06/08/09 中央社会保険医療協議会総会平成１８年８月９日議事録


０６／０８／０９　中央社会保険医療協議会
　　　　　　　　　第９０回総会議事録　	

(1)日時　　平成１８年８月９日（水）１１：０２～１１：３３
(2)場所　　厚生労働省専用第２２会議室
(3)出席者　土田武史委員長　遠藤久夫委員　室谷千英委員　小林麻理委員
　　　　　 青柳親房委員　対馬忠明委員　小島茂委員　丸山誠委員　勝村久司委員
　         大内教正委員　鏡敏弘委員　松浦稔明委員　竹嶋康弘委員　鈴木満委員
        　 飯沼雅朗委員　石井暎禧委員　邉見公雄委員　黒﨑紀正委員　渡辺三雄委員　
           山本信夫委員　白石専門委員　　
　　　　　 ＜事務局＞
　　　　　 水田保険局長　原医療課長　今別府保険課長　榮畑総務課長　石原調査課長　
二川経済課長　他
(4)議題　　○　入院時生活療養費の額の算定に関する基準、選定療養及び評価療養の
　　　　　　　指示等について
　　　　　 ○　歯科用金属価格の随時改定について
　　　　　 ○　医療機器の保険適用について
　　　　　 ○　先進医療専門家会議の検討結果について
　　　　　 ○　診療報酬調査専門組織の委員構成について
○土田会長　ただいまより、第９０回中央社会保険医療協議会総会を開催いたします。
　まず、委員の選任について御報告申し上げます。
　去る７月１５日に御逝去されました山崎専門委員の後任として、８月８日付で松村啓史
専門委員が発令されております。
　なお、事務局より、松村専門委員から、「自らが国家公務員であり、高い倫理を保って
行動する旨の宣誓をいただいている」との報告を受けております。
　また、前回７月２６日の総会におきまして、７月２５日付で鏡委員が発令された旨の報
告をいたしましたが、鏡委員は本日の総会が初めての御出席ですので、一言御挨拶をお願
いいたします。
○鏡委員　鏡でございます。どうぞよろしくお願いします。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　次に、委員の出欠状況について報告いたします。本日は、石井委員、針ケ谷専門委員、
大島専門委員及び古橋専門委員が御欠席です。石井委員の代理として池澤さんがお見えに
なっております。
　なお、保険局長は公務のため欠席させていただく旨の連絡を受けております。
　次に、部会の委員構成についてお諮りいたします。資料、総－１－２をごらんください。
　松村専門委員には、保険医療材料専門部会に所属いただくことにしたいと思います。
　これについて特段の御意見ございますでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○土田会長　よろしいですか。どうもありがとうございました。
　それでは、議事に入らせていただきます。
　まず、「入院時生活療養費の額の算定に関する基準、評価療養及び選定療養の指定等」
について議題としたいと思います。
　本件につきましては、診療報酬基本問題小委員会において合意が得られたことから、本
日、厚生労働大臣より諮問がなされております。関連する中央社会保険医療協議会議事規
則の改正案とともに、事務局より説明をお願いいたします。
○事務局（原医療課長）　それでは、中医協の総－２－１の資料と、それから諮問書の写
しがお手元にあると思いますが、あわせてごらんいただきたいと思います。説明は、総－
２－１の資料、「概要」と書いてある資料に沿って説明をさせていただきます。
　今回諮問させていただきます事項は、健康保険法等の一部を改正する法律において、平
成１８年１０月１日から、療養病床に入院する高齢者の食費・居住費の負担を見直して、
入院時生活療養費を創設するという項目と、それからあわせまして、特定療養費制度の再
編ということで、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて適正な医療の効率的
な提供を図る観点から評価を行うことが必要な「評価療養」と、特別の病室の提供などの
被保険者の選定に係る「選定療養」、この２つに再編成するということを受けまして、そ
れぞれの基準あるいは類型を指定するということを今回中医協へ諮問を行うものでござい
ます。
　諮問書の別紙１から順番に行きますが、別紙１をごらんいただきたいと思います。これ
は、いわゆる療担規則についての一部改正でございます。改正項目につきましては、先ほ
ど申し上げました入院時生活療養費関係につきまして、食事療養の例に倣いまして同様の
規定を創設をしております。そのほか、入院時生活療養費の創設に伴う所要の文言の整理
を行っております。
　それから、特定療養費制度にかわります「保険外併用療養費」という文言ですが、この
部分につきまして、所要の文言の整理をいたしますとともに、特定承認保険医療機関制度
がなくなりますので、これらの関連の条文の削除をしております。
