健康・医療新型コロナワクチンの初回接種後の健康状況調査

 新型コロナワクチンの接種を受けた方を対象に、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など接種後に起こりやすい様々な症状の頻度などを調査し、皆様にお知らせしています。

●調査の概要:
 (※1)は令和3年7月30日開催、(※2)は令和4年3月18日開催、(※3)は令和5年3月10日開催の副反応部会資料より抜粋・改編
 (※4)は令和4年7月26日開催 自治体説明会(14)説明資料「新型コロナワクチンの接種体制確保について」
 

初回接種 ファイザー社の新型コロナワクチン(12歳以上用)

 
 先行的に接種を受けた約2万人の医療従事者を対象に、接種後一定期間(約1か月)に起こった症状・疾病を調査しています。
 
健康観察日誌集計の中間報告(13)(令和3年9月10日)
 1回目・2回目接種後の、疼痛・頭痛・発熱などの頻度の比較などが報告されました。中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。

■中間報告の抜粋
 接種部位の痛み等が多くの方にみられました。接種部位の反応の頻度は、1回目と2回目の接種で大きな差はありませんでした。 


接種部位反応(1)[PDF:1MB]


接種部位反応(2)[PDF:1MB]


 発熱、頭痛、倦怠感などの全身反応は、1回目接種よりも、2回目の接種で頻度が高い傾向がみられました。
 また、年齢が上がると頻度が低くなる傾向や、男性より女性の方が頻度がやや高い傾向が見られました。


全身反応[PDF:1MB]


発熱(1)[PDF:2MB]


発熱(2)[PDF:1MB]


全身倦怠感[PDF:4MB]



頭痛[PDF:4MB]


1回目接種後の遅延性皮膚反応がみられた方は、0.23%でした。


発赤[PDF:1MB]



かゆみ[PDF:1MB]

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初回接種 モデルナ社の新型コロナワクチン

 
 高齢者の方への接種と並行して、1万人程度の自衛隊員を対象に、接種後の様々な症状の頻度を調べる調査を令和3年5月24日から開始しました。

健康観察日誌集計の中間報告(17)(令和3年12月3日)
 1回目・2回目接種後の、疼痛・頭痛・発熱などの頻度の比較などが報告されました。調査対象者の一部のデータを中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。

■中間報告の抜粋  
 2回目接種後には、多くの方に発熱、倦怠感等が見られました。 


発熱 [PDF:1MB]


接種部位反応(1) [PDF:1MB]


接種部位反応(2) [PDF:1MB]


全身反応 [PDF:1MB]

疼痛は、年齢が上がるにつれて頻度が高くなる傾向が見られました。それ以外の症状は、年齢が高くなるにつれて頻度が低下しました。

年齢別AEの頻度 (Day8まで)[PDF:1MB]

1回目接種7日目頃から、発赤、かゆみを伴う遅延性皮膚反応が、一部の方にみられました。


発赤 [PDF:1MB]


かゆみ [PDF:1MB]

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初回接種 武田社の新型コロナワクチン(ノババックス)

 初回(1・2回目)接種として武田社のワクチン(ノババックス)の接種を希望する方を対象に、武田社のワクチン(ノババックス)の接種前後の抗体価の推移や、一定期間に起こった症状・疾病を調査しています。中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。
 
  1. 組換えタンパクワクチン初回および3回目接種後の健康状況調査中間報告(3)(令和5年1月20日)

■中間報告の抜粋
 抗体価については、2回目接種1か月後、3か月後の測定結果のある36人の抗スパイクタンパク質幾何平均抗体価は、2回目接種1か月後は971U/mL、3か月後が656U/mLでした。
 

ヌバキソビッド筋注初回シリーズ
抗スパイクタンパク質抗体価の推移[PDF:235KB]


 安全性について、1 回目を接種した73人では、37.5℃以上の発熱が5.5%(38℃以上は0%)にみられ、局所反応は疼痛が50.7%にみられました。2回目を接種した63人では、37.5℃以上の発熱が36.5%(38℃以上は19.0%)にみられ、局所反応は疼痛が77.8%にみられました。


発熱(37.5℃以上)、疼痛[PDF:333KB]



倦怠感、頭痛[PDF:335KB]



発赤、腫脹[PDF:335KB]



硬結、熱感[PDF:333KB]



かゆみ、鼻水[PDF:333KB]

