08/07/16 中央社会保険医療協議会総会平成20年7月16日議事録 08/07/16 中央社会保険医療協議会          第132回総会議事録 (1)日時  平成20年7月16日(水)10:00〜10:58 (2)場所  厚生労働省専用第18〜20会議室 (3)出席者 遠藤久夫会長 牛丸聡委員 小林麻理委員 庄司洋子委員        白石小百合委員 前田雅英委員       石井博史委員 対馬忠明委員 小島茂委員 勝村久司委員 北村光一委員          高橋健二委員 松浦稔明委員       竹嶋康弘委員 藤原淳委員 中川俊男委員 西澤寛俊委員 邉見公雄委員       渡辺三雄委員 山本信夫委員       坂本昭文専門委員 大島伸一専門委員 坂本すが専門委員        黒崎紀正専門委員       <事務局>       水田保険局長 榮畑審議官 神田総務課長 佐藤医療課長 田川保険課長        武田国民健康保険課長 村山調査課長        岩渕社会保険庁運営部医療保険課長 宇都宮医療課企画官        小野保険医療企画調査室長 三宅医療指導監査室長        真鍋調査課数理企画官 他 (4)議題  ○医療費の動向等について       ○主な施設基準の届出状況等について       ○その他 (5)議事内容  ○遠藤会長  それでは、定刻になりましたので、ただいまより第132回中央社会保険医療協議会総 会を開催したいと思います。  本日の出席状況でございますけれども、本日は全員の方がおみえになっております。  次に、厚生労働省におきまして異動がありましたので、事務局より紹介をお願いしたい と思います。お願いします。 ○事務局(佐藤医療課長)  それでは、7月11日付で異動がございましたので、御紹介をさせていただきます。  榮畑潤大臣官房審議官(医療保険・医政担当)でございます。  神田祐二保険局総務課長でございます。ちょっと今遅れているようでございます。  田川慶太保険局保険課長でございます。これもちょっと遅れているようでございます。  武田俊彦保険局国民健康保険課長でございます。  三宅智保険局医療課医療指導監査室長でございます。  小野太一保険局医療課保険医療企画調査室長でございます。  村山令二保険局調査課長でございます。  岩渕豊社会保険庁運営部医療保険課長でございます。  それから、私も異動してまいりまして、佐藤敏信保険局医療課長でございます。どうか よろしくお願いいたします。 ○遠藤会長  ありがとうございます。新しい事務局の陣営になりますので、よろしくお願いしたいと 思います。  続きまして、医療費の動向について議題としたいと思います。  事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いしたいと思います。 ○事務局(村山調査課長)  それでは、資料中医協、総1−1、平成19年度の医療費についてをごらんいただきた いと思います。  平成19年度の医療費についてでございます。  1枚おめくりいただきまして、1ページ、ページの一番下にページが振ってございます ので、1ページをごらんいただきたいと思います。  平成19年度の医療費の動向でございます。この医療費と申しますのは、概算医療費と 申しまして、この表1−1の注1にございますように、審査支払機関の分の医療費という ことでございます。したがいまして、医療費の確定値でございます国民医療費に比べます と、少し少なくて約98%というカバー率を持っている物でございます。表1−1をごら んいただきたいと思います。医療費の推移ということでございますが、一番左のところ総 計、平成19年度の概算医療費は33.4兆円ということで、前年に比べまして1兆円の 増加ということでございます。横に見ていただきますと、70歳未満ですと17.4兆円、 52.1%、それから高齢者、ここで高齢者と申しますのは注2にございますけれども、 70歳以上の医療保険の適用者ということでございますが、これが14.5兆円で43. 4%。それから、右の公費1.5兆円で4.5%ということでございます。  なお、高齢者の再掲ということで老人保健というのがございますが、老人保健につきま しては、平成14年9月までは70歳以上ということで高齢者と一致しておりましたけれ ども、平成14年10月からは段階的に対象年齢が引きあがっていくということで、事実 上、平成14年度に70歳以上であった方だけがそのまま適用され続けるということで、 平成19年度現在では75歳以上の方が対象になっております。ですから、この医療費の 動向につきましては、そういう前提でごらんいただきたいと思います。  次に、表1−2の下の段でございますけれども、医療費の伸び率でございます。一番左 の平成19年度の医療費の伸び率でございますけれども、3.1%ということで、これは 平成19年度は制度改正や診療報酬改定等の影響を受けていないということでございます が、同じような事情にある平成17年度の伸び率3.1%と同程度となっておりまして、 従来と同程度の水準の3%台といった状況にあります。  続きまして、2ページをごらんいただきたいと思います。  表2−1、1人当たり医療費の推移でございます。平成19年度の1人当たり医療費、 総計は一番左端でございますが、総計が26万2,000円と。