06/07/26 中央社会保険医療協議会総会平成１８年７月２６日議事録


０６／０７／２６　中央社会保険医療協議会
　　　　　　　　　第８９回総会議事録　	

(1)日時　　平成１８年７月２６日（水）１１：３７～１２：２８
(2)場所　　厚生労働省専用第１８～２０会議室
(3)出席者　土田武史委員長　遠藤久夫委員　室谷千英委員　小林麻理委員
　　　　　 青柳親房委員　対馬忠明委員　小島茂委員　花井委員　丸山誠委員　
           大内教正委員　松浦稔明委員　竹嶋康弘委員　鈴木満委員　飯沼雅朗委員
        　 石井暎禧委員　竹内委員　黒﨑紀正委員　渡辺三雄委員　山本信夫委員
           小柳委員長　古橋専門委員　白石専門委員　大島専門委員　
　　　　　 ＜事務局＞
　　　　　 水田保険局長　原医療課長　今別府保険課長　榮畑総務課長　石原調査課長　
           二川経済課長　他
(4)議題　　○　医療機器の保険適用について
           ○  臨床検査の保険適用について
           ○  先進医療専門会議の検討結果について
           ○  施設基準に適合するものとして承認がなされた高度先進医療について 
           ○  平成１８年度診療報酬改定結果の検証方針について
           ○  平成１７年度医療費の動向について
(5)議事内容
○土田会長　ただいまより、第８９回中央社会保険医療協議会総会を開催いたします。
　まず、委員の選任について御報告いたします。
　７月２５日付で飯塚委員が退任されまして、その後任として同日付で鏡敏弘委員が発令
されております。また、７月２５日付で仲谷専門委員が退任されまして、その後任として
同日付で長野明専門委員が発令されております。
　なお、事務局より、今回発令された委員の方々から、「自らが国家公務員であり、高い
倫理を保って行動する旨の宣誓をいただいている」との報告を受けております。
　なお、この際、あわせて御報告させていただきますが、保険医療材料部会の山崎専門委
員が、去る７月１５日に御逝去されました。謹んで御冥福をお祈り申し上げます。事務局
より、現在後任の専門委員の発令に係る手続を行っている旨の報告を受けております。
　次に、委員の出欠状況について御報告いたします。
　本日は、勝村委員、鏡委員、邉見委員及び針ケ谷専門委員が御欠席です。勝村委員の代
理で花井さんがお見えになっております。また、邉見委員の代理で竹内さんがお見えにな
っております。
　なお、宮島審議官は欠席させていただく旨の連絡を受けております。
　次に、小委員会及び部会の委員構成についてお諮りいたします。資料、総－１－２をご
らんください。
　長野専門委員には薬価専門部会に所属いただくこととしたいと思いますが、これについ
て特段の御意見等ございますでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○土田会長　よろしいですか。どうもありがとうございました。
　それでは、議事に入らせていただきます。
　まず、「医療機器の保険適用」について議題としたいと思います。
　区分Ｃ１につきまして、保険医療材料専門組織の小柳委員長より御説明をお願いいたし
ます。
○小柳委員長　御説明いたします材料は１つでありまして、資料にありますアステラス製
薬のジェルパート、多孔性のゼラチンの粒でございまして、冠動脈の塞栓療法の動脈塞栓
材として用いられるものであります。肝細胞癌の栄養血管となっている冠動脈を塞栓して、
阻血効果で腫瘍を壊死させるという治療法でございます。肝細胞は、門脈系で灌流されて
おりまして、肝細胞は正常に保たれているという、そういう治療法であります。従来コイ
ルがございましたけれども、ほぼ同様の機能を持っていると思いますが、コイルはそのま
ま体内に残るものでありまして、この材料は将来はやがて溶けていくというようなことで
ございます。
　類似機能区分といたしましては、塞栓用コイルと非常に似ておりますので、ここで類似
機能区分はよろしいと思いますけれども、コイルではないということでございます。
　価格案といたしましては、専門組織で検討いたしましたが、類似機能区分の塞栓用コイ
ルを用いたいと思っております。それから、メーカーの希望といたしましては、有用性加
算も入っておりましたけれども、これは有用性は認めないということにしたいと思います。
そういうことで、希望価格、１万８，９００円ですが、価格案は１万４，８００円。
　一番下に「暫定価格」と書いてございますが、医療材料の保険収載は年４回でございま
すので、２カ月ほど暫定価格を用いたいと思っております。したがいまして、暫定価格案、
１万４，８００円と、こういうことで審議を終了いたしました。今７月でございますので、
８月、９月と暫定価格でやらせていただきまして、１０月からの収載ということになりま
すと、暫定は２カ月ということになります。
　以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御意見、御質問等ございましたら、どうぞ。
　よろしいですか。それでは、本件につきましては中医協として承認するということでよ
ろしいでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○土田会長　どうもありがとうございました。
