第83回疾病・障害認定審査会原子爆弾被爆者医療分科会議事要旨

1.会議の日時及び場所

(1)日 時  平成20年1月21日(月) 10:00〜17:00

(2)場 所  午前−中央合同庁舎5号館 厚生労働省 9階 省議室

午後−財団法人日本航空協会 航空会館501・502会議室




伊藤委員
佐々木会長
谷口委員
平松委員
藤原委員

泉二委員
山科委員
米倉委員

秋葉臨時委員
伊坪臨時委員
小出臨時委員
 角 臨時委員
関根臨時委員
田利臨時委員
難波臨時委員
横関臨時委員



    草間臨時委員
進藤臨時委員
平原臨時委員
 

3.議事となった事項

(1)原爆症認定の在り方に関する検討会報告等について(公開)

資料1 新しい審査のイメージ(PDF:31KB)

資料2 原爆症認定問題のとりまとめ 与党原爆被爆者対策に関するプロジェクトチーム(PDF:70KB)

資料3 原爆症認定の在り方に関する検討会報告 概要(PDF:273KB)

(2)原爆症認定審査 (非公開)

(3)異議申立て審査 (非公開)

4.審議内容

(1)原爆症認定の在り方に関する検討会報告等について(公開)

 事務局より原爆症認定の在り方に関する検討会による報告、与党PTの原爆症認定問題のとりまとめについて報告を受けたのち、今後の認定審査に当たっての審査のイメージについて説明を受けた上で、意見交換を行い、以下の点について共通認識を得た。

○  分科会は、従来、放射線の健康影響について広く認められた科学的な知見、科学的な常識といったものを重視をして原爆の放射線・放射能による疾病起因性の判断をしてきたところである。

○  今回、原爆症認定の在り方に関する検討会及び与党PTの報告を受け、今後はより被爆者救済の立場に重点を移して認定審査を行っていくことになる。

○  ただ、従来どおり、被爆者の間に、または、被爆者とそうでない方の間に不公平が起こらないように、本日の議論を踏まえ、また、原爆被爆者の医療のみならず、放射線を利用する他の分野にまで影響を及ぼすかもしれないという懸念も踏まえ、十分に検討して適切な審査の方針をつくっていくべきである。

(2)原爆症認定審査(非公開)

  諮問件数 答申件数 答    申    内    訳 審議未了
認 定 却 下 再検討
(注1)
保 留
悪性腫瘍・良性腫瘍 34件 34件 8件 -件 23件 3件 0件
造血機能障害 3件 3件 1件 -件 2件 0件 0件
甲状腺機能障害 0件 0件 0件 -件 0件 0件 0件
視機能障害 0件 0件 0件 -件 0件 0件 0件
肝機能障害 4件 4件 0件 -件 4件 0件 0件
その他 4件 4件 0件 -件 4件 0件 0件
合計 45件 45件 9件 -件 33件 3件 0件

原爆症の認定審査について、45件の諮問があり、45件の答申があった。

内訳は認定9件、却下-件、再検討33件、保留3件である。また、審議未了は0件である。

注1) 原爆症認定の在り方を検討することとなったため、結論が得られた際に再度検討を行うことが適当とされたもの。

(3)異議申立て審査(非公開)

諮問件数 答申件数 答   申   内    訳 審議未了
認 容 棄 却 再検討
(注2)
保 留
10件 10件 1件 -件 9件 0件 0件

原爆症認定の却下処分に対する異議申立て審査について、10件の諮問があり、10件の答申があった。

内訳は認容1件、棄却-件、再検討9件、保留0件である。また、審議未了は0件である。

注2) 原爆症認定の在り方を検討することとなったため、結論が得られた際に再度検討を行うことが適当とされたもの。

照会先  東京都千代田区霞が関1−2−2

厚生労働省健康局

総務課援護企画係

(内線2317 2319)


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