70歳未満が16万1, 000円、それから高齢者が75万7,000円ということで、70歳未満と高齢者、7 0歳以上でございますが、この比率を見ますと4.7倍、約5倍というようなことで、平 成13年度におきます約5倍という状況と変わっていないということでございます。その 下、表2−2、これは1人当たり医療費の伸び率ということでございまして、この70歳 未満あるいは高齢者という集団ごとに人数の増加が違いますので、先ほどの表に比べます と、少し数字の様子が異なっております。総計で見ていただきますと、平成19年度は3. 1%、70歳未満が1.5%、それから高齢者が2.0%ということでございます。  次、3ページでございます。  今度は同じ概算医療費を診療種類別に見たものでございます。表3−1、医療費の推移 ということですけれども、平成19年度の診療種類別で見ていただきますと、入院が13. 4兆円の約4割です。それから、1つ飛びまして歯科が7.5%ということです。入院外 につきましては、医薬分業が進んでいて院内処方と院外処方の合計となっていますので、 右の入院外プラス調剤であわせてごらんいただきますと、17.5兆円、52.4%とい うことでございます。この下の医療費の伸び率は、伸び率を計算したものでございます。  次のページ、4ページでございますが、医療費につきましては受診延日数、延患者数で ございますけれども、それと1日当たり医療費の掛け算という形で分析することができま す。その延患者数に当たります受診の日数の推移が4ページでございます。受診延日数、 上のほうは実数、下が伸び率ということでございますが、下の表4−2の受診延日数の伸 び率のほうをごらんいただきたいと思います。ごらんいただきますように、それぞれの診 療科目ごとに受診延日数は減少傾向、平成19年度も引き続き減少ということでございま す。  それから、右の5ページでございますが、今度は1日当たり医療費、表5−1でござい ますけれども、平成19年度の1日当たり医療費の動向でございますけれども、総計のと ころは1日当たりで1万2,500円、診療費の入院ですと2万7,500円、入院外が 7,000円ということですが、これは先ほど少し言いましたけれども、いわゆる院内処 方ということで行われているところと、院外処方ということで行われている部分がござい ますので、ここの部分につきましては、右の端の参考と書いてございますけれども、入院 外プラス調剤ということでごらんいただくのがいいのではないかと思いますが、これが9, 900円ということでございます。それから、歯科のほうは6,100円ということでご ざいます。  それから、その下、表5−2でございますけれども、1日当たり医療費の伸び率という ことでございます。一番左端のすみでございますが、平成19年度につきましては4.1 %ということでございまして、前のほうに申し上げましたとおり、制度改正、診療報酬改 定等の影響を同じように受けていない平成17年度が3.4%でございますので、そうい うことがなければ3ないし4%といった伸び率という状況でございます。  それから、右から2つ目、調剤でございますが、これは19年度は6.1%であり、同 じく改定等のない17年度は6.2%となっており、いわゆる自然増と言われているもの ということで、これは高めの数字になっているということでございます。  次の6ページでございます。概算医療費のもう一つの切り口といたしまして、医療機関 種類別に見たものでございます。  6ページは入院と入院外の合計ということでございます。表6−1、医療費の推移とい うことでごらんいただきますと、平成19年度の欄でございますが、医科の横、病院でご ざいますが、病院は17.8兆円ということで53.2%、それから診療所のほうは7. 9兆円ということで23.7%、歯科のほうは2.5兆円で7.5%、それから右のほう、 保険薬局でございますけれども、5兆1,700億で15.5%ということでございます。  それから、その下に伸び率がありますが、下から2つ目の表7.1でございますけれど も、これは医科診療所につきまして主たる診療科別に見たものということでございまして、 内科が3兆8,000億円、49%、整形外科がついで9.5%というような順番になっ ているということでございます。  同じく7ページでございますけれども、先ほど見た医科と病院、診療所別について先ほ どと同じように医療費を受診延日数、いわゆる延患者数という部分でまず分けたものです。 そのうちの表8−2、2段目でございますけれども、受診延日数の伸び率をごらんいただ きたいと思います。先ほどごらんいただきましたように、受診延日数につきましては、ど の診療種類についても減少傾向ということでございましたが、この表8−2で見ていただ きますと、病院は減少傾向ということですが、さらにその病院の中をごらんいただき、左 から4列目の大学というところを見ますと、18、19年度はプラスになっている。それ から、診療所を見ますと若干プラスあるいは横ばいというような状況になっているという ことがございます。  それから、8ページでございますけれども、表10−1、1施設当たり医療費の推移を ごらんいただきたいと思います。一番上の表でございます。  