続きよろしくお願いする。


 ○  事業者等に対し、予防法の周知及び発生防止対策の徹底を行うとともに、ノロウイルスによる胃腸炎については、食品を介さずに感染するものと食品を介する食中毒があるため、集団感染事例の発生に際しては、感染症の担当課と食品衛生の担当課が連携をとり原因究明等の調査を徹底し、食中毒か否かについて適切な判断をお願いする。また、昨年11月以降、カキに対する風評被害についても報じられたことから、公表にあたっては、当該事例で推定される感染経路等、原因究明状況などを明らかにし、風評被害の防止に努めるようお願いする。

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