(資料6)

「日本産科婦人科学会における不妊治療実施医療機関の登録と個別調査票の登録システムについて」


1. 実施医療機関の登録について

a.登録基準と登録審査体制の具体的内容、また基準の内容や審査体制に関する問題点について
 登録基準 :資料6−(1),参考2−(2)、(4)、参考2−(7)、資料6−(2)〜(7)(申請書類)、説明書・同意書、資料6−(8)(会員へのお知らせ)
 登録審査体制: 毎月、申請書類審査、審査委員9名
 問題点: 申請書類のみの審査

b.登録医療機関の全国的な分布について
 佐賀県以外、すべての都道府県にある。
 資料6−(9)(平成16年分臨床実施成績)

c.未登録で不妊治療を行っている医療機関を学会としては把握しているのか
 未登録施設を把握する、システムは無い。

d.また、未登録の機関に対するペナルティ等の、登録を促すインセンティブはあるのか
 未登録の機関を調査するシステムの構築が重要と考える。
 登録を促すインセンティブが必要と考えるが、今のところ学会としてはない。しかし、この「特定不妊治療費助成事業」を開始後、以前から生殖補助医療を行っていた多数施設からの登録申請があった。


2. これまでの臨床実施成績の登録について

  歴史

「体外受精・胚移植に関する見解」(昭和58年10月)
「体外受精・胚移植の臨床実施の登録報告制について」(昭和63年3月)
「生殖医学の登録に関する委員会」(理事会内委員会)(Ad hocの委員会)(平成元年第一回理事会)
「生殖医学の登録に関する委員会報告」(第1報)昭和63年分までの臨床実施成績(平成2年4月)


平成5年度以降の生殖医学登録・報告業務
・「診療・研究に関する倫理委員会」が会告に定められた施設登録並びに包括的な調査
・すべての登録施設を対象
・平成11年度・倫理委員会改組により下部組織の登録・調査小委員会が調査を実施
・「生殖・内分泌委員会」が詳細な個別調査
・登録施設中の協力施設を対象
・平成6年度生殖・内分泌委員会報告より集計方法については国際統計(International Working Group for Registers on Assisted Reproduction) に会わせた。


a.これまで調査してきた項目について
 倫理委員会: 参考5,資料9―平成16年分臨床実施成績
 生殖内分泌委員会: 個票、

b.どのようなシステムで行ってきたのか
(登録の方法は?どこで収集する?誰が取りまとめや管理を行う?)
 倫理委員会: 調査用紙郵送、日本産科婦人科学会
 内分泌委員会: フロッピーディスクまたは調査用紙の郵送、委託業者

c.問題点
 精度


3. 今後の個別調査票の登録システムについて>
a.調査する予定の項目について
 参考6

b.登録システムについて
(どのような方法で登録?サーバーは?維持や管理は誰が行う?金額はいくらくらいかかるのか?)
 インターネットを用いた個票登録
 サーバー: UMIN(大学病院医療情報ネットワーク),徳島大学医療情報部
 維持、管理: UMIN,徳島大学医療情報部
 金額: UMIN場合は無料、徳島大学医療情報部には日本産科婦人科学会が支払う

図

c.どのような問題意識をもっているか

 項目の改変に時間がかかる(UMIN無料のため)
 精度をいかに高めるか。(施設の査察)

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