1施設当たり医療費をごらんいただきますと、平成19年度の大学でございますけれど も、約125億円、それから診療所につきましては9,000万円、それから歯科のほう につきましては、病院あるいは診療所がありますが、診療所で申しますと3,600万円 程度、それから保険薬局ということですと、昨年に引き続きまして1億円ちょっとという ことでございます。  以上、医療機関別につきましての入院と入院外の合計について見ていただきました。1 0ページからは同じような形ですけれども、今度は入院について見ております。それから、 12ページからは同じような形で入院外について見ておりますので、後ほどごらんいただ ければと思います。  それでは、もう一つの資料でございますけれども、資料、中医協、総1−2ということ で別の冊子でございますが、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向の概要〜平成19年 度版〜という資料をごらんいただきたいと思います。  この資料は、平成19年度の調剤レセプトの電算処理割合でございますけれども、医療 費ベースで見ても処方箋ベースで見ても、現在8割を超えている状況と。この表1で申し ますと、上が全数の処方箋枚数あるいは調剤医療費でございますが、下のほうに電算処理 分の調剤医療費、それから処方箋枚数がございまして、そのすぐ下に電算化率とございま す。平成19年度でごらんいただきますと、調剤医療費の電算化率が80.9、それから 処方箋枚数の電算化率が80.7%ということでございます。また、処方箋の1枚当たり の調剤医療費につきましては、平成19年度の全数が7,305円、それから電算処理分 ですと7,322円というようなことで、ごくわずかな差であるということと、右のとこ ろの対前年度比のところ、全数の1枚当たりの調剤医療費は6.1%の伸び率、電算処理 分は5.8%というようなことで、伸び率もほぼ同様というようなことになっておりまし て、調剤医療費の全数については従来からお示ししておりますけれども、今回電算処理分 ということで、さらに詳細な分析が可能となったということでございます。この調剤医療 費につきましては、この電算処理分について分析した結果をこれから御説明申し上げます けれども、動向もある程度観察できるところまでデータを蓄積し、また電算化率も上昇し てきていますので、今回初めてこれを公表するというものでございます。  次のページ、2ページをごらんいただきたいと思います。  ここから先は電算処理分、8割に相当する電算処理分に関する分析でございます。  まず、表2でございますが、これは処方箋1枚当たりの調剤医療費の内訳ということで ございます。平成19年度の1枚当たりの調剤医療費の内訳をごらんいただきますと、7, 322円余りですが、このうちの技術料がすぐ下に構成割合がございますけれども、26. 3%、それから薬剤料が73.6%、それから特定保険医療材料、ごくわずかですがござ います。  なお、薬剤料のうち内服薬の薬剤料、再掲でございますが、4,500円余りというこ とで、約85%占めているということでございます。  それから、右のところに対前年度比がございますけれども、薬剤料につきましては全体 で7.5%増加ということですが、内服薬は7.7%ということで比較的高い伸びとなっ ているということでございます。  右のところ、3ページでございますが、この処方箋1枚当たりの調剤医療費を年齢階級 別に見たものでございます。  表3の年齢階級別処方箋1枚当たりの調剤医療費をごらんいただきたいと思います。平 成19年度の総数が7,300円余りですが、0歳以上5歳未満のところをごらんいただ きますと2,900円程度、ずっと見ていただきますと、年齢が上がるにつれて上昇して おりまして、75歳以上ですと9,200円余りということで3倍以上になっているとい うことでございます。  それから、右のところ、対前年度比でごらんいただきますと、総数では5.8%という 増加率でございますけれども、10歳未満は若干低いですけれども、20歳以上のところ はおおむね5%前後という伸び率になっているところでございます。  続きまして、4ページでございます。  4ページは先ほどの薬剤料の中で金額で約85%を占めている内服薬に限りまして分析 をしているものでございます。表4でございますけれども、内服薬の処方箋1枚当たりの 薬剤料、平成19年度は4,500円余りということでございますけれども、これを3要 素に分けてみたものでございます。1つの要素は処方箋1枚当たりの薬剤の延種類数でご ざいます、これが2.83、それから投薬日数、この投薬日数というのは薬剤につきまし て何日分ということでいただくものがございますが、それの日数ということで、これが1 7.9日、それから、1日当たりの薬剤料が90円ということでございます。それで、右 のところに対前年度比というのがございますが、1枚当たりの薬剤料は7.7%というこ とになっていますが、その伸び率を3要素ごとの伸び率の内訳でごらんいただきますと、 投薬日数が3.5%ということで最も大きいですが、あと1日当たり薬剤費が2.9%と いうことで、この2つが内服薬1枚当たりの薬剤料の増加に大きく影響しているというこ とでございます。  次は5ページでございます。  5ページは同じく内服薬の処方箋1枚当たりの薬剤料を薬効大分類別に見たものでござ います。