　小柳委員長には、御説明、どうもありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　　　　 〔小柳委員長退席〕
○土田会長　次に、区分Ａ２及びＢにつきまして事務局より御報告をお願いいたします。
○事務局（福田企画官）　お手元の中医協総－１－２をごらんいただきたいと思います。
７月１日から新たに保険適用となりました医療機器につきまして御報告申し上げます。
　まず１ページ目でございますが、医科でございます。区分Ａ２につきましては、この１
ページ目にお示しをしてございますとおり、２５件でございます。
　次に、２ページ、３ページでございますけれども、医科の部分の区分Ｂでございます。
こちらは材料価格として個別に評価されているものでございますけれども、２ページから
３ページにわたりましてお示しをしてございますとおり、７月１日から２７件が新たに保
険適用になっているということでございます。
　次に、４ページをごらんいただきたいと思いますが、歯科についてでございます。歯科
につきましては、こちらにお示ししてございますように、区分Ａ２につきましては３件、
そして区分Ｂにつきましては２件でございます。
　以上、医科、歯科合わせまして５７件でございます。
　事務局からの説明は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございます。
　ただいまの説明につきまして御質問などございましたら、どうぞお願いします。
　よろしいですか。それでは、本件に係る質疑はこのあたりにしたいと思います。
　次に、「臨床検査の保険適用」について議題としたいと思います。
　事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○事務局（福田企画官）　お手元の資料、中医協総－２をごらんいただきたいと思います。
「臨床検査の保険適用について」でございます。今回ここに書いてございますように、１
ページ目にお示ししてございますが、区分Ｅ３、新項目ということで、測定項目が新しい
品目として１件御説明をさせていただきたいと思います。
　測定項目につきましては、ここに書いてございますが、βクロスラプス精密測定という
ことでございまして、その主な測定目的というのは、真ん中よりちょっと右側のところに
書いてございますけれども、骨粗鬆症などにおきまして、骨吸収能を有する薬物療法、そ
ういったものに対する治療効果の判定、それからモニタリング、治療の経過の観察に、こ
のβクロスラプスというものを精密的に測定することによって、治療効果が上がっている
だとか、その効果というものを継続的にモニタリングができると、そういったものでござ
います。測定方法は特に新しくなくて、既にある酵素免疫測定法ということでございます。
　点数につきましては、参考点数のところをごらんいただきたいと思いますが、既に尿中
のβクロスラプスの測定というのが１７０点でございますので、こちらを参考といたしま
して１７０点、判断料につきましては、生化学検査（II）の判断料を用いて１３５点とい
うことでございます。
　事務局からの説明は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問ございますでしょうか。
　それでは、本件につきましては、中医協として承認するということにしたいと思います
が、よろしいでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○土田会長　どうもありがとうございました。
　次に、「先進医療専門家会議の検討結果」につきまして議題としたいと思います。
　事務局より資料が提出されております。説明をお願いいたします。
○事務局（福田企画官）　お手元の資料、中医協総－３をごらんいただきたいと思います。
　「先進医療専門家会議における科学的評価結果」ということで、まず最初の１ページ目
に概要をお示ししてございます。これは平成１８年５月受付分でございまして、先進医療
専門家会議におかれましては、７月上旬に御議論をいただいてございます。
　全体といたしまして、先進医療として適当とされた技術は、内視鏡下の小切開泌尿器腫
瘍手術ということで、この１件でございます。
　参考といたしまして、保留等とされた技術というものをこちらに５件お示しをしてござ
いますけれども、その内訳といたしましては、適応外使用ですとか、既に保険としての適
用にされているものとして解釈することが適当といったようなものになってございます。
そのほか既に先進医療として別途認められているものであるので、そちらの方に該当する
といったものというような形で、その理由につきましては、その下の表の「その他（事務
的対応等）」のところをごらんいただきますと、どのようなものかがわかるような形でお
示しをしてございます。
　それでは、「先進医療として適当とされた技術」につきまして、概要を御説明させてい
ただきたいと思います。まず、適応症でございますけれども、この小切開の泌尿器腫瘍手
術ですけれども、泌尿生殖器の腫瘍ということで、腎・前立腺の癌、そして副腎の腫瘍を
適応症といたしてございます。かかる費用については、自己負担分、保険給付について、
これは典型的な症例についての具体的な数字ということでごらんをいただければというふ
