第4回運用委員会準備会合議事要旨


1.日時平成17年12月12日(月)14:00〜16:20
2.場所厚生労働省共用第21会議室
3.参加者 ・堀内委員長 ・宇野委員 ・鹿毛委員 ・勝委員 ・小峰委員
・島上委員 ・中名生委員 ・引馬委員 ・本多委員 ・米澤委員
・若杉委員

4.議事要旨(○は委員、●は事務局)


議事(1)中期計画等について
≪事務局より説明。以下、質疑等≫

 運用の目標について、運用には不確実性が伴うが、このように中期目標期間中の目標利回りを明示するのはどのような考え方か。
 大前提として年金財政のための運用であり、財政見通しに基づいて必要となる利回りを長期的に確保することが大きな目標である。新法人の評価については、考慮事項等を踏まえて検討する。
 独立行政法人化に当たり、新法人の判断である程度弾力的に運用できるようにした方が良い。ベンチマークも新法人で選択できる方が良い。
 評価基準として用いる指標について、巨額の運用にふさわしいベンチマークを検討する必要がある。また、パッシブ運用の中身として、どのようなベンチマークを用いるかについて、検討する必要があるのではないか。
 ベンチマークについては、基本ポートフォリオを策定した際の前提とかけ離れたものでなければ、どのようなインデックスを採用するかは、新法人の判断となる。
 年金積立金の運用は長期的観点で評価することは理解できるが、国民の立場からすれば、年金財政上で必要とされる利回りが達成されるのか否かに関心があり、このことと新法人の評価は関係付けられるべきであろう。また、アクティブ運用については、「例外は確たる根拠がある場合に限る」とあるが、実務的に根拠を示すことは難しい。もう少し表現を工夫できないか。
 年金資金の運用の評価として国民の観点からも分かりやすいものを検討したい。また、アクティブ運用のウェイトは新法人で検討すべき事項である。
 基金のマネージャー・ストラクチャー見直しの結果もあって、アクティブ運用のパフォーマンスは向上していると理解している。
 新法人のマンデートの運用目標について、資金運用は不確実性を伴う。一方、中期目標は大臣から与えられるものであり、規範性が求められる。そのバランスをどのように考えたら良いか、ご意見を伺いたい。
 運用の目標については、努力目標とする方が弾力性、効率性の点で良いのではないか。
 努力目標とするのか、規範とするのかで大分結論は異なると考えられ、議論・整理が必要ではないか。
 運用手法について制約が課されているが、基本ポートフォリオは、このような制約を考慮した上で策定されたものなのか説明して欲しい。
 運用目標を達成するために、毎年度ベンチマークを変えることは認められるのか。そうであるとすると、短期の目標設定は問題を含んでいると感じる。
 再度議論の場が必要である

≪事務局から、次回以降の日程について説明≫
  第5回は、別途調整することとしたい。



〈照会先〉年金局総務課 企画調査係
TEL 5253-1111(内線3358)

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