〈参考資料1〉

診断・治療概要(臓器提供施設提出資料要約)

3月9日頃  
  右後頭部に比較的強い痛みを訴えられていた。
3月11日  
11:57 我慢できない強い痛みがあり、配偶者の車で医療機関へ向かう途中に意識を消失し、救急搬送された。
来院時、JCS200、両側瞳孔は縮瞳(2.0mm)していた。
気管内挿管にて呼吸管理を開始した。
14:10 CTにより、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血GradeIVと診断され、ICU入室となった。
3月12日  
14:10 脳動脈瘤コイリング、脳室ドレナージ術を施行した。
終了後に一時的に自発呼吸停止、洞性頻脈を呈したが速やかに回復した。
3月  
12〜21日 意識障害の程度は徐々に改善傾向を示し、自発開眼し、口頭指示に一部応じるような時期もあった。
3月23日  
  意識レベルが再び悪化し、GCS6前後となった。
CTにより右前頭葉及び左後頭葉に梗塞巣を認めた。
15:00 脳室ドレナージが長期間となったため、脳室ドレーンを抜去した。
3月24日  
10:30 意識レベルはGCS3。瞳孔散大、対光反射消失、自発呼吸停止となった。
CTにより脳腫脹、中心性脳ヘルニアを認めた。
12:00 家族に脳死状態であることを説明した。
18:00 家族から臓器提供意思表示カードが提示された。
19:30 臨床的脳死診断を開始した。
22:08 臨床的脳死診断を終了した。臨床的脳死と診断した。
3月25日  
13:56 第1回法的脳死判定を開始した。
16:24 第1回法的脳死判定を終了した。
22:30 第2回法的脳死判定を開始した。
3月26日  
0:24 第2回法的脳死判定を終了。法的に脳死と判定された。

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