資料1−2
第14回ILOアジア地域会合の概要


【会期・場所】平成18年8月29日(火)〜9月1日(金)、韓国・釜山

【我が国からの主な出席者】
   政府側岡田厚生労働大臣政務官、松井厚生労働省総括審議官、
武藤在韓国日本大使館公使
   労働者側古賀日本労働組合総連合会事務局長、中嶋日本労働組合総連合会国際代表
   使用者側鈴木日本経団連国際協力センター参与

【議事の概要】
 1.開会式
 開催国の盧武鉉韓国大統領及び主催者であるソマヴィアILO事務局長より、開会挨拶がなされたほか、スリランカ及びヨルダンの首相から来賓挨拶がなされた。

.全体討議
(1)ILO事務局により、アジアにおけるディーセントワークの実現に向けた課題について基調報告がなされた。
(2)各国政労使代表による討議(演説)が行われ、我が国政府代表として岡田政務官より、我が国がILOの活動及びディーセントワークの実現に向け貢献していく意志について、技能開発及び労働安全衛生の重要性を訴えつつステートメントを行った。この他、鈴木参与がアジア太平洋地域の使用者代表として、また、古賀事務局長が我が国労働者代表として、それぞれステートメントを行った。

3.個別討議(パラレルセッション)
 以下の議題について討議が行われた。
 (1)グローバル化する情勢における競争力、生産性、雇用
 (2)アジアにおけるディーセントワーク達成のための労働市場統治
 (3)ミレニアム世代:若年者のための人間らしい雇用
 (4)移民労働:ILO多国間枠組み実施に向けた地域的戦略

4.結論
 以下を主な内容とする結論文書が起草委員会及び本会議での議論を経て採択された。
 (1)今後2015年までを「アジアにおけるディーセントワークの十年」とし、この間にディーセントワークの実現を図ること
 (2)そのため、地域内の連携及び政労使三者間の対話を重視すること
 (3)各国は、基本的な国際労働基準の遵守、雇用の創出等に優先的に努めること
 (4)ILO事務局は、各国における基本的な国際労働基準の遵守等について援助を行うこと

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