ここに表示しているのは薬効大分類のすべてではなくて、一定程度の金額になっ ているものに限らせていただいております。内服薬の中で、薬効大分類別に見たときに最 も高いのは、21番の循環器官用薬1,360円でございます。ついで一番上にあります 11番の中枢神経系用薬、これが2番目に多くなっているということでございます。対前 年度比のほうをごらんいただきますと、最も伸び率が高いのが33番、血液・体液用薬と いうのが13.6%ということで最も高くなっておりまして、伸び率の最も低いのは22 番の呼吸器官用薬というのがございますが、▲4.3%ということで最も低くなっている ということでございます。  それから、次の6ページをごらんいただきたいと思います。  6ページは同じく内服薬の薬効大分類で見ているものでございますけれども、後発医薬 品の割合というものを見ているものでございます。表6の内服薬の後発医薬品割合でござ いますが、これは薬剤料金額のベースで見ているものでございます。平成19年度ですが、 31番のビタミン剤が43.4%ということで最も高くなっております。それから、2番 目は22番の呼吸器官用薬、これが13.2%ということになっております。この割合の 対前年度差というところで見ていただきますと、最も高いのは下から2つ目でございます けれども、61番の抗生物質製剤というのが1.6%、差ですのでパーセントポイントで すが、1.6%ポイント上昇しております。一方、25番の泌尿生殖器官および肛門用薬 というのが▲0.5%ポイントということで伸びが最も低くなっているという状況でござ います。  以上でございます。 ○遠藤会長  ありがとうございました。ただいま丁寧な説明がありましたけれども、この説明につき まして、あるいは説明がなかった部分の資料の内容でも結構ですけれども、何か御質問等 がありましたらばお願いいたしたいと思います。御自由にどうぞ。  藤原委員、どうぞ。 ○藤原委員  総1−1の7ページ、8−2の受診延日数の伸び率、これは大学だけが0.1と伸びて いることが示されておりますけれども、13ページの21−2、入院外受診延日数の伸び 率、これもまた外来で見てみますと0.9と、大学だけ伸びている。いわば大学の一人勝 ちのような状況になっておりますけれども、この大学だけ伸びているという状況は、医療 提供体制の中で機能分担、役割分担がきっちりいっているのかどうか、その辺のところが 大変気になりますけれども、この大学だけふえているという状況についてなぜなのか、そ の中身について分かる範囲で教えていただきたいと思います。 ○遠藤会長  今の御指摘でありますけれども、現段階で分かる範囲ということで結構でありますけれ ども、機能分担上の問題もあり得るということなので、どのように解釈していいのかとい うことについて、分かっている範囲で結構でございますので、お願いいたしたいと思いま す。 ○事務局(村山調査課長)  考えられることということでございますけれども、高齢者が大学病院ということで志向 して、そちらのほうに入院外というような形で、高齢者の人数が増加していて、その方々 が大学病院を志向してこのような形になっているのではないかと、1つそういうことが考 えられるのではないかというふうに見ているところでございます。 ○遠藤会長  ありがとうございます。以上の答えです。  藤原委員、どうぞ。 ○藤原委員  高齢者の動向は何かほかのデータで示されていますか。分かるようなデータありますか。 ○遠藤会長  高齢者の受診動向。 ○事務局(村山調査課長)  高齢者の人数の動向だけですと、これらの表からおよそ分かります。 ○事務局(真鍋調査課数理企画官)  70歳以上の高齢者の方が例えば病院で受診延日数がどれだけ伸びているかという資料 については、今回ちょっと大部になりますのでおつけしていませんが、基本的にすべて公 表しておりますので、必要がありましたらまた御報告、あるいは御説明に上がりたいと思 います。  例えば数字を申し上げますと、平成19年度の高齢者の大学病院の入院外受診延日数の 伸び率は3.6%でございます。高齢者の入院外の受診延日数、病院についてはマイナス 0.9%という中で、大学病院はプラス3.6%、公的病院はマイナス2.6%、民間病 院マイナス0.3%ということで大学病院だけちょっと高い伸び率になっております。 ○遠藤会長  藤原委員、今のような答えですけれども、その数値の公表はされているわけですね。 ○事務局(村山調査課長)  公表しております。本日、今はこの19年度の医療費ということでお示ししております。 先ほど申し上げたような数字もあわせて公表させていただきます。本日の資料に入ってお りませんが、ホームページでごらんいただくようになります。 ○遠藤会長  データそのものはアクセスできるということですが、藤原委員、どうぞ。 ○藤原委員  中身のほうは十分分かりましたけれども、ただ、それが近くにある医院とか中小病院と か、そういったところに行かずに一足飛びに大学に行っている状況なのかどうか、そこの ところは見えないんですけれども、それについてはちょっと分からないですよね。 ○事務局(村山調査課長)  そこまでのデータは現在持ち合わせておりません。 ○遠藤会長  よろしいですか。ほかに御質問、御意見ございますでしょうか。  邉見委員、どうぞ。 ○邉見委員  ちょっとポジショントーク的になるかも分かりませんが、私、外科医なんですけれども、 総1−1の表7−2で外科がこの平成13年度からずっと医療費の伸び率、三角印ばかり ですね。それから、こちらの表9−2、次のページの受診延日数の伸び率、これが影響し て左の表7−2になっているのかも分かりませんけれども、先日、長崎で外科学会の総会 がありまして、外科医がどんどん減っていると。この10年間で約10%前後の外科医が 減っていると。高い数字では12%、低い数字では7%ということで、ハイリスク、ロー リターンの典型的な科であるということで特別企画ということで何か歯どめをかけようと いうふうな企画がありまして、私も参加いたしました。中医協の場ではぜひ手術とか設備 投資もたくさん要りますし、最近では訴訟対策費用も要りますし、保険料も要りますし、 光熱費、新しい機器ですね。ディスポーザブルの機器とか感染症対策、使い回しは絶対だ めとか、いろんな意味でマイナス要因が非常に多いというふうなことで、本当に困ってい るような所へ報酬を付けて欲しいと思います。どこかで必ず発言してほしいという要望も ありましたので、ちょっとポジショントークにとられるかも分かりませんけれども、この 辺のところをぜひ頭の中に入れておいてほしいなというふうに思います。  以上です。 ○遠藤会長  ありがとうございます。診療所に限ってはいるわけですけれども、外科につきましては 医療費の伸び率が減っているということの御指摘ですね。その背景があるということの御 指摘だったと思います。  それでは、関連しまして事務局から御発言いただきたいと思います。 ○事務局(村山調査課長)  8ページの表11−2を関連してごらんいただきたいと思うのですが、表11−2では 御指摘のあった診療科別医療費につきまして、1施設当たりの医療費で見ております。こ れでごらんいただきますと、平成19年度、今御指摘のあった外科をごらんいただきます と2.0%のプラスとなっております。先ほど御指摘のあった表は6ページの表7−2で ございます。外科のところが▲0.3%ということでございますが、この▲0.3%と2. 0%の差というのは施設数の伸びです。医療費の伸び率は施設数と1施設当たり医療費に 分けることができますので、この▲0.3%の中の要因の一つは施設数の減少です。2% 強と思われますが、この減少が影響している部分もあるかと存じます。 ○遠藤会長  邉見委員、どうぞ。 ○邉見委員  そうすると、集約化が進んでいるということでしょうか。 ○事務局(村山調査課長)  現在手元でそこまでのことは恐縮ですが、分かりませんが、統計の上ではそういう形に なっているということでございます。 ○遠藤会長  よろしいですか。先ほど邉見委員がおっしゃられたような内容が背景にあって、ある意 味診療所の外科を標榜するところが減っているということも考えられるということかもし れませんですね。  ほかにございますでしょうか。  藤原委員、どうぞ。 ○藤原委員  1日当たりの医療費の伸び率、これは総−1の5−2に示されておりますけれども、こ の入院、5−1に出ておりますが、入院の病院の中でのDPCの影響というのはいかがで しょうか。その辺のところが分かっていれば教えていただきたいと思いますが。 ○遠藤会長  事務局お願いします。 ○事務局(村山調査課長)  この統計では、そこの部分は分かりません、把握できておりません。 ○遠藤会長  藤原委員、そういうことですけれども。 ○藤原委員  この間の診療行為別の調査ではDPC、入院で7.5%という数字がたしか出ていたと 思いますけれども、そういう比較はされていないんですね。 ○遠藤会長  別の調査では把握しているのではないかということですけれども、いかがでしょうか。 ○事務局(村山調査課長)  現在そこのところの分析等々は行っておりません。 ○遠藤会長  ほかにございますか。  私から1つ聞きたいんですけれども、総1−2のほうなんですが、処方箋1枚当たりの 調剤医療費でありますけれども、これは表5でもいいですし、年齢別でもいいんですが、 表3でも結構なんですけれども、対前年の比率が18年と19年度では19年が非常に伸 びているわけですが、これはどういうふうに理解したらよろしいでしょうか。 ○事務局(村山調査課長)  平成18年度につきましては、診療報酬あるいは薬剤等の改定ということがございまし たので、トータルで見るとマイナス3.16%改定ということがございまして、その影響 でマイナスになっている。19年度につきましては、そういった改定等ございませんでし たので、このような率になっているというようなことでございます。そのような改定のあ る、なしの差がこのような伸び率の差になっているのではないかと思っているところでご ざいます。 ○遠藤会長  なるほど。薬価でもそういうことがあるということなわけですね。 ○事務局(村山調査課長)  おっしゃるとおりでございます。 ○遠藤会長  ほかにございますか。よろしゅうございますか。  非常に御丁寧な説明をいただきました。ありがとうございました。  それでは、本件に係る質疑はこのあたりにしたいと思います。  続きまして、主な施設基準の届け出状況についてを議題としたいと思います。事務局よ り資料が提出されておりますので、説明をお願いします。 ○事務局(宇都宮医療課企画官)  医療課企画官でございます。  それでは、資料中医協、総−2をごらんいただきたいと思います。  横長のものでございますが、主な施設基準の届出状況等となってございます。これは毎 年7月1日現在における施設基準の届け出状況というものがまとめられておりますが、こ のたび平成19年7月1日現在の状況が取りまとめられたので、こちらに御報告させてい ただくということでございます。  まず、1ページ目の上のほうの表でございますが、平成19年、病院は8,986、有 床診療所は1万1,907となっております。この3年間で見ますとそれぞれ若干減少傾 向にあるということだと思います。  その下の表、1番の初診料関係でございますが、まず、電子化加算というのがございま す。これは平成18年に導入されたものでございますが、19年の数を見ますと、病院が 6,135、診療所が6万9,749と前年に比べて増加しているということでございま す。そして、この基準の中で選択的要件別内訳というのがございまして、その3番目でご ざいますが、求めがあったときに詳細な明細書を交付というふうなものがございますが、 これについて18年の4万6,500件から6万2,164件というように増加している ということが見てとれるということでございます。  続きまして、2ページ目でございます。  2ページ目は(1)として入院基本料について示されておりますが、まず一番上の一般 病棟入院基本料につきまして、平成19年は5,534の医療機関、病床71万5,41 3ということでございますが、この3年間減少傾向にあるということでございます。その 次の療養病棟入院基本料につきましては、大体横ばいの傾向でございます。そして、1つ 飛びまして、精神病棟入院基本料についてですが、これもやや減少傾向にあるということ が見てとれると思います。それから、少し飛びまして一番下のほうに有床診療所入院基本 料と有床診療所療養病床入院基本料というのがございますが、これも最初に申し上げまし たように、有床診の数が減っておるということもありまして、それぞれこの基本料の届け 出が減っておると、そういう状況でございます。  続いて3ページ目をお願いいたします。  こちらは入院基本料等加算ということでございますが、まず3番目のところに救急医療 管理加算・乳幼児救急医療管理加算というのがございます。これは休日または夜間におけ る救急医療確保のために診療を行っていると認められる保健医療機関ということで、18 年に設けられたものでございますが、2,946から3,398ということで順調に増加 しているのではないかというふうに思われます。  続いて、少し飛びまして4ページ目でございますが、4ページの5段目のところにがん 診療連携拠点病院加算というものがございます。これにつきまして、平成18年に設けら れたものでございますが、134から301件と倍以上増加してございます。今回の平成 20年の改定でこの加算、200点から400点に2倍にしておりますので、今年度また さらに増加するのではないかというふうに思われるところであります。その他、その下の 栄養管理実施加算、医療安全対策加算、縟瘡患者管理加算、縟瘡ハイリスク患者ケア加算、 ハイリスク分娩管理加算、これら18年度に導入されたものでございますが、それらにつ いての状況はごらんのとおりでございます。  続きまして、(3)として特定入院料がございます。  救急関係のものがずらっとございますが、5ページの一番上、特定集中治療室管理料、 いわゆるICUの関係でございますが、平成19年569施設、3,966ということで 増加傾向にあるということが分かると思います。それから、1つ飛びまして脳卒中ケアユ ニット入院医療管理料というものをやはり平成18年に導入されておりますが、この脳卒 中専門のケアユニットということでございますけれども、これも平成18年の28から4 9施設、186床から289床と順調に伸びているということではないかと思います。  それから、一番下の小児入院医療管理料というものがございますが、小児科の充実とい うことで設けられております。1、2、3と3段階の点数に分かれておりまして、1が1 番充実している施設ということで点数も高く設定されておりますが、特に1と2の充実し ているほうで伸びておるという状況が見てとれると思います。これについても御存じのよ うに、今回の20年改定でさらに小児科医の人数が多いなどレベルの高いものをより高い 点数というものを設けさせていただいたところでございます。  続きまして、6ページでございます。  一番上に回復期リハビリテーション病棟入院料というのがございますが、これにつきま しても、17年、18年、19年574、670、794と順調に伸びてきているところ であると思われます。また、やはり急性期の受け皿としての役割を有します亜急性期入院 医療管理料につきましても、685から848、981というふうに伸びてきております。 これについても御存じのとおり、今回の20年改定で亜急性期医療管理料にというよりと りやすいようなものを設けたところでございまして、さらにふえるのではないかというふ うに思っておるところでございます。  続きまして、7ページでございますが、7ページのところに4として医学管理等という のがございます。