平成17年11月14日 食品安全部監視安全課 桑崎 監視安全課長 担当:仲庭(内線2477) 道野 輸入食品安全対策室長 担当:鶴身(内線2474) |
韓国産及び中国産のキムチに関する調査状況について
韓国及び中国において、キムチから寄生虫卵が検出されたとの情報を入手したため、10月24日以降、両国政府に対し、詳細を照会するとともに、検疫所における輸入時検査の強化及び都道府県等による既に輸入された製品の調査を実施してきたところです。
輸入時検査においては、検査結果が判明した71件全て陰性であり、既に輸入された製品の検査においては、9件全て陰性でした。
上記のとおり、これまでに行政関係機関の検査において検出例はなかったが、市販キムチを検査した研究者からヒトへの感染性がないと考えられる寄生虫卵を検出したとの報告もあるため、当分の間、現行の検査体制を継続します。
注1 | 輸入時検査においては、韓国又は中国で寄生虫卵を検出したキムチと同一製造者のものについて、全ロット検査、その他の製品についてモニタリング検査を実施している。 |
注2 | 国内流通品については、韓国又は中国で寄生虫卵を検出したキムチと同一製造者のものについて検査対象とし、同一ロット(製造者、ブランド、製造日等が同一のもの)について、回収を指導することとしている。 |
注3 | 厚生労働科学研究新興再興感染症研究事業「輸入蠕虫性疾患の監視と医療対応整備に関する研究」において、市販されている韓国産製品1件からヒト回虫又はブタ回虫いずれか判別がつかない虫卵を2個(いずれも感染が成立する段階に達していないものであり、ブタ回虫の場合は、本来ヒトへの感染性はない。)を確認したとの通報があった。健康被害の懸念はないものの、輸入者は、念のため当該ロットを自主的に回収している。 |
1. | 輸入時検査(平成17年10月26日〜平成17年11月11日:速報値)
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2. | 国内流通品の調査
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