うに思います。総評としては適ということでございます。
　技術の概要とその評価の詳細につきましては、別紙を用いて御説明させていただきたい
と思います。お手元の資料の３ページをごらんいただきたいと思いますけれども、詳しい
説明は省略をさせていただきますけれども、この内容のところをごらんいただきますと、
「先進性」というところに今回の内視鏡下の小切開泌尿器腫瘍手術について概要が示され
ております。いわゆる大きく切るのではなくて、また一方で、いわゆる内視鏡を用いての
小さな穴だけでやるのではなくて、小切開、対象の臓器が取り出せるくらいの小さな切開
というものをして、そこのところからいろいろな必要な手技によりまして手術を行うとい
うことでございます。この特色といたしましては、開放手術と比較してより低侵襲であっ
て、患者さんへの負担というものが軽減をされる。それから、いわゆる腹腔鏡によります
手術でございますと、体への負荷というのは同等なのですけれども、小切開ですので、腹
腔鏡とそれから直接目でそういった術野を観察できるということで、安全性の確保も、腹
腔鏡の手術に比べるとしやすいというようなところでございます。また、腹腔鏡下ですと、
関係する医療機器が医療材料として高価なものが多いものですから、そういったものを使
う必要がないということで、腹腔鏡下の手術と比べますと、経済的にも低コストであると
いった特色があるというものでございます。
　２ページにお戻りいただきまして、先進医療専門家会議の方で、医療機関の要件という
ようなことをあわせて定めていただいております。具体的な内容でございますけれども、
実施責任医師の要件といたしましては、泌尿器科の専門医であることということでござい
まして、経験年数等につきましてはお示しをしているとおりでございます。
　医療機関の要件といたしましては、やはり手術を行うということでございますので、緊
急手術の実施体制とか当直体制といった、また院内の２４時間の検査の実施体制といった
ようなことも含めまして、緊急時の安全管理の対応につきましては、いずれも必要と、こ
ういう中での要件の設定がなされているところでございます。
　事務局からの説明は、以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問などございましたら、どうぞ。
　よろしいでしょうか。それでは、説明のあった技術につきまして、保険給付との併用を
認めるということで対応したいと思いますが、よろしいでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○土田会長　どうもありがとうございました。
　次の議題に移ります。「施設基準に適合するものとして承認がなされた高度先進医療」
について議題としたいと思います。
　事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○事務局（福田企画官）　お手元の資料、中医協総－４をごらんいただきたいと思います。
　まず、一番最後のページ、６ページをごらんいただきたいと思いますけれども、今お話
しございましたように、既に施設基準が設定されております高度先進医療に係る承認の取
り扱いでございますけれども、これは医療機関の方から承認の申請があった場合には、
「施設基準への適合性を審査した上で承認した旨を厚生労働大臣は中央社会保険医療協議
会に報告するものとする。」という、こういう取り扱いに昨年の夏からなってございまし
て、今回それに適合するものとして幾つかございましたので、それを報告をさせていただ
くというものでございます。
　１ページにお戻りいただきたいと思いますけれども、こちらの表のところに全体像をお
示しをしてございます。１８年６月承認分といたしまして、医療機関といたしましては、
この表にお示ししてございます合計３つの医療機関から、高度先進医療技術の具体的な内
容、名称といたしましては、こちらに書いてございますけれども、４件、４種類が承認を
されたと、こういうことでございます。
　なお、それぞれの技術につきましての概要と、さらには要件につきましては２ページ以
下にお示しをしてございますので、参考としていただければと思います。
　以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問ございますでしょうか。
　よろしいでしょうか。それでは、次の議題に移らせていただきます。「平成１８年度診
療報酬改定結果の検証方針」につきまして議題としたいと思います。
　本件につきましては、７月１２日の診療報酬改定結果検証部会において取りまとめがな
されました。同部会の部会長である遠藤委員の方から御報告をお願いいたします。
○遠藤委員　診療報酬改定結果検証部会では、４月１９日、６月７日及び７月１２日の３
回にわたり、平成１８年度改定の結果検証の方針について議論をしまして、検証方針とし
て取りまとめをいたしましたので、ここに御報告いたします。
　お手元の中医協総－５をごらんください。平成１８年度改定の結果検証に当たっては、
社会保障審議会の関係部会が行う「平成２０年度診療報酬改定の基本方針」策定に向けた
議論に間に合わせることを前提に、またその後の中医協における次期改定に係る議論に資
することを目的に検証を行うこととしております。
　具体的な検証に当たっては、まず今回の改定の主要項目ごとに、(1)社会医療診療行為別
