振動障害等の防止に係る作業管理のあり方検討会報告書目次案
はじめに
1 | .振動障害防止対策の現状
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2 | .振動リスクの考え方
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3 | .欧州の事情、米国の事情
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4 | .日本産業衛生学会の勧告
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5 | .今後の対策の方向
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6 | .今後の課題
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7 | .その他 |
振動(往復運動)が手腕に与えるエネルギーについて
摩擦力の働かない単振動として試算する。
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運動方程式は(1)の通りである。
(1)一般解を求めた上で、左記の初期条件を代入して解(2)が得られる。
この単振動の有するエネルギーwは、(3)で表される。ここで、vmは、最大速さ(0点での速さ)を表す。
おもりの最大加速度(最大振幅点で発生)をαmとすると、(4)式が成り立つ。
(4)を(3)に代入して、(5)式を得る。
強制振動であって、1サイクルごとに全運動エネルギーwが手腕に伝えられるものと考えられる。
一方(2)式から振動の周波数は(6)式で表される。
1秒間に手腕に伝えられる運動エネルギーは、
(7)で表されることになり、αm2に比例することが分かる。
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実効値と最大値
x = Acosωt で表される振動の実効値Aeff(Root Mean Square)は、次のようになる。