こちらの中にも18年に新たに導入されたものが幾つかございまして、 ウイルス疾患指導料、1つ飛んで喘息治療管理料、それから2つ飛んでニコチン依存症管 理料、そしてまた2つ飛んで地域連携診療計画管理料及びそのすぐ下の地域連携診療計画 退院時指導料と、これらが18年に設けられましたけれども、特に下のニコチン依存症管 理料あるいは地域連携診療計画管理料等、非常に伸びてきているということでございます。 下から2番目の地域連携診療計画管理料はいわゆるクリティカルパスというものでござい まして、ある疾患についての標準的な治療に基づいて地域連携を推進するというもので、 この18年に導入されたときは対象疾患は大腿骨頚部骨折に限られておりましたが、これ も御存じのように、平成20年の改定で脳卒中がさらに加わったということで、さらにこ れの導入が進むのではないかというふうに思われるところでございます。  続きまして、8ページでございますが、8ページの一番上にハイリスク妊産婦共同管理 料というのがございます。これがやはり平成18年に導入されたもので、あらかじめ例え ば診療所であればふだん管理している妊産婦の方に何かあったときに受け入れていただけ る病院を決めて、そういう登録をしておくと。そして、実際にその病院に入ったときにそ の診療所のほうから出向いてフォローアップをするというような、そういう連携を進める 点数でございますが、これについても18年から19年にかけて延びておるという状況が 分かると思います。  それから、1つ飛びまして在宅療養支援診療所、これについても9,434から1万4 77と増加しております。また、その下に5番、在宅医療として3つほどございますが、 こういったものも伸びておるような状況が分かると思います。  続きまして、9ページでございますが、9ページは7、画像診断というところの2つ上 にコンタクトレンズ検査料1というのがございます。これはこちらに書いてございますよ うに、当該保険医療機関を受診した患者のうち、コンタクトレンズに係る検査を実施した 患者の割合が70%未満である等ということで、いわゆるコンタクト専門のいろいろ問題 が多い診療所を除くような点数であったわけでありますけれども、こちらにありますよう に、1,400弱ぐらいの病院と6,000弱ぐらいの診療所が届け出ておるというとこ ろでございます。ただ、これにつきましても、こういった改定でさらにまた問題があった ということで、この70%未満というものを30%というふうに20年の改定で変更した と、より厳しくしたという状況でございます。  続きまして、10ページでございますが、10ページの下のほう、9、リハビリテーシ ョンというのがございます。これは18年改定において疾患別リハというものを導入しま して心大血管疾患リハビリテーション、脳血管疾患リハビリテーション、それから次の1 1ページのほうにございますが、運動器リハビリテーション、呼吸器リハビリテーション ということで導入されたものですけれども、これも順調に取得されているのではないかと いうふうに、届け出られているのではないかというふうに思われます。  そして、続きまして12ページのほうでございますが、12ページから13ページにか けて手術がざっと出ております。この中でやはり18年から新たに届け出られるようにな った技術が幾つかございますけれども、特に移植の関係が18年新たに保険適用となった ものがいろいろとございまして、例えば6番目ですね、同種死体肺移植術あるいは次の1 3ページのほうにございますが、4番目の同種心移植術、それから同種心肺移植術、2つ 飛びまして同種死体肝移植術、それから同種死体膵移植術、同種死体膵腎移植術、こうい ったものが18年から保険適用されたということで、比較的先進的なというか高度な技術 ですので、件数はまだ少ないですけれども、徐々にこういうものの保険適用が進んでいる ということでございます。  それから、14ページから15ページのほうに歯科についての届け出状況がございます。 ごらんのとおりでございます。  説明は以上のとおりでございます。 ○遠藤会長  ありがとうございました。  それでは、ただいまの説明につきまして何か御質問等あれば承りたいと思います。  藤原委員、どうぞ。 ○藤原委員  8ページの在宅療養支援診療所なんですけれども、これは届け出は少しずつふえている 状況の中にあるんですが、今施設から在宅へという政策的にはそういう流れだというふう に認識しておりますけれども、そういった中で、この届け出と実働といいますか、機能し ているかどうか。その辺のところがこの数字だけ見ても余り参考にならないといったらち ょっと言い過ぎかも分かりませんが、その中身はどうなんでしょうか。機能しているのか どうか。実働はどうなのかということを知りたいんですが。 ○遠藤会長  これはたしか昨年度に調査がされまして、調査結果が一度中医協で報告はされていると 思いますけれども、それに関連するかどうか分かりませんが、事務局からお答えいただけ ますか。 ○事務局(宇都宮医療課企画官)  ちょっと今具体的な数字、手元にないんですけれども、確かに委員御指摘のように、届 け出たすべての機関がすべてそのまま実際にやっているかというと、そこの部分は必ずし もそうではないということもございます。