調査など既存の統計調査の結果を用いた検証、(2)特別調査を実施し、その結果を踏まえた
検証、(3)診療報酬調査専門組織の調査結果を踏まえた検証に整理し、その中の特別調査に
ついては基本的には当検証部会が行うこととしますが、必要に応じて関係学会等にも御協
力をお願いすることとし、その際にも、中立的な立場の方の参画を求めることとしており
ます。
　また、ＤＰＣ慢性期入院医療につきましては、今後診療報酬調査専門組織において調査
が行われることとなりますが、検証部会としましても、必要な調査内容についてお願いす
ることを考えております。
　２ページ目をごらんください。検証結果については、国民にわかりやすい形で公表を行
い、方法などについて検討を進めてまいります。
　具体的な検証の実施方法については、後で出てまいりますが、この中で特別調査が必要
な項目については、できるだけ今年度に調査を実施し、残りについても来年度の早い時期
には調査を着手してまいりたいと思います。今回検証部会として主要改定項目を中心に検
証項目を整理しましたが、今後これ以外に検証が必要な事項が出てきた場合には、随時検
証部会で検討の上、検証項目として追加していきたいと考えております。
　なお、昨年、平成１６年度改定の試行的検証結果を御報告した際にも議論がありました
が、今回の改定が医療費全体に及ぼす影響に関する検証につきましては、引き続き検討し、
今年度中に対応方針を決めることを考えております。
　３ページ以降が具体的な検証項目になっております。３ページと４ページが何らかの特
別調査を中心とした検証、５ページが既存の統計調査の結果を中心とした検証、そして最
後の６ページ目が、診療報酬調査専門組織の調査結果を中心とした検証という形で整理し
てあります。
　なお、今回の改定に係る答申の際の附帯意見として挙げられた事項、あるいは国会質問
や報道等国民の関心の高い事項については優先的に検証することといたします。
　具体的には、３ページ目の一番上にあります「医療費の内容の分かる領収証の発行」と
して、患者から求められた場合に交付に努めることとしている明細書の発行状況に関する
調査、それから３ページ目の真ん中にあります「ニコチン依存症管理料の新設」として、
禁煙継続の状況に関する調査、その下にあります「リハビリテーションに係る評価」とし
て、患者ごとの算定日数の状況や算定日数制限除外の状況に関する調査、４ページの下か
ら３番目の「後発医薬品の使用促進」の状況に関する調査、そして一番下の「歯科診療に
おける情報提供の推進」として、文書提供に対する患者の満足度、文書作成に係る事務負
担等の状況調査、以上の５項目について第一弾として早急に着手したいと思いまして、次
回の検証部会において具体的な調査設計に着手したいというふうに考えております。
　以上が検証方針についての報告となりますが、最後に、前回の検証部会において、今後
具体的に検証を行っていくに当たり必要な統計調査結果を早めに提供していただくよう、
当検証部会から事務局に対して要請しておりますことをあわせて御報告いたします。
　以上でございます。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問などございましたら、どうぞお願いします。
○竹嶋委員　今の検証部会の御報告に大変感謝しております。と申しますのは、私も実は
手元に資料を用意し、御要望申し上げようかと思っていたのですが、今度の３．１６％、
大変大幅なマイナス改定ですね、それから何度も申し上げますが、７月からこの療養病床
の再編ということがございますので、地域の医療、介護の現場というのは相当混乱をして
くるであろうと思いまして、今度は従来の調査と違って、少し深くといいますか、やって
いってほしいと思いましたが、今遠藤部会長の方からやりますということでずらずらっと
具体的なことまでお示しいただきました。
　この中で、一つ、この中にも入っているのでしょうか、僕が見落としたかもしれません
が、３ページの「地域連携パスによる医療機関の連携体制」、これは私ども医療関係者と
しても、こういう状況になりましたら、できるだけ医療の質を落とさないで医療の効率性
を上げるということの中で、地域医療連携のパスによる連携を絶対にやっていかなければ
いかぬと、また、これをやっていこうと思うのです。
　その中で、一つ今度新しく在宅医療を支えるといいますか、在宅療養の支援診療所がで
きましたね。これに関しましても、私は正直申しまして、積極的に進めていくものか、も
うちょっと待てというものかというところがございますので、この際、ここのところも、
どうぞ新しいこういう分類ができたわけですから、力を入れて調査をいただきたい。
　それと、いつもより少し早めてやっていただくということで、これも私も御要望申し上
げたく思ったのですが、２ページの２の丸の２番目のところ、「検証にあたり、特別調査
を」云々ということで、「平成１８年度中に可能な限り調査を実施」とあります。大変あ
りがたい、私もそれをお願いをしておこうと思いました。そして、「その結果を踏まえて
平成１９年度」ということですが、できましたら、中間報告でも結構でございますから、
していただきまして、また私ども医療関係者の方でも情報をいただきましたら、私たちな
りにまたそれはひとついろいろなところをやっていきたいと考えております。
