薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会
新開発食品評価第一調査会議事要旨

日時:平成18年2月3日(金)14:00〜17:00

場所:厚生労働省6階共用第8会議室

出席者:井藤委員、久代委員、合田委員、斎藤委員、志村委員、山崎委員

(事務局):新開発食品保健対策室長 他

1 審議品目

以下の品目について、申請資料等に基づき、安全性及び効果の審査を行った。

(1)豆鼓エキスを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、中性脂肪が高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(錠菓)

有効性及び作用機序を十分に解明すること等の指摘が出され、継続審議することとされた。

(2)コーヒー豆マンノオリゴ糖を特定の保健の目的に資する栄養成分とし、体脂肪が気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(清涼飲料水)

作用機序を明確にすること及び品質管理に係る指摘が出され、継続審議することとされた。

(3)オーツ麦水溶性食物繊維を特定の保健の目的に資する栄養成分とし、コレステロールが高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(オートミール)

有効性が十分に証明されていないとの指摘がなされ、継続審議することとされた。

(4)イソロイシルチロシンを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血圧が高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(粉末)

表示の修正について指摘がなされ、回答を確認した上で、食品安全委員会に安全性の評価を依頼することとされた。

2 確認品目

食品衛生分科会における確認事項の新開発食品調査部会に係る確認事項別紙参考(「安全性及び効果の審査を経ているものとする食品の取扱い」)に該当するものか否か等の確認を求めた。

(1)リン脂質結合大豆ペプチドを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、コレステロール値が高めの方に適する旨を特定の保健の目的とする食品(清涼飲料水、4品)

提示されたデータでは、有効性の説明が不十分であるとの指摘がなされ、継続審議することとされた。

(2)サーデンペプチドを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血圧が高めの方に適する旨を特定の保健の目的とする食品(清涼飲料水)

表示を適切に改めた上で、安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(3)ラクトトリペプチドを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血圧が高めの方に適する旨を特定の保健の目的とする食品(乳酸菌飲料、3品)

表示を適切に改めた上で、安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(照会先)

厚生労働省医薬食品局食品安全部

基準審査課新開発食品保健対策室

TEL:03-5253-1111(内線2458)


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