07/02/28 中央社会保険医療協議会・第22回調査実施小委員会平成19年2月28日議事録 中央社会保険医療協議会・第22回調査実施小委員会平成19年2月28日議事録 (1)日 時  平成19年2月28日(水)10:55〜11:05 (2)場 所  厚生労働省専用第18〜20会議室 (3)出席者  土田武史小委員長 遠藤久夫委員 室屋千英委員 小林麻理委員         対馬忠明委員 小島茂委員 丸山誠委員 大内教正委員         松浦稔明委員 竹嶋康弘委員 鈴木満委員 邉見公雄委員         黒崎紀正委員 山本信夫委員 (4)議 題  第16回医療経済実態調査について (5)議事内容 ○土田小委員長  ただいまより、第22回調査実施小委員会を開催いたします。  まず、委員の出欠状況について報告いたします。本日は、全員が御出席です。  それでは、議事に入らせていただきます。  本日も、前回に引き続きまして、医療経済実態調査について御審議をお願いした いと思います。  前回まで、医療経済実態調査について御議論いただきまして、調査の実施案及び 調査票案について大枠の御了承をいただいてまいりました。本日は、事務局で調査 要綱(案)、調査票(案)及び記入要領(案)などを用意していただきまして、そ れらについて御確認をいただき、調査の内容を決定いたしたいと思います。よろし くお願いいたします。  最初に事務局より説明をお願いします。 ○事務局(八神保険医療企画調査室長)  保険医療企画調査室長でございます。お手元の資料、5種類用意をしております。 実−1から実−5でございますが、「医療経済実態調査(医療機関等調査)の実施 案」、「医療経済実態調査(医療機関等調査)要綱(案)」、「医療経済実態調査 (医療機関等調査)における調査票(案)」、「医療経済実態調査(医療機関等調 査)における調査票記入要領(案)」、「医療経済実態調査(保険者調査)要綱」 という5種類を用意をさせていただいております。  今回お示しをした実施案で、前回までの御議論を踏まえた変更点がございますの で、まずそこを御説明いたします。実−1の実施案でありますが、3ページの 「(2)機能別集計等」の「(1) 医療機関の機能に着目した集計」、その「一般病 院」の3つ目であります。前回までにDPC対象病院の調査というものを充実を図 るべきだということで御意見をいただいておりました。今回「※」にありますが、 DPC対象病院につきましては、層化をして抽出を行います。したがいまして、一 般病院の5分の1の抽出の中で拾えたDPC病院ということではなくて、DPC病 院から5分の1を抽出するという形で、確実に一定数が確保できる。もちろん特定 機能病院は全数で拾っておりますので、それと合わせれば相当数のものが拾えると いうことで、層化をいたしますということが大きな変更点でございます。  それから、実施案の中で前回からの修正をしたところですが、前後して申し訳ご ざいません、2ページ、「(2)設備投資関係」でございます。前回御説明をいた しましたときに、15回までは帳簿価格を2年にわたって比較をしてということで したが、今回改めて設備投資額をきちんと聞きましょうという形にしたということ を申し上げました。それに加えて、なお書きですが、「医療用器械備品等について は、購入分とリース分の内訳」を書いてくださいということを書き加えてございま す。  実施案といたしましては、前回から変更した点は以上でございます。  続きまして、実−2で、要綱案について簡単に御説明をいたします。「調査の目 的」をちょっと読ませていただきます。「病院、一般診療所及び歯科診療所並びに 保険薬局における医業経営等の実態を明らかにし、社会保険診療報酬に関する基礎 資料を整備することを目的とする。」ということでございます。  1項以下、第15回から変わった修正が入っている部分を御説明をいたします。 「3.調査の対象」というところがございます。実質的な変更ではございませんが、 以前は処方せん枚数の取扱件数で保険薬局を分けておりましたが、診療行為別の調 査と平仄をそろえて、調剤報酬明細書の取扱件数300件以上の保険薬局を対象と するという形をとらせていただきます。  それから、15回との変更点といたしましては、「4.調査の客体及び抽出方 法」で、病院のところです。先ほど御説明をしたDPC対象病院の指定を受けてい る病院と指定を受けていない病院というものを第1の層化として区分をするという ことがございます。  それから、次の2ページに参りますと、前回との変更というところでは、クとケ の欄にございますが、子ども病院を全数調査するという関係で、クとケに子ども病 院についてコメントを付しております。  要綱につきましての変更というのは、以上でございます。  あとの資料、実−3の調査票、実−4の記入要領というのは、基本的に大枠とし て従来と変更ございませんが、少しわかりやすく注を加えた部分ですとか、あるい は前回までに御説明をしたような項目がつけ加わっているというような形になって ございます。  それから、実−5の保険者調査の要綱も、これも前回と基本的に変わっていない ということになってございます。  事務局からの説明は、簡単ではございますが、以上でございます。 ○土田小委員長  どうもありがとうございました。  それでは、御審議をお願いしたいと思いますが、ただいま説明を受けました内容 は、これまでいろいろと議論をしていただきましたことの確認になろうかと思いま す。御質問あるいは御意見ございましたら、どうぞお願いします。よろしいですか。 ○小林委員  コメントなのですけれども、先ほどの実−1の2ページの「設備投資関係」のと ころなのですけれども、純粋な設備投資額がとらえられないためにこのような変更 を行ったという御説明がありましたけれども、その観点は結構だと思うのですが、 純粋な設備投資の額が明確になるということをどのように評価といいますか、活用 していくかという点でもう少し工夫が要るのかなというふうに感じております。と いいますのは、設備投資額が大きくなればいいという評価ではなくて、やはり安定 的に効果的な医療サービスを提供するという観点から、設備投資額の妥当性といい ますか、適正性というのを見ていく必要があるだろうということで、リース分につ いて、例えばその機器の耐用年数にわたってキャッシュフローとの関係を考慮する ことが必要なのではないかと思います。ですので、今後の検討課題になるかと思い ますけれども、そういう観点を入れていく必要があるのではないかと思いました。  以上です。 ○土田小委員長  今の点、いかがですか。 ○事務局(八神保険医療企画調査室長)  御指摘、大変ありがとうございます。リース分、扱いをどうしようかということ、 実は大変苦慮をしたところでございまして、今回ある意味、病院関係者の方にどう いう書き方ならば書けますかというようなことも尋ねながら何とか拾ってみた、そ ういうことなので、これも引き続き小林委員の御指摘を踏まえて改良を重ねていく ということで考えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○土田小委員長  ほかにございますか。  よろしいでしょうか。ほかに御意見がございませんようでしたら、医療経済実態 調査につきましては、ただいま説明になりました案でもって実施するということに したいと思います。それでそのことは後日開催されます総会で報告し、御承認を得 たいというふうに考えております。よろしいでしょうか。  それから、事務局におきましては、総会で御了承いただいた後で、早速総務省協 議など具体的な準備に入ることになります。調整の過程で調査票や記入要領等に軽 微な修正等が必要な場合もあり得るというふうに考えますが、その場合はこちらの 方で判断させていただくということで御了解を得たいと思います。よろしいでしょ うか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○土田小委員長  どうもありがとうございます。  それでは、本日の調査実施小委員会はこれで終わりになります。非常にいいです ね、11時ちょっと過ぎです。恐らく最短記録だと思いますが、次回以降大変だと 思いますので、今日は早めに終わりたいと思います。本日はどうもありがとうござ いました。               【照会先】                厚生労働省保険局医療課保険医療企画調査室                代表03−5344−1111(内線3287) 1