〈参考資料1〉
診断・治療概要(臓器提供施設提出資料)
平成14年 |
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11月頃 |
頭痛が自覚されるようになった。 |
平成15年 |
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1月30日 |
当該病院の脳神経外科を受診された。 MRIによる画像所見と神経症状では脳腫瘍と断定できず、ベーチェット脳炎の疑いで入院治療を行った後、退院された。 |
5月26日 |
激しい頭痛のため再入院。MRI検査の結果、右大脳白質の腫脹性変化及び正中構造の左への偏位が強まっていることを認めた。 |
5月28日 |
意識レベルの低下と脳ヘルニアの兆候を示したため、緊急の右減圧開頭術と腫瘍を含む右側頭葉の切除術を施行した。 病理標本とMRI所見により、びまん性神経膠腫と診断した。 |
6月23日 |
頭蓋骨形成術を施行した。 8月18日から9月26日まで、外来で全脳に50.4Gyの放射線照射を施行した。その後症状は軽快し、元の職場に復帰された。 |
平成16年 |
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8月 |
痙攣発作が頻発するようになり、MRIにより腫瘍の再発と判断した。 |
9月8日 |
当該病院に入院。PMV療法を3クール実施したが効果はなく、MRIにより造影される部分の増大を認めた。 家族の希望もあり、化学療法を中止し、インターフェロン療法を外来で継続した。 |
平成17年 |
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5月頃 |
左片麻痺と活動性の低下が徐々に進行。入退院を繰り返し、ステロイド大量療法を施行した。 |
7月7日 |
当該病院に入院。経鼻気管挿管で呼吸を確保し、ステロイド大量療法を施行した。 |
7月末 |
右瞳孔散大、対光反射消失し、深昏睡の状態となった。JCS300。 |
8月4日 |
家族に前日施行したMRIの結果を説明したところ、臓器提供意思表示カードが提示された。 |
8月5日 |
気管切開を施行。自発呼吸があり、人工呼吸器を装着せずに加療した。 |
10月10日 |
自発呼吸が消失したため、人工呼吸を開始した。 |
10月11日 |
脳幹反射、聴性脳幹反応が消失した。 |
10月12日 |
ICU入室。 |
17:15 |
臨床的脳死診断を開始した。 |
19:30 |
臨床的脳死診断を終了。臨床的脳死と診断した。 |
22:05 |
第1回法的脳死判定を開始した。 |
23:37 |
第1回法的脳死判定を終了した。 |
10月13日 |
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7:00 |
第2回法的脳死判定を開始した。 |
8:42 |
第2回法的脳死判定を終了。法的に脳死と判定した。 |