それがたまたまそういう患者さんがいないのか、 あるいは医療機関が問題なのかとか、その辺についての分析まではしてございませんが、 数値としては確かに若干の差があるということでございます。 ○藤原委員  昨年出されたということでしたら、おおよその数字は把握されているかと思うんですが、 それも今は分からない。 ○遠藤会長  昨年というのはたしか診療所当たり何人の在宅の患者さんを扱っているか。たしか2極 分化するというような御説明があったかと思いましたけれども、その種の調査は行われま せんでしたか。 ○事務局(宇都宮医療課企画官)  すみません、ちょっと今確認しておりますので、申しわけございません。 ○遠藤会長  それについては、私のあれかもしれませんので、今調べてもらっておりますので、ほか のことで何かございますでしょうか。  どうぞ。 ○勝村委員  1ページの電子化加算の件についてですが、求めがあったときに詳細な明細書を交付す るという要件が、選択的要件の中で増えているということなんですけれども、2年ほど前 だったでしょうか、この要件で施設基準をとっているにもかかわらず、求めがあれば詳細 な明細書が発行できるという旨を患者に掲示していないために開示実績がゼロとか、そう いう状況が非常に多いことが問題だということを総務省のほうから指摘を受けたというこ とがあって、そういうことのないように何らかの手立てをお願いしたいと言っておったと 思うんですが、そのあたり今年度ぐらいからどんな動きになっているのかをお聞かせ願え たらと思います。 ○遠藤会長  よろしいですか。 ○事務局(宇都宮医療課企画官)  ちょっとすみません、私も2年前はいなかったのであれなんですけれども、今掲示につ いては一応要件の中に入れていますよね。ですから、すみません、ちょっとこれも確認さ せていただきたいんですけれども、今はその辺はちゃんとなされているという認識ではお ります。 ○遠藤会長  ありがとうございます。勝村委員、よろしいですか。  ほかにございますか。  事務局、どうぞ。 ○事務局(宇都宮医療課企画官)  先ほどの在宅支援総合診療所の関係でございますが、昨年の12月14日の総会ではな くて、基本問題小委員会のほうにこちらのほうで行ったサンプル調査の結果としてお示し させていただいているものはございますが、全数調査ではないんですけれども、その中で それも実際にどういう機能ということを一つ一つ見たものではなくて、在宅での看取りが なされているかと、それだけでございます。それが例えば平成19年は56.5%が在宅 で看取りと、そういうものでございます、資料としては。 ○遠藤会長  サンプル調査、ちょっと私勘違いしているかもしれませんので、また調べていただきた いのですけれども、たしか在宅患者さんが何人見ているかというようなことも調べていた のではないかと思いますので、それは藤原委員の御質問と関連するかと思ってお尋ねした のですけれども、たしか分布図が出ていて、非常に少数ですけれども、たくさんの患者さ んを扱っているところと1人とか2人というところがかなり一般的であると、そういう分 布が出ていたように記憶しているんですけれども。 ○事務局(宇都宮医療課企画官)  それにつきましては、診療所の中で在宅患者を40人以下見ているというような診療所 が大体86%ですね。それ以外の診療所では40人以上の在宅患者を診ているというよう な、そういう分布でございますけれども、もし必要があれば次回にでもまたこの資料を再 度提出させていただきたいと思います。 ○遠藤会長  もう少し情報があったような記憶がありますので、きちんと整理した形で次回、もうで きているわけですよね。ですから、同じものをまた提出していただくということでよろし いでしょうか。 ○藤原委員  知りたいのは届け出たけれども何もやらないと。ただ届け出ただけなのかというところ も含めてお願いしたいと思います。 ○遠藤会長  それは分かるんですか。そのサンプル調査をした中で患者さんゼロというのがあるのか どうかというところはちょっと私も記憶にはないのですけれども。 ○事務局(宇都宮医療課企画官)  人数の切り方としてゼロとかそういうものをとっていないので、実際もしそれをやると すると、新たな調査をすることになってしまうと思います。 ○遠藤会長  藤原委員、どういたしましょうか。ということであれば、ゼロというのは把握していな いということですので、特段提出していただく必要はありませんか。 ○藤原委員  はい。やむを得ないと。 ○遠藤会長  それでは、結構ですので、どうもありがとうございました。  ほかにございますか。よろしいでしょうか。  それでは、本件に係る質疑はこのあたりにしたいと思います。  それでは、本日の総会はこれにて閉会したいと思います。  次回の日程等について事務局から何かございますか。 ○事務局(佐藤医療課長)  現時点で正確な日程は決まっておりませんが、来月下旬を予定しておりますので、また 改めて委員の先生方の予定を聞かせていただいて調整をしたいと思います。よろしくお願 いいたします。 ○遠藤会長  それでは、よろしくお願いいたします。  それでは、本日の総会はこれにて閉会したいと思います。  この後、基本問題小委員会が開催されますので、準備が整うまでしばらくお待ちくださ い。     【照会先】       厚生労働省保険局医療課企画法令第1係       代表 03−5253−1111(内線3288)