　それからもう１つ、最後のお願いでございますが、毎回診療報酬改定の前に、前回もそ
うだったのではないでしょうか、たしか１１月に経済実態調査の報告がまとめが出ました
ね。だけれども、これは御存じのように、８月からもう各省庁がいろいろなヒアリングを
始めたりとか、予算の準備段階に入ってまいります。そういうこともございますので、こ
れは大変難しい、経済実態調査の分析が間に合わないかもしれないけれども、２０年度の
診療報酬改定のところにかかわり合っていくと思いますので、今度は平成１９年の７月末
ぐらいまでに、あるいは８月初めぐらいまでに、何とか御努力をいただいて、おまとめを
いただきたい。今度の場合、改正が非常に大きな影響を及ぼすというふうに私ども受けと
めておりますので。これは要望でございます。
　それから、本当に細やかに詰めていただくということに関しては、感謝申し上げます。
よろしくお願いします。
○遠藤委員　貴重な御意見、ありがとうございました。
　まず、地域連携パスにつきましては、この３に挙げておりますように、この幾つか挙げ
た項目は、基本的にできる限りやりたいというふうに思っておりますので、そういう意味
では調査をするという心づもりでおるということであります。どのタイミングでやるかと
いうのは、実は難しいところがありまして、あまり早すぎますと、大勢が動いていないと
ころを調査することになりますので、そこは非常に微妙なところなのですが、そこはやる
と思います。
　それから、在宅療養の支援診療所についてということは、取り立てて今地域連携パスの
中でお話しされましたけれども、それとは別に支援診療所について１１月れについて調査
をする必要があるかと考えております。そのため５ページにあるように、数量的な調査を
行うことにしているわけです。つまり「在宅療養支援診療所の評価」ということで、施設
基準の届出等について調査しますけれども、これ以上のことが場合によっては特別調査と
して必要なのかどうかということも、今御意見いただきましたので、検証部会の方で検討
させていただきたいと思います。
　それから、３番目の実調につきましては、直接関係ありませんので、実調の委員長の会
長の方からお願いします。
○土田会長　医療経済実態調査は、前回前倒しにしまして、それからまた回答率を上げる
というようなことも大分事務局に努力していただきまして、１１月ということで、１月繰
り上げて中間報告をいたしましたが、次回につきましては、果たしてそれ以上さらに前倒
しできるかどうかということを含めて事務局と検討したいと思います。
○渡辺委員　先ほど部会長より詳細な御報告、ありがとうございました。ちょっとその中
で、調査設計はこれからというお話がございました。特別調査の中で患者さんの調査がご
ざいますね、その場合に、患者さんを特定するまでに、実際に診療を受けてから特定され
るまでの期間というのはかなりたつ部分があるのではないかという感じもいたしますので、
実際の調査の対象月がどの月になるのか、１０月発送して１２月回収というような、前に
ちょっとお話もありましたけれども、対象月がいつごろになるのか、また、それをおわか
りになりましたらお教えいただきたいと同時に、患者さんが何カ月も前のことを聞かれた
ときに、なかなか答えにくい部分もあろうかと思いますので、そういった調査設計の中で
御検討をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○遠藤委員　ありがとうございます。実際そういうところは難しいところがありまして、
しかも、直接患者さんに聞けるのかどうかという問題もあるものですから、実はそこら辺
は少し考えなければいけないなというふうに思っております。貴重な御意見、ありがとう
ございました。
○土田会長　ほかに御質問ございますでしょうか。
○松浦委員　１つだけ要望をお願いをしようと思うのですが、１２月１６日に、１号側か
ら、こういう方針に沿って診療報酬改定をやるべきであると、こういう要望書ですか、意
見書を出しております。その中に、「現行の入院医療の評価については、全体の報酬体系
の中で、特に救急医療・急性期医療を担っている病院への対応を最重要課題と位置づけ、
充実・評価する方向で、メリハリの効いた配分とすべきである。」という文言も入れてお
ります。それがそのまま採択はされておりませんが、中医協の答申の中に、そういうよう
な雰囲気を踏まえた意見だろうと思いますが、「質の高い医療を効率的に提供するための
医療機能の分化・連携については、今回改定の影響について継続的に検証を行い、その結
果を踏まえ、診療報酬体系における急性期医療の評価の在り方について、引き続き検討を
行うこと。」、こういう文言もありまして、やはり急性期医療というものについては、そ
れに携わる医療関係者については配慮していかなければいかぬという空気は私はあったよ
うに思います。それで、これは中医協では診療報酬の改定ですから、この病院までなので
す。実際にやっている現場のお医者さんにはどうわたっているかということは検証できな
いわけです。
　私はたまたま診療報酬改定をやった後で大手術をしましたので、現場の医者というのは、
これは大変だなという認識を改めました。２号側の委員さんから、環境というのは非常に
過酷で、訴訟・医療事故、そういうものと隣り合わせでやっているお医者さんというのは、
その割に報酬が低いと。そうすると、やはりそれが原因になって開業していくと、こうい
