(1) |
経緯
○ |
ICDの改訂は、2005年にWHOにおいて制定されたビジネスプランに基づき、2015年の施行を目処に進められることとなった。その改訂プロセスにおいては、新しい科学的知見の導入に努め、また、構造的な変化や新しい疾病概念への対応も念頭に、エビデンスに基づいた大規模なレビューを行うこととされた。
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○ |
2005年に開催されたWHO-FIC東京会議において、それらICD改訂に向けた計画が正式に承認されたことを受け、2006年のWHO-FICチュニス会議では、計画を実現するために、改訂運営会議(仮称)を設置すること及びその準備のための委員会が正式に発足した。 |
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(2) |
具体的な対応内容
[1] |
改訂プロセスの監督、作業グループ間の連携の調整・助言
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- |
内容 |
: 章やコードの移行や継続性に関すること等 |
- |
対象範囲 |
: 健康状態に関する章の設立に関すること等 |
- |
プロセスの決定 |
: 草案の取扱に関すること等 |
- |
参加 |
: 地域、国、NGOの参加に関すること等 |
- |
試行 |
: どのように試行を進めるか等 |
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[2] |
ICDの使用分野についての検証
・ 利用者のニーズに対応できる改訂版の実現
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死亡、疾病統計での使用 |
- |
初期治療、臨床診療での使用 |
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その他 |
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[3] |
分類学的・分類体系的な基本原則の検証
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- |
主要定義 |
: 疾病、障害、症候群、徴候、症状、精神的外傷、外因等 |
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特質 |
: 病因、病態生理、医療行為によるもの、遺伝学的背景等 |
- |
モデル |
: 他の分類及び分類体系へのリンク等 |
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[4] |
問題解決のための提案、必要に応じて試験的施行をデザイン
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因果関係:一次的、二次的等の検証等 |
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複数傷病への対応等 |
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[5] |
その他
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- |
コーディング規則、基準、表形式化、索引に関すること等 |
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臨床用語へのリンク及び対応づけに関すること等 |
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(3) |
メンバー構成(案)
・ |
ワーキンググループ(各専門家):
┌
│
│
│
┤
│
│
│
└ |
精神 |
外因 |
稀な疾患 |
がん |
感染性疾患 |
非感染性疾患 |
その他 |
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・ |
分類改正改訂委員会(URC)委員長 |
・ |
国際分類ファミリー拡張委員会(FDC)委員長 |
・ |
企画実行委員会(PC)委員長 |
・ |
オントロジー/ターミノロジーの専門家 |
等で構成を予定している。
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(4) |
第1回会議について 2007年4月に日本において開催予定 |