　それから、この療担規則につきましては未整理の分野が１つございました。別紙１の６
ページをごらんいただきたいと思います。従来の第二十条のところで、「診療の具体的方
針」ということで、第八号、「次に掲げる治療の治療方針、治療基準及び治療方法は、厚
生労働大臣の定めるところによるほか、前各号に定めるところによる。」ということで、
イの性病の治療からトまで具体的に挙げております。また、歯科診療に係りましても、次
の第二十一条のところで方針を定めるところによるということになっておりますが、実際
は、この療担規則制定当初、いろいろとこの治療方針等を定めていたものがございますが、
現実的には平成１４年におきまして、すべてこの方針等は廃止をしておりまして、実際は
この規定が空振り状態であったということもございまして、この際、両条文ともその部分
について削除をするということにしております。
　それから、別紙２でございますが、これは保険薬局に係る、いわゆる薬担規則と言われ
ているものでございます。これにつきましても、入院時生活療養費の創設に伴います文言
の整理、それから評価療養と選定療養についての文言の整理をいたしております。
　別紙３でございますが、これはいわゆる老人保健法に基づきます療担規則ということで、
先ほどの別紙１の療担規則と同様の改定を行っております。
　それから、２１ページの別紙４でございます。これは診療報酬の算定方法の告示、いわ
ゆる点数告示でございますが、これにつきまして、入院時生活療養費を算定する場合に、
例えば療養病棟入院基本料等につきましては、その必要な光熱費部分については生活療養
費の方に回っていきますので、その入院基本料のところから光熱費相当の１４点分を引き
下げるということでございます。これがそれぞれ療養病棟入院基本料につきまして、すべ
ての項目について１４点下げる。それから、有床診療所の療養病床入院基本料、回復期リ
ハビリテーション病棟入院料、診療所老人医療管理料、それから短期滞在型の手術基本料
ということで生活療養を受ける場合がございますので、この部分につきましても１４点を
引き下げるということにしております。
　それから５番目、別紙５でございますけれども、これは、入院時食事療養費の費用の額
の基準でございますが、これにあわせまして今回の生活療養費の部分を加えたものでござ
います。ここは現在の告示につきまして、食事療養を第一として、そのまま規定をいたし
まして、第二の項として、生活療養という形で前回ずっとお話をしておりました所要の額
についてここに定めるものでございます。
　それから、別紙６でございます。厚生労働大臣の定める評価療養及び選定療養の制定と
いうことで、評価療養について６種類、それから選定療養として、特別の療養環境の提供
以下１０種類について指定をするという、新たな告示をここに定めるものでございます。
　以前、評価療養でＡあるいはＢ、それから選定療養でＣ、Ｄ、Ｅの区別をしておりまし
たが、法律上は一括して評価療養か選定療養という区分になるということで、前回の御説
明の順番のとおり並べてございます。
　それから、別紙７でございますが、保険外併用療養費に係る療養の費用の額の算定方法、
これは従来の特定療養費のときの規定と同等でございまして、例えば治験に係る特定療養
費制度のときには、治験の、薬剤そのものは当然ながら別途の負担になりますけれども、
それに関連する検査費用等も、それは別途の負担であって、保険の方から給付しない、そ
れを除いた部分を保険から特定療養費として給付しておりましたが、今回の保険外併用療
養費という形になりましても、それと同等の規定を設けたものでございます。
　それから、恐れ入りますが、先ほどの２３ページでございます。先ほど最後に「短期滞
在手術基本料」、４，８００点に対して生活療養を受ける場合にあっては４，７７２点、
実はここは２８点下がっておりまして、これは２日分の生活療養がここの部分で差っ引く
ということでございます。また、１日当たりのものとしては同様でございますが、この基
本料の中で２日分、１泊２日の手術料ということですので、２日分のものが入っているの
で、その分を引き下げたということでございます。
　それから、あと１枚関連して、中医協総－２－２という１枚の紙がございます。これは、
先ほどの特定療養費の中、高度先進医療についての規定がございましたが、今回高度先進
医療がなくなりますので、これを審査しておりました高度先進医療専門家会議を規定して
おります中医協の議事規則を改正すると。改正内容は、同専門家会議に関連する条項の削
除ということでございます。
　説明は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問、御意見ございましたら、どうぞ。
○小島委員　この内容については既にこれまで基本問題小委員会でも何度か議論してきて