うことをおっしゃって、私はそれに反論したことがあるのです。それを私は今手術を実際
に受けてみますと、なるほどそういうこともあるのかなという気がいたしております。
　それで、これは中医協の逸脱する範囲のことかどうかわかりませんが、確実にそういう
ような、例えば産婦人科のお医者さんがいなくなっていく、それから小児科のお医者さん
がいなくなっていく、これがもろもろの手術をひっくるめた外科系の医者がだんだん減っ
ていくと、こういうことになると、これは数字でどんどんあらわれるだけでなく、大変な
問題になりますから、ですから、そういうところに確実に配慮がわたっていくのかという
問題について、そのチェックが無理であれば、どういう方法でならチェックができるので
はないかというような点についても議論をしてお示しいただければありがたいと思うので
すが、御無理な要望でしょうか。
○遠藤委員　今松浦委員から御指摘があった内容、急性期の医療機関の特に外科系を中心
とした勤務医の大変な状況にあるということについて、私も実は同感いたしております。
そういう実態が少なからずあるのだろうと思います。そういう問題は広い意味でいけば、
病院の収入とも関連してくる話でありますので、広く言えば中医協マターと言えないこと
もないわけでありますけれども、そこのところが非常に微妙なところでありまして、この
問題は経済的な要因以外の影響も大きいためどちらかというと、医政局の調べる仕事かな
というような感じも若干しないでもないというところがあります。これは重要な問題では
ありますし、私自身も大変興味がありますので、個人的に厚生科研費でも取って調査でも
しようかなと思っているぐらいなのですけれども、特に今回は、診療報酬の改定の効果と
いう点から見たときに、果たして中医協の検証部会でやることかどうかということに対し
ては若干迷いがありまして、したがいまして、今回はそれは入れていないということであ
ります。ただ、御指摘は重々よくわかるつもりであります。
○事務局（堀江保険医療企画調査室長）　今の松浦委員の話に関係いたしますが、基本問
題小委の下にコスト調査分科会というところがございまして、そこで部門別調査というの
をやってございまして、そちらの方で、多分近々の基本小委の際に報告になると思います
けれども、例えば今委員おっしゃられました産科であればどうだというように、診療所に
ついては科ごとの収支というのがわかるような医療経済実態調査をやっているわけでござ
いますけれども、病院についてはなかなかそれができないという部分を、いろいろな配賦
などしながら、その手術も、この手術は収入とコスト、費用、両方とも、例えば産科なら
産科にかかった部分だというように整理をしながらしていくと、結局、産科は黒字か赤字
か、あるいは外科は黒字か赤字かというようなのが見られるような調査といいますか研究
を今してございまして、それはまた近々の基本問題小委で御報告いただけるように考えて
ございますけれども、そうしますと、いわば診療科別の収支というのはどういうものなの
だろうというのが、もう少し議論が具体的にできるようになるのではないかというふうに
考えてございます。
○土田会長　ありがとうございました。
　今松浦委員が話されましたことは、これからの重要な課題だと思っておりますので、今
堀江室長から話がありましたような、そういう方向を踏まえて次回の改定に向けて議論し
たいというふうに考えております。
○丸山委員　大変重要な検証項目が並んでいて、ぜひその結果を教えていただきたいとい
う気持ちでいっぱいでございますが、１つだけ、ニコチン依存症の問題で、これだけが非
常に性質が特殊なものか、調査項目が、「指導終了一定期間経過後の禁煙継続の状況」を
調べると、こういうことで、ほかにあまりそういう表現のところがなくて、これだけはや
はりその特殊性があると思っておるのですが、「一定期間経過後」というのをどういうふ
うに思っておられるか、そこをちょっと質問させていただきたいと思います。
○遠藤委員　具体的にどのぐらいかということについてはまだ詰めておりません。これは
調査の可能性の問題と、それから実態としてどのぐらいで戻ってしまうのかという、ある
程度実態などを考えながら、これから調査設計はしていきたいというふうに思っておりま
す。
○丸山委員　私の前任の委員がいろいろ御意見を申し上げてきたということは、御本人か
らも伺っておるわけでございますが、ニコチンという毒物の相対的な弱さからか、出入り
が結構自由な依存症だと思うのです。だから、ある年度を区切って短期間で結果を出すと
いうと、ちょっとあらぬデータが出てくる。やはりこの問題の特殊性から、これは数年に
わたって継続フォローするような体制も必要ではないか、ぜひそういう御配慮もお願いし
て、調査して検証していただきたい、こういうように思うのでございます。
○土田会長　ありがとうございます。
　この問題については、公益側が意見を出しまして、それで１号側、２号側が御了解いた
だいたということになっておりますが、その場合の前提として、この２年間とりあえず実
施してみて、それを踏まえて再度検討するということで御了解いただいております。確か
にたばこは２年ぐらいではわからぬというくらいで、１年間禁煙してまたすぐ吸い始める
ケースはいっぱいありますので、ですから、確かに丸山委員がおっしゃるとおりですが、
