平成19年4月20日
照会先 健康局疾病対策課
日下・秋野
(代表)   03-5253-1111
(内線)   2353・2354

厚生科学審議会疾病対策部会クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会
(第12回)の概要について

1.  本日、厚生科学審議会疾病対策部会クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会(委員長:北本 哲之・東北大学医学部教授)が開催されました。

2.  厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「プリオン病及び遅発性ウイルス感染に関する調査研究班」クロイツフェルト・ヤコブ病サーベイランス委員会において、調査された症例についての解析結果が報告・検討されました。

  (1)  平成11年4月1日から平成18年末日までに得られたクロイツフェルトヤコブ病等(以下、「プリオン病」という)の患者に関する情報は1411件(重複して報告されている例を含む)となりました。このうち、平成19年2月16日までにプリオン病として確認された症例は897例となりました。
 また、これまでに把握された乾燥硬膜移植歴を有する症例は129例(累計)となりました。
  (2)  平成11年4月1日から平成19年2月16日までに、プリオン蛋白遺伝子検索は603例で実施されており、2例を除く601例で結果が判明し、そのうちプリオン蛋白遺伝子の異常を認めたのは123例でした。

3.  世界の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)発生数について報告がありました。

4.  CJDと診断以前に脳神経外科手術を施行されていた2例が報告・検討されました。

5.  感染症発生動向調査を用いたプリオン病の調査体制について報告がありました。

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