おりまして、今回の諮問内容でやむを得ないと思っております、その中で、２つほど意見
し確認をしておきたいと思います。
　１つ目は、今回の入院時の生活療養費で、患者から食事代あるいは部屋代を徴収するこ
とが１０月１日から実施されます。これに関して、前回の基本問題小委員会では、院内に
それをきちっと患者にわかるように掲示するのはなかなか難しい、説明するのは難しいと
いう御意見もありました。しかし、そこはきちっと院内に、患者にわかりやすいような表
示の仕方をぜひ徹底をお願いしたい。
　それともう１つ、これも前回の基本問題小委員会で確認をしたところでありますが、総
会の場で改めて確認をしておきます。高度先進医療専門家会議を先進医療専門家会議に一
本化するという見直しがされるということですが、それに伴って中医協との関係でありま
す。今までどおり先進医療が新しく認められた場合について、中医協の場でも検討をする、
そして意見を述べられるということについては引き続き今までどおりということで確認を
ぜひしておきたいと思います。
　○土田会長　今２点ありましたが、事務局。
○事務局（原医療課長）　院内掲示の点については、そのとおり、しっかりと徹底したい
と思いますし、先ほどの先進医療の問題についても、従来同様、御意見を伺うという形で
進めていただきたいと思います。
○土田会長　よろしいですか。ほかにございますでしょうか。
○鈴木委員　院内掲示、すべてできませんので、パンフレットをつくっていただけるとい
う話を伺っておりましたので、パンフレットとあわせてさせていただきます。
○土田会長　パンフレット、そこまで具体的に言ったという記憶ははっきりしないのです
が、院内掲示だけでは不十分なので、もう少しわかりやすい説明を、手段を講じてほしい
という話だったと思います。
○事務局（原医療課長）　いろいろなところで、そのパンフレットなり説明のペーパーを
つくっていただいているようですけれども、そういうわかりやすい内容にできるように協
力はしていきたいと思います。
○土田会長　よろしいですね。ほかにございますか。
　ほかに質問などないようでしたら、引き続いて答申の手続に入りたいと思います。公益
委員で答申書案を作成いたしますので、しばらくの間、休憩させていただきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　〔暫時休憩〕
○土田会長　それでは、総会を再開いたします。
　答申書案を配付していただきますので、しばらくこのままお待ちください。配付してく
ださい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　〔資料配付〕
○土田会長　それでは、事務局の方から答申書案を朗読してください。
○事務局（水谷補佐）　朗読させていただきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　答　申　書
（入院時生活療養費の額の算定に関する基準、評価療養及び選定療養の指定等につい
て）
　平成１８年８月９日付け厚生労働省発保第０８０９００１号をもって諮問のあった件
について、諮問のとおり改正等することを了承する。
　以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　今お手元にお配りしました案によって答申を行うとしたいと思いますが、それと同時に、
先ほど事務局より説明のありました中央社会保険医療協議会議事規則の改正案を了承する
こととしたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○土田会長　どうもありがとうございました。
　それでは、これから宮島審議官に答申書をお渡ししたいと思います。
　　　　　　　　　　　 〔会長から宮島審議官へ答申書手交〕
○土田会長　なお、先ほどの小島委員の発言は議事録にとどめさせていただきますので、
よろしくお願いします。
　それでは、次の議題に移りたいと思います。「歯科用貴金属価格の随時改定」につきま
して議題としたいと思います。
　事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○事務局（上條歯科医療管理官）　それでは、資料の説明をさせていただきます。
　中医協総－３の資料でございます。１ページ目でございますが、まず、「歯科用貴金属
価格の随時改定」ということで資料が出されております。実は、歯科用貴金属の改定につ
きましては、通常は２年に１回の診療報酬改定の際に見直すことを基本としておりますが、
歯科で使われている貴金属等につきましては、価格変動が非常に大きいということから、
平成１２年より、６カ月に１回、価格が大きく変動した際に告示価格を変更するという対
応がされておるところでございます。実際には、おおむね１０％以上価格変動があった場