とりあえず２年後にもう一度検証したいというふうに思っておりますので、それに向けて
作業を進めさせていただきたいと思います。
　ほかにございますか。
○鈴木委員　これは意見でございますけれども、先ほどの松浦委員からの御発言の関連で
ちょっと申し上げたい。今、日本の診療報酬というのは目の子で決まっていると思います。
積み上げ式ではございませんので、今松浦委員から御指摘になったような外科系の赤字部
門というようなものを黒字にしていくのであれば、やはり診療報酬全体を積み上げ方式と
いうようなことで、分解をして新たに構築するというような形づくりで臨んでいただきた
いということを望んで、意見といたします。
○松浦委員　私は、今度中医協の改革によって、改定率は内閣が決めるということになり
ましたから、やはりその範囲の中でやらなければいかぬ、その範囲の中でメリハリをつけ
ておりますので、その範囲、一つの改定率が決まった中での議論だというように御理解を
いただければありがたいと思います。
○土田会長　やっと改定が終わったばかりで、まだ２年間ございますので、もうちょっと
時間を置いてその問題を検討させていただきたいと思います。
　ほかに検証部会の報告について御意見、御質問ございますでしょうか。
　よろしいですか。大変多くの御質問、御意見、どうもありがとうございました。今後は、
今日皆様から御指摘いただきました点を踏まえまして、引き続き、診療報酬改定結果検証
部会におきまして特別調査の調査設計など具体的な検証作業に入っていきたいと思います。
またいろいろと御意見をお諮りしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
　それでは、最後の議題に入りたいと思います。次は、「平成１７年度医療費の動向」に
ついて議題としたいと思います。
　事務局より、最初に説明をお願いいたします。
○事務局（石原調査課長）　時間も押しておりますので、簡単に概要を説明させていただ
きます。総－６の資料でございます。「平成１７年度医療費の動向」。資料の構成ですが、
上の方に実数の表をつくってございまして、下の段に伸び率の表という形の構成でありま
すので、そういう形でごらんいただければと思います。
　それで、Iの資料ですが、「制度別の概算医療費」ということで、概算医療費とは何か
ということをちょっと触れさせていただきたいのですが、国民医療費が、医療費の確定に
時間がかかるものですから、医療費の動向としましては、メディアスベースと言っており
まして、概算医療費、審査支払機関を通ったもののみの医療費の動向を掲げております。
審査支払機関でそれを通ったものと申しますと、全額自費の医療ですとか労災の医療など
が入っていないということですが、ほぼ国民医療費に近い、９８％ぐらいの数字になって
ございます。そういったことでごらんいただきますと、概算医療費の平成１７年度が３２
兆４，０００億円で、１６年度が３１兆４，０００億円でございますので、約１兆円の増
加という形になってございます。内訳で制度別でごらんいただきますと、やはり高齢者の
ところが、１２兆８，０００億円から１３兆５，０００億円ということで、７，３００億
円、増加の約４分の３は高齢者のところでやはり伸びているという形になってございます。
　以降、伸び率を中心に見ていただきたいのですが、表１－２ですが、伸び率が平成１７
年度、３．１％という形になってございます。平生から申し上げてございますが、最近の
医療費の伸びが自然増で約３～４％の伸びが続いておりますが、今回の１７年度について
も、制度改正とか診療報酬改定の影響はございませんので、３～４％の範囲の伸びになっ
たということでございます。
　２ページは飛ばしていただきまして３ページに行っていただきますと、表３－２の伸び
率をごらんいただきますと、入院の医療費の伸びが２．２％、入院外が２．５％、歯科が
１．１％、調剤が８．７％ということで、やはり医薬分業の進展もございまして、調剤の
若干高めの伸びが続いてございます。
　それから４ページですが、表４－２ですが、延べの患者数を「受診延日数」と呼んでご
ざいますが、受診延日数の動向ですが、入院が０．２％の減、入院外が０．７％の減とい
うことで、若干患者が減ってございます。そういったことで、医療費としては若干低めに
なっているということもあろうかなと思っております。それから、歯科については１．
１％の増、調剤については２．４％の増ということですが、これは医薬分業の進展に伴う
ものでございまして、そういった意味では、平成１３年度あたりに比べると、医薬分業の
スピード自体が若干落ちてきているということかと思っております。
　５ページ目ですが、表５－２の１日当たりですが、ですから、その患者１日の１人当た
りの単価の伸びが、入院が２．４％、入院外３．１％、歯科０．０％、調剤が６．２％と
いうことです。調剤の場合は、日数、患者数といいますか、処方せんの枚数自体も医薬分
業で増えるのですが、特に最近やはり１日当たりの伸びが６％というようなことで、自然
増ベースで６％ぐらいの伸びが続いておりますので、前回も、薬価改定をしている割に薬
剤費がなぜ伸びるのかという話がございましたが、こういったところを見ていただいても、
自然増自体がかなりの大きな規模になっているということがごらんいただけるかと思いま
す。
　それから、６ページを飛ばしまして７ページの上の表でごらんいただきます。表８－１