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初回接種 アストラゼネカ社の新型コロナワクチン

 調査への参加に同意頂いた方を対象に、接種後に起こった様々な症状の頻度を調べる調査を、令和3年8月21日から開始しました。

健康観察日誌集計の中間報告(18)(令和3年12月24日)
 1回目・2回目接種後の、疼痛・頭痛・発熱などの頻度の比較などが報告されました。調査参加者の一部のデータを中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。

■中間報告の抜粋
1回目接種後には、一部の方に、発熱、局所の疼痛、倦怠感、頭痛等が見られました。
2回目接種後では、1回目接種後よりも、発熱をはじめ、複数の症状について発現頻度が低いように見受けられました。


発熱(1) [PDF:1MB]


接種部位反応(1) [PDF:1MB]


接種部位反応(2) [PDF:1MB]


全身反応 [PDF:1MB]


発熱、倦怠感、頭痛等は若い方に高い傾向が見られました。また、症状の頻度は女性に高い傾向が見られました。


発熱(2) [PDF:3MB]


全身倦怠感 [PDF:3MB]



頭痛 [PDF:4MB]


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初回接種 ファイザー社の新型コロナワクチン(5~11歳用)

 調査への参加に同意頂いた方を対象に、接種前後の抗体価の推移や、一定期間に起こった様々な症状の頻度を調べる調査を、令和4年3月4日から開始しました。中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。
 
  1. 5~11歳の小児を対象としたファイザー社ワクチン初回シリーズおよび追加接種後の健康状況調査 中間報告(4)(令和4年12月16日)

■中間報告の抜粋
 抗体価について、1回目接種前の抗スパイクタンパク質抗体の抗体価を測定した102人では、幾何平均が2U/mLだったところ、2回目接種1か月後の抗スパイクタンパク質抗体の抗体価を測定した100人では、幾何平均が2,565U/mLでした。さらに接種3か月後の抗体価を測定した83人では2,298U/mL、さらに接種6か月後の抗体価を測定した39人では2,960U/mLでした。


小児(5~11歳)
抗スパイクタンパク質抗体価の推移 [PDF:253KB]


安全性について、1回目・2回目接種後、一部の方に、発熱や局所の疼痛等が見られました。


発熱(37.5℃以上)・疼痛[PDF:344KB]


倦怠感・頭痛 [PDF:345KB]


発赤・腫脹 [PDF:345KB]


硬結・熱感 [PDF:344KB]


かゆみ・鼻水 [PDF:343KB]

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初回接種 ファイザー社の新型コロナワクチン(6か月~4歳用)

 調査への参加に同意頂いた方を対象に、接種後の一定期間に起こった様々な症状の頻度を調べる調査を、令和4年12月16日から開始しました。中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。
 
  1. 6か月~4歳の乳幼児を対象としたファイザー社ワクチン初回接種後の健康状況調査中間報告(4)(令和5年10月27日)[2.2MB]

■中間報告の抜粋
 抗体価を測定した5人のうち、5人の3回目接種1か月後の抗スパイクタンパク質幾何平均抗体価(抗S抗体)は9,977U/mL、3か月後(4人)は3,975U/mLでした。
 乳幼児の平熱は成人に比べて高く海外の論文では37.5℃、発熱は38.0℃以上とされることが多いですが、本調査では成人・小児と同じ基準で集計しました。1回目接種後1週間(Day8)までの日誌が回収できた29人では、37.5℃以上の発熱が34.5%(38.0℃以上は10.3%)にみられ、局所反応は疼痛が20.7%にみられました。2回目接種後1週間(Day8)までの日誌が回収できた26人では、37.5℃以上の発熱が26.9%(38.0℃以上は11.5%)にみられ、局所反応は疼痛が7.7%にみられました。3回目接種後1週間(Day8)までの日誌が回収できた26人では、37.5℃以上の発熱が11.5%(38.0℃以上は0%)にみられ、局所反応は疼痛が3.8%にみられました。
 接種後体温変化を時系列で検討すると、1回目接種数日後に偶発的に38.0℃以上の発熱がみられていた、乳児期に感染しやすい感染症にかかった事例など、ワクチン接種とは直接関係しない事象が発現率に影響していた可能性があります。2回目および3回目接種後の発熱は低頻度でした。

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これまでの報告

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関連情報

 より希な、副反応の疑いのある症状についての、医療機関からの報告状況は「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」をご覧ください。

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