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都道府県 |
月 |
日 |
業種 |
被災者数 |
発生状況 |
原因 (推定も含む) |
二次災害 |
死亡 |
そ生 |
死亡 |
そ生 |
1 |
神奈川 |
2 |
9 |
その他の建設業 |
2 |
2 (1) |
都市ガス供給管の撤去作業をヘキサプラグ工法により行っていたところ、作業の途中でガスが漏れ出したため、ビニールチューブと呼ばれる筒状のビニールで補強したが、これが破裂してガスが流出し、当該作業者2名が酸素欠乏症により死亡し、これを救助しようとした2名も被災(休業)した。 |
(1) | 作業標準不徹底 (ガス遮断不適切) |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 空気呼吸器等未使用 |
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2 |
2 |
岐阜 |
3 |
3 |
化学工業 |
1 |
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ビタミン中間原料を製造する培養用圧力容器を、容器上部のマンホールよりジェットガン及び水道ホースで洗浄していたところ、容器内部は窒素が残存しており、酸素欠乏状態であったため、当該作業者が酸素欠乏症により死亡した。 |
(1) | 酸素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 作業主任者未選任 |
(4) | 監視人等未設置 |
(5) | 作業標準不備・不徹底 |
(6) | 特別教育未実施 |
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|
|
3 |
山口 |
4 |
23 |
製鋼圧延業 |
1 |
|
誘導過熱式真空溶解炉の設置されている真空タンク内において、前日に使用した扁平鋳型を天井クレーンでタンク外に取り出すための玉掛けをするためにタンク内に入った当該作業者がタンク内に残存していたアルゴンガスを吸入し、酸素欠乏症により死亡した。 |
(1) | 酸素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 安全衛生教育不十分 |
(4) | 安全衛生管理体制不十分 |
|
|
|
4 |
沖縄 |
5 |
7 |
配合飼料製造業 |
1 |
|
タンクに貯蔵してあるトウモロコシなどの飼料原料をホッパーから抜き取る作業を行っていたところ、原料が詰まり出が悪くなったため、詰まりを解消しようとしてタンク内部に入った当該作業者が、内部の酸素欠乏空気を吸入し、酸素欠乏症により死亡した。 |
(1) | 立ち入り禁止措置及び危険場所表示未実施 |
(2) | 特別教育未実施 |
(3) | 作業標準不備 |
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|
5 |
北海道 |
7 |
29 |
食料品製造業 |
1 |
|
魚すり身製造工場において、汚水処理施設の汚泥貯留槽内部の清掃作業を単独で行っていた当該作業者が、槽の内部の酸素欠乏空気を吸入し、酸素欠乏症により死亡した。 |
(1) | 酸素濃度測定未実施 |
(2) | 換気不十分 |
(3) | 監視人未配置 |
(4) | 安全衛生教育不十分 |
(5) | 作業主任者未選任 |
(6) | 安全衛生管理体制不十分 |
|
|
|
6 |
神奈川 |
9 |
5 |
飲料製造業 |
|
1 |
飲料製造工場において、無菌充填タンクの汚れ具合を確認するためにタンク内に入ったところ、タンク内には製品の品質保持のために置換されていた窒素が残存しており、当該作業者が窒素を吸入し酸素欠乏症により被災(休業)した。 |
(1) | 酸素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 作業主任者未選任 |
(4) | 特別教育の未実施 |
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7 |
静岡 |
10 |
29 |
道路貨物運送業 |
1 |
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窒素式冷凍トラックによる冷凍マグロの輸送業務において、荷下ろした後、会社の駐車場で荷室の温度センサーを修理するためトラックの荷室に立ち入ったところ、荷室内部は窒素に置換されていたことから、当該作業者が窒素を吸入し、酸素欠乏症により死亡した。 |
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|
|
|
合計 |
7 |
3 (1) |
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|