合に見直すこととしておりまして、今回、実は上げたり下げたりするというのでは上げる
方向でございますが、例といたしまして、歯科鋳造用金銀パラジウム合金というのが一般
に多く使われておりますが、前回の１８年４月改定の際の価格は４３０円であったところ
でございますが、素材価格が実はことしになってから少し上昇しておりまして、予定告示
価格とすると６１４円ということで、１８４円ほどの補正が要るというような状況になっ
ておるところでございます。
　なお、これらの価格については、当然下がったときは下げる対応をしておりますし、半
年後にまた上げ下げがあった場合に変動するという仕組みで対応させていただいておると
ころでございます。
　次の２ページ目でございます。現在の歯科用貴金属素材価格の変動の推移を平成１２年
から示させていただいておるものでございます。基本的には、金とか銀とかパラジウム、
こういったものの価格を調べた上で、合金ですので、その合金の比率に合わせて、実際、
告示の価格の基本としているところでございます。今まで１２年以降ですが、やはり上げ
下げがございまして、実際に３番目の下のところに１２％の金銀パラジウム合金の素材価
格を示させていただいておりますが、大体はほぼ安定的に推移して、ここのところでちょ
っと上がり調子になってきているという状況が示されておるところでございます。
　それで、次の３ページ目でございます。貴金属価格の随時改定に当たってということで、
現在告示では１５種類の貴金属がこのように示されておるところでございますが、実際に
１８年４月の告示価格と１０月の試算価格を示させていただいております。ここに示しま
すとおり、１２品目につきましては、変動率が１０％を超えている状況になっております
ので、通常ベースですと、この１０月以降告示価格を変更するという形になるところでご
ざいます。
　説明は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問などございましたら、どうぞ。
　よろしいでしょうか。それでは、次の議題に移りたいと思います。どうもありがとうご
ざいました。
　次は、「医療機器の保険適用」について議題としたいと思います。区分Ａ２及びＢにつ
いて事務局より説明をお願いします。
○事務局（福田企画官）　医療課企画官でございます。
　お手元の資料、中医協総－４をごらんいただきたいと思います。８月１日から新たに保
険適用になりました医療機器につきまして御報告を申し上げます。
　まず１ページでございます。医科でございますが、区分Ａ２、特定の診療報酬項目にお
いて包括的に評価される区分というものでございます。１ページにお示ししておりますよ
うに、１６件でございます。
　続いて、２ページをごらんいただきたいと思いますけれども、医科の方の区分Ｂ、こち
らの方は材料価格として個別に評価をされているものということでございます。２ページ
から３ページにわたりましてお示しをしているとおりでございまして、３３件ということ
でございます。
　続きまして、４ページをごらんいただきたいと思います。歯科についてでございますけ
れども、同様に、区分Ａ２につきましては、上の方にお示ししてございますが、２件、そ
して区分Ｂにつきましては３件でございます。
　以上、医科、歯科合わせまして、今回８月１日より５４件ということになってございま
す。
　事務局からの説明は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問ございますでしょうか。
　よろしいですか。それでは、そういうことで次の議題に移りたいと思います。「先進医
療専門家会議の検討結果」について議題としたいと思います。事務局より資料が提出され
ております。説明をお願いいたします。
○事務局（福田企画官）　お手元の資料、中医協総－５をごらんいただきたいと思います。
先進医療専門家会議におきます評価結果ということでございまして、今回は６月受付分に
つきまして、去る８月３日に先進医療専門家会議を開催いたしまして御議論いただいたと
ころでございます。その結果について御報告を申し上げます。
　まず１ページでございますが、今回６月受付分は、表にお示ししてございますけれども、
２件届出としてはございました。そのうち下の欄でございます参考として１件、「Double
 fiber methodによる上部消化管病変の管腔内手術」というものがあったわけですが、こ
ちらの方につきましては、一番右の端をごらんいただきたいと思いますが、書類不備のた
め返戻となってございます。
　今回先進医療として適当とされた技術は、上の方にお示ししてございます「画像支援ナ
ビゲーションシステムによる内視鏡下鼻内副鼻腔手術」ということでございます。適応症
といたしましては、こちらの方にお示しをしているような疾患につきまして、先進医療費
用分、そして特定療養費分というのは、ここに典型的な例としてお示しをさせていただい
