職業能力評価基準の構成

職業能力評価基準の構成

○ 仕事の内容を細分化して成果につながる行動例と必要な知識を整理・体系化

職業能力評価基準では、仕事の内容を「職種」→「職務」→「能力ユニット」→「能力細目」という単位で細分化しています。そのうえで、成果につながる行動例を「職務遂行のための基準」、仕事をこなすために前提として求められる知識を「必要な知識」として整理・体系化しています。

 

用語解説

※1 職種=仕事の内容や性質が類似している「職務」をくくったもの。(例:「販売」「店舗運営」「商品開発・仕入れ」など)

※2 職務=概ね1人の従業員が、責任をもって遂行すべき精神的、肉体的活動を要する仕事の集まりを指す。(例:「販売」「販売・加工」など)

※3 能力ユニット=仕事を効果的、効率的に遂行するために必要な職業能力を、活動単位でくくったもの。「能力ユニット」には次の2種類があ
         り、基本的に複数の「能力細目」から構成される。

         (1)共通能力ユニット=職種に共通して求められる能力

         (2)選択能力ユニット=各職務の遂行のために固有に求められる能力

※4 能力細目=「能力ユニット」の内容をさらに細分化したもので、概ね「作業」単位でくくった能力の要素を表す。

※5 職務遂行のための基準=「能力細目」の仕事を確実に遂行できるか否かの判断基準となる行動例や技能・技術を列挙したもの。

※6 必要な知識=その「能力ユニット」に対応する職務を遂行するために前提として必要な知識を表す。

○ 企業において期待される責任・役割の範囲と難易度により4つの能力段階を設定

職業能力評価基準では、能力ユニットごとの「能力細目」「職務遂行のための基準」「必要な知識」の設定にあたり、企業において期待される責任・役割の範囲と難易度により、4つの能力段階(「レベル区分」と呼んでいます)を設定しています。


 

 


 

職業能力評価基準の全体像

職業能力評価基準の活用

「職業能力評価基準」は、できるだけ多くの企業に活用していただきたいという思いから、特定の業種や企業規模に限定せずに、幅広い企業にとって必要と想定される職業能力を対象としています。
各企業にてそのまま参考・利用いただくこともできますが、「職業能力評価基準」を各企業で有効に活用していただくためには、自社の実状に合うように一部を削除したり、追加したり、あるいは組み換えたりといった「カスタマイズ」が次のとおり必要になります。
 
カスタマイズの方法                          詳             細
1.職務やユニットの「削除」 自社に存在しない職務やユニットがある場合、それらを削除する。
2.職務や能力ユニットの「追加」 職業能力評価基準に記述されていない職務や能力ユニットが自社に存在する場合には、類似している職務や能力ユニットを参考に新たに作成する。
3.職務や能力ユニットの「組換え」 自社の職制や職務分担に併せて本基準の職務や能力ユニットを組み替える。
4.レベル区分・段階の調整 本基準の4段階からなるレベル区分(レベル1~レベル4)を、自社の職能等級(または職務等級や各種制度)の段階に合わせて細かく設定する。