2 |
|
都道府県 |
月 |
日 |
業種 |
被災者数 |
発生状況 |
原因 (推定も含む) |
二次災害 |
死亡 |
そ生 |
死亡 |
そ生 |
1 |
愛知 |
3 |
11 |
清掃業 |
5 |
|
雨水管渠内において汚泥の除去作業後、その後片付けをしていたところ、管渠内で発生した硫化水素を吸入し、中毒となり運動不能となった作業者が、満潮のため管渠内を逆流してきた流水に流され溺死し、これを助けよう管渠内に入った作業者も同様に硫化水素中毒となり流水に流され、計5名が溺死した。 |
(1) | 酸素濃度及び硫化水素濃度測定不十分 |
(2) | 換気不十分 |
(3) | 作業主任者職務不遂行 |
(4) | 監視人未配置 |
(5) | 空気呼吸器等未使用 |
(6) | 作業標準不備・不徹底 |
(7) | 安全衛生教育不徹底 |
|
1 |
|
2 |
福岡 |
6 |
10 |
繊維工業 |
4 |
|
染色工場の排液処理施設において、凝集沈殿槽から汚泥遠心分離機に繋がれた配管が詰まったため、凝集沈殿槽下部にあるピット内に入り、配管内の汚泥を引き抜いていたところ、当該作業者が汚泥の撹拌により噴出した硫化水素を吸入し倒れ、これを助けようとピット内に入った作業者3名も硫化水素中毒となり計4名が死亡した。 |
(1) | 酸素濃度及び硫化水素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 作業主任者未選任 |
(4) | 安全衛生教育未実施 |
(5) | 空気呼吸器、安全帯等未使用 |
(6) | 作業標準不徹底 |
(7) | 安全衛生管理体制不十分 |
|
3 |
|
3 |
宮城 |
7 |
12 |
飼料・有機質肥料製造業 |
1 |
|
飼料製造工場において、排水パイプに詰まった魚かすを取り除くため、血水ピット内に立ち入った当該作業者が、ピット内に滞留していた硫化水素を吸入し中毒となり死亡した。 |
(1) | 酸素濃度及び硫化水素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 作業主任者未選任 |
(4) | 特別教育未実施 |
(5) | 監視人未配置 |
(6) | 立入禁止措置及び危険場所表示不備 |
|
|
|
4 |
神奈川 |
7 |
18 |
染色業 |
3 |
|
現在稼働していない捺染工場内において、15年間放置されていた廃液処理槽の汚泥の除去作業を行っていた臨時雇用労働者3名が、汚泥を撹拌したことによりピット内に拡散した硫化水素を吸入し、中毒となり3名とも死亡した。 |
(1) | 酸素濃度及び硫化水素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 作業主任者未選任 |
(4) | 特別教育未実施 |
(5) | 監視人未配置 |
|
|
|
5 |
岐阜 |
8 |
11 |
紙製造業 |
|
2 |
段ボール製造過程において、汚水を貯めておく原水槽のポンプを点検修理するために、排水バルブを開き水を抜き、清掃し、その後、原水槽に溜まった汚泥を流していたところ、硫化水素が噴出し、吸入した当該作業者1名が中毒により被災(休業)し、これを助けようとした1名も同様に被災(休業)した。 |
(1) | 酸素濃度及び硫化水素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(2) | 作業主任者未選任 |
(3) | 空気呼吸器等未使用 |
(5) | 安全衛生教育不徹底 |
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|
1 |
6 |
鹿児島 |
8 |
26 |
産業廃棄物収集・運搬業 |
2 |
|
平成14年7月に志布志湾内で座礁した貨物船から燃料の重油を回収していたところ、積荷のトウモロコシの腐敗により硫化水素が発生していたために、甲板下のタンクにまでこの硫化水素が流入し、同所で作業していた作業者1名がこれを吸入し中毒となり被災(休業)し、これを救助しようとした作業者9名も中毒となり、うち2名が死亡した。 |
(1) | 酸素濃度及び硫化水素濃度測定未実施 |
(2) | 換気未実施 |
(3) | 空気呼吸器等未使用 |
(4) | 安全衛生管理体制不十分 |
|
2 |
|
7 |
兵庫 |
11 |
1 |
機械修理業 |
(1) |
1 |
飼料製造工場において、原料の魚あらを貯蔵しているピットの清掃をしていた清掃業の事業主が硫化水素を吸入し中毒で死亡し、これを救助しようとしてピット内に入った機械修理業の作業者1名も硫化水素を吸入して中毒となり被災(休業)した。 |
(1) | 酸素濃度及び硫化水素濃度測定未実施 |
(2) | 空気呼吸器等未使用 |
(3) | 安全帯未使用 |
(4) | 立入禁止措置及び危険場所表示不備 |
|
|
1 |
|
合計 |
15 (1) |
3 |
|
6 |
2 |