資料1

医療情報ネットワーク基盤検討会開催要領

平成19年10月

1.医療情報ネットワーク基盤検討会について

> 平成15年6月より厚生労働省医政局に設置、平成16年9月最終報告がとりまとめられた。

> これを受けて「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(以下、ガイドライン)」(平成17年3月)公開。

> また保健医療福祉分野における公開鍵認証局の運営基盤となる「保健医療福祉分野PKI認証局証明書ポリシ」(平成17年4月)を公開。

> 平成18年度検討会(第13回〜15回)では、「安全なネットワーク基盤の確立」および、医療におけるIT基盤の災害、サイバー攻撃等への対応を体系づけ、本ガイドラインを改定、第2版として平成19年3月に公開。

2.重要な検討事項

[1] 医療情報の取り扱いに関する事項

・ 先般、「診療録等の保存を行う場所について」(医政発第0331010号、保発第0331006号 平成17年3月31日)およびこれに係る本ガイドラインにて外部保存の委託先を、医療機関又は行政機関に限定。

・ 規制改革会議等は診療情報の外部保存について、民間事業者の参入を認めるようここ数年にわたり要請。

・ かたや医療情報の容易な商用利用などを禁じなければ参入を認めることは困難。

・ 医療に関連する個人情報を取り扱う種々の施策等の議論が進行する中、民間事業者が関係する際の明確なルール作りが必要。

[2] 処方せんの電子化に関する事項

・ IT戦略本部評価専門調査会医療評価委員会が処方せんの電子化を提言。

・ 可否も含めて検討し、不可とする場合には根拠についても明確化。

[3] 無線・モバイルを利用する際の技術的要件等に関する事項

・ ガイドラインの第2版においてネットワークセキュリティの要件を定義。

・ 今回はさらに「無線・モバイルの活用方策」についても検討。

3.会議の位置付け

厚生労働省医政局長が必要に応じて検討会を召集し、検討課題ごとに必要に応じて作業班を設置する等、効率的に検討を進めることとする。

4.開催

平成19年10月、第16回開催。

平成20年3月末までにガイドライン第3版を公表。

※この間に、数回開催予定。


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