「動物由来感染症」という言葉を目にするのは初めての方もいらっしゃると思いますが、漢字からその意味を容易に想像していただけるものと思います。お分かりのとおり「動物由来感染症」とは、動物から人間へうつる感染症をあらわす言葉です。
　例えば、我が国では無くなって久しい病気ですが、未だに世界の多くの国でみられる狂犬病（いったん発症すると助からず、毎年４万人〜５万人が死亡）や、我が国でも愛鳥家のお年寄りなどが感染することがあるオウム病（風邪に似た症状を示します）などが、この動物由来感染症といわれる病気です。
　どのような動物がどのような病原体を持ち、どのように人が感染するのか、そしてその被害の実態などまだ不明な点も多い動物由来感染症ですが、病気について、また基本的な予防方法について紹介するホームページ「動物由来感染症を知っていますか？」（https://www.forth.go.jp/mhlw/animal/）を作成しました。
　提供する情報には、海外に渡航される方のための外国情報や、動物を飼われている方への情報の他、詳しく知りたい方（専門家）向けの、行政の取組み、関係法規、統計、医学等に関する情報も含まれています。

ホームページ「動物由来感染症を知っていますか？」の主な内容は以下のようなものです。
１．動物由来感染症とは
２．世界で、そして日本であったこんな話
３．注意することは？予防対策は？
４．もっと詳しく知りたい方（専門家）へ
５．相談できるところは？
６．動物由来感染症についてのその他の情報源

なお、よくご質問いただく、我が国の犬の登録頭数等については、厚生労働省ホームページにも掲載してあります。こちらもご覧下さい。