資料1
ヒトに対する有害性が明らかでない化学物質に対する労働者ばく露の予防的対策に
関する検討会開催要綱
1.目的
ナノマテリアルなどヒトに対する有害性が必ずしも明確でない化学物質のうち、動物実験等の結果からヒトに対する健康影響などが懸念され、それを待たずに、予防的な対応の検討が必要なものがある。
これらの化学物質について、それを扱う労働者の作業実態等を踏まえつつ、必要な予防的ばく露防止対策を検討するため、厚生労働省労働基準局長のもと、専門家の参集を求め、所要の検討を行う。
2.検討項目
(1)検討対象となる化学物質の健康影響の評価や労働者の作業実態及びそれに係る問題点の把握
(2)(1)を踏まえた必要な対策についての検討
(3) その他
3.その他
(1)本検討会は、厚生労働省労働基準局長が学識経験者の参集を求めて開催する。
(2)本検討会には、座長を置き、座長は検討会の議事を整理する。
(3)本検討会は、必要に応じて、化学物質の製造事業者等関係者からのヒアリングを行うことができる。
(4)本検討会は、原則として公開とするが、検討に当たり、企業の生産ノウハウ等に係るヒアリングや個別企業の実態等公開することが適当でない議論を行う場合には、非公開とすることができる。
(5)本検討会の事務は、厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課において行う。
(6)本検討会には、議題に応じ必要な専門家の臨時の参集を求めるものとする。
(7)本検討会は、検討結果が取りまとめられた時点において終了するものとする。ただし、別途検討すべき事案が生じた場合は、本検討会において検討できるものとする。
ヒトに対する有害性が明らかでない化学物質に対する労働者ばく露の予防的対策に
関する検討会参集者について
(参集者)
(氏名) | (所属) | |
大前和幸 | 慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室教授 | |
小川康恭 | 独立行政法人労働安全衛生総合研究所研究企画調整部長 | |
唐沢正義 | 労働衛生コンサルタント | |
小西淑人 | (社)日本作業環境測定協会調査研究部長 | |
庄野文章 | (社)日本化学工業協会REACHタスクフォース事務局長兼化学物質管理部長 | |
田中茂 | 十文字学園女子大学人間生活学部食物栄養学科衛生学公衆衛生学研究室教授 | |
名古屋俊士 | 早稲田大学理工学術院教授 | |
福島昭治 | 中央労働災害防止協会・日本バイオアッセイ研究センター所長 |
(臨時参集者・ナノテク関係)
小川順 | ナノテクノロジービジネス推進協議会社会受容・標準化委員会委員 | |
蒲生昌志 | 独立行政法人産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センターリスク管理戦略研究チーム長 | |
菅野純 | 国立医薬品食品衛生研究所安全性生物試験研究センター毒性部長 | |
甲田茂樹 | 独立行政法人労働安全衛生総合研究所有害性評価研究グループ上席研究員 | |
高田礼子 | 聖マリアンナ医科大学予防医学教室講師 | |
明星敏彦 | 学校法人産業医科大学産業生態科学研究所労働衛生工学研究室准教授 |