ているということでございます。
　どのような技術かということをちょっと簡単に御説明いたしますと、資料の３ページを
ごらんいただきたいと思いますけれども、下に「内容」で、「先進性」と「効果」という
ところをお示ししてございますので、このところを簡単に御説明したいと思います。副鼻
腔の中、鼻の中で頭に近いところですけれども、そこに対して内視鏡を用いた手術という
ことを行う際に、手術前の画像診断で得られた情報と、その手術をする術野、その部分の
位置関係を的確に反映させて正確に手術ができるように、コンピューターによりますガイ
ド、これを画像支援ナビゲーションという形で、この技術を使用することによりまして、
術野の位置や危険部位が正確に確認できるために、より安全で適切な手術を行うことがで
きるということでございます。
　効果といたしまして、この副鼻腔の部分といいますのは、目の神経とかそれから脳みそ
の部分に非常に近くて、その周りの骨というのは非常に薄いものですから、ちょっと誤る
と、そういったところに傷をつけて重大な事故になり得るということでございまして、そ
ういった近接している眼窩、これは目の部分ですけれども、それから頭蓋の壁の部分、そ
して視神経など、こういったことを損傷することなく適切に手術は進めることができると
いうような効果があるということでございます。
　今回、２ページの方にお戻りいただきまして、適正・適当とされた技術につきまして、
施設要件につきまして、従来と同じフォーマットでお示ししてございますが、「実施責任
医師の要件」ということにつきましては、耳鼻咽喉科分野の専門医であって、やはり微妙
な部位を対応するということで、経験年数も１０年以上、症例数も術者として２０例以上
という形で、より安全を期すような形の内容になってございます。
　「医療機関の要件」につきましては、やはり当直体制や緊急手術の実施体制といったよ
うなものにつきましても必要というような形で、安全面も含めまして、適切な対応をとる
べく要件を設定しているということでございます。
　また、当面３０例までは、または６カ月までは毎月報告をしていただいて、その安全性
の状況についても専門家会議の方できちんと把握をするというような形で認められたとい
うことでございます。
　事務局からの報告は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問などございますでしょうか。
　よろしいですか。それでは、説明のあった技術につきまして、保険給付との併用を認め
るということについて、中医協として特段の意見はないということで対応したいと思いま
すが、よろしいですか。
　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○土田会長　どうもありがとうございました。
　それでは最後に、「診療報酬調査専門組織の委員構成」について議題としたいと思いま
す。
　事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○事務局（福田企画官）　お手元の資料、中医協総－６をごらんいただきたいと思います。
中医協の診療報酬調査専門組織の追加委員名簿ということでございます。お示しをしてご
ざいますように、木下委員に、その追加理由のところでございますけれども、臨床専門家
のお立場から、ＤＰＣ導入評価に係る検討を行うため、ＤＰＣの分科会にお入りいただく
ということで調査専門組織の委員に、そして、天本委員のところに、追加理由でございま
すけれども、慢性期の医療に係る専門家のお立場から、慢性期入院医療調査に係る検討を
行うためということで、慢性期の分科会にお入りいただくという形で追加の委員名簿の案
をお示しをしてございます。
　これにつきましては、純粋に追加というわけではなくて、前任の委員の退任に伴いまし
て、その追加補充ということで、その関連する分野につきまして必要な専門家にお入りを
いただく、そういった整理であるということを申し添えます。
　事務局からの説明は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御意見ございますでしょうか。
　よろしいですか。それでは、以上で今回の総会の議題はすべて終了いたしました。これ
で閉会としたいと思います。
　次回の日程が決まっておりましたら、お願いいたします。
○事務局（原医療課長）　未定でございますので、また追って御連絡させていただきたい
と思います。
○土田会長　それでは、本日の総会はこれで閉会といたします。
　なお、引き続いて診療報酬改定結果の検証部会がございます。しばらくお待ちください。


  
                【照会先】
　　　    　      厚生労働省保険局医療課企画法令第１係
　  　　　        代表　０３－５２５３－１１１１（内線３２８８）