で、１施設当たりの医療費ですが、大学病院が１１７億円、公的病院３８億円、法人病院
１３億円、個人病院７億円弱、診療所が９，０００万円、歯科が、歯科病院が７，０００
万円ぐらい、歯科診療所が４，０００万円弱で、保険薬局が１億円弱という形でございま
す。
　私からは以上です。
○土田会長　どうもありがとうございました。
　ただいまの説明につきまして御質問などございますでしょうか。
○対馬委員　全体では３．１％の伸びということですが、特に昨年度といいますか、春先
ですけれども、インフルエンザ、花粉症、これがかなり大きな影響を占めたのではないか
なと、こういうふうに思うのです。それで、今回、話は飛ぶようですけれども、診療報酬
改定、マイナス３．１６％ですけれども、非常に下がったという、その影響もあってとい
う感じもあるのですけれども、この３．１％の中にそういったインフルエンザとか花粉症
の影響というのはどのぐらい入っているのか、これをお伺いしたいと思います。
○事務局（石原調査課長）　今の御質問ですが、まず、年度の概念について説明させてい
ただきたいのですが、年度と申しますのは、ここでは４～３月までの年度でとってござい
まして、医療保険の場合ですと、健保組合で申し上げますと、３～２月までが年度なので、
どちらかといいますと、健保組合の財政とか医療保険の財政を見る場合の財政の年度の医
療費の動向と、こういった年度単位で、国民医療費ベースの４～３ベースと申しておりま
すが、その動向が若干違うということで御認識いただければと思います。具体的に申しま
すと、インフルエンザと花粉症の影響が一番大きかったのは１７年３月でございます。で
すから、１７年３月の医療費がかなり高い伸びを示してございまして、その伸びは１６年
度に入ってございます。ですから、１６年度の医療費がその分若干高めの伸びという形で
認識してございまして、その意味では、１７年度については、それが外れているという意
味で、１７年度の伸びは、先ほど患者数が減ったということを申しましたが、その中には
やはり花粉症とかインフルエンザの流行の影響が若干ないということもあって減っている
ということで、１７年度の伸びについては、若干低めの伸びという認識に立ってございま
す。
　以上です。
○勝村委員（代理花井氏）　幾つか質問なのですが、受診延日数が減っているにもかかわ
らず１人当たりの医療費の伸び率が増えている要因をどのように分析されているのか教え
ていただきたいということと、それから、６ページと７ページでございますが、６ページ
の「医療機関種類別の概算医療費」のところで、診療所がプラスになっている平成１７年
度、その理由は。それから、小児科が平成１７年度マイナスになってございますが、これ
は平成１６年度の診療報酬改定のときに、このときも小児科には重点配分がそんなに多く
はなかったかと記憶しておりますが、小児科が大変だということが意識されまして、そこ
に重点配分されたかと思うのですが、にもかかわらずマイナスになっている理由をどんな
ふうに分析されているのか、教えていただきたいと思います。
　以上です。
○事務局（石原調査課長）　まず、なぜ患者数が増えていないのに医療費が伸びているか
というお話でございますが、先ほども申し上げましたように、患者数が４ページの日数の
動向で、患者１人１日当たりの医療費が５ページの１日当たり医療費ということでござい
ます。最近の動向でございますが、基本的には患者数は、制度改正等がなければほぼ横ば
いないし微増という傾向が続いているかと思ってございます。
　では、なぜ医療費が３～４％も伸びるのかということでございますが、そこは５ページ
でごらんいただきましても、１日当たり医療費でございますが、１３年度３．０％、１５
年度３．５％、１７年度３．４％ということになってございます。ですから、医療の高度
化ですとか、そういったことで、１日当たり医療費が３～４％伸びるということで医療費
が伸びているということが現実ではないかと考えてございます。
　それから次の、小児科の医療費につきましては、７ページの一番下の欄に、小児科の１
施設当たり医療費の伸び率がございます。見ていただきますと、１６年度が１．６％の増
加でございますが、１７年度はマイナス２．１％という形で、若干減ってございます。ま
ず、その１６年度につきましては、先ほどおっしゃいました診療報酬改定の影響等々ござ
いまして、やはり若干増えているということですが、１７年度については、そういった意
味で、診療所の数、小児科の診療所は若干増えてございますし、そういった増加も反映し
て、全体としては１診療所当たりは減っているという形かと思ってございます。
　以上です。
○土田会長　よろしいでしょうか。
　ほかに御質問ございますでしょうか。
　よろしいですか。それでは、本件に係る質疑はこのあたりとしたいと思います。
　以上で本日の審議はすべて終わりました。これにて閉会としたいと思いますが、次回の
日程について決まっておりましたら、どうぞお願いします。
○事務局（原医療課長）　次回の中医協、８月９日の予定ですので、よろしくお願いしま
す。
○土田会長　ありがとうございました。
　それでは、本日の総会はこれで終了いたします。


        【照会先】
　          厚生労働省保険局医療課企画法令第１係
　          代表　０３－５２５３－１１１１（内線３２８８）