資料6 |
全国で把握すべき指標(案)について
全国で把握すべき指標の考え方(指標を通じて目指す患者本位の地域医療の姿)
全国で把握すべき指標の考え方(指標を通じて目指す患者本位の地域医療の姿)
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→ | 病床数という量的な観点だけでなく、国民に対し良質かつ適切な医療を効率的に提供できる体制の構築に向かう指標であることとする。 |
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→ | 医療サービスを受ける住民・患者が実際に医療計画を手にとって地域医療のあり方が把握できるよう、住民・患者にとって分かりやすい指標であることとする。 |
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→ | 調査に当たっては医療機関や都道府県など関係者に過度な負担を新たに求めることなく、最終的に地域医療に関し都道府県間の比較ができる指標であることとする。 |
(注) | 医療安全や在宅医療など9事業以外の指標については、別途検討。 これらの指標のほか、都道府県独自に集めることもできるものとする。 |
指標一覧(案)
【がん】
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【脳卒中】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | ||||
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どのくらい多いか | 罹患率 | 受療率 | 患者数/対象人口 | 患者調査 | 予防対策の効果 | |||
どのくらい関心があるか | 基本健診受診率 | 健診受診者数/対象人口 | 地域保健・老人保健事業報告 | 早期発見への取組状況 | |||||
どのくらい関心があるか | 精密検査受診率 | 検診受診者数/対象人口 | 地域保健・老人保健事業報告 | 早期発見への取組状況 | |||||
どのくらい健康に留意しているか | ハイリスク群の減少率 | 受療率(高血圧) | 患者数/対象人口 | 患者調査 | 予防対策の効果 患者教育の普及 |
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どのくらい健康に留意しているか | ハイリスク群の減少率 | 受療率(高脂血症) | 患者数/対象人口 | 国民健康・栄養調査 | 予防対策の効果 患者教育の普及 |
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どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | |||||
適切な医療が受けられるのか | 地域医療カバー率 | 専門医の割合 | 専門医数/対象人口 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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適切なリハビリが受けられるのか | 地域医療カバー率 | 早期リハビリテーション実施率 | 実施者数/対象患者数 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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適切なリハビリが受けられるのか | 地域医療カバー率 | 回復期リハビリテーション実施率 | 実施者数/対象患者数 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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どのくらいで日常生活に戻れるか | 総治療期間 | 平均在院日数 | 退院患者平均在院日数 | 患者調査 | 医療の質 医療の効率性 |
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切れ目のない医療が受けられるか | 地域連携率 | 地域連携パス利用率 | 利用医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 連携の取組状況 | ||||
どのくらいの人が復帰できるのか | 在宅復帰率 | 在宅等への退院患者数/退院患者数 | 患者調査 | 在宅医療への連携 | |||||
どのくらい亡くなるのか | 死亡率 | 年齢調整死亡率 | 年齢で調整した死亡率 | 人口動態統計 | 総合的な取組み |
【急性心筋梗塞】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | ||||
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どのくらい多いか | 罹患率 | 受療率 | 患者数/対象人口 | 患者調査 | 予防対策の効果 | |||
どのくらい関心があるか | 基本健診受診率 | 健診受診者数/対象人口 | 地域保健・老人保健事業報告 | 早期発見への取組状況 | |||||
どのくらい関心があるか | 精密検査受診率 | 検診受診者数/対象人口 | 地域保健・老人保健事業報告 | 早期発見への取組状況 | |||||
どのくらい健康に留意しているか | ハイリスク群の減少率 | 受療率(高血圧) | 患者数/対象人口 | 患者調査 | 予防対策の効果 患者教育の普及 |
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どのくらい健康に留意しているか | ハイリスク群の減少率 | 受療率(高脂血症) | 患者数/対象人口 | 国民健康・栄養調査 | 予防対策の効果 患者教育の普及 |
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どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | |||||
適切な医療が受けられるのか | 地域医療カバー率 | 専門医の割合 | 専門医数/対象人口 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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適切なリハビリが受けられるのか | 地域医療カバー率 | 心疾患リハビリテーション実施率 | 実施者数/対象患者数 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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どのくらいで日常生活に戻れるか | 総治療期間 | 平均在院日数 | 退院患者平均在院日数 | 患者調査 | 医療の質 医療の効率性 |
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切れ目のない医療が受けられるか | 地域連携率 | 地域連携パス利用率 | 利用医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 連携の取組状況 | ||||
どのくらいの人が復帰できるのか | 在宅復帰率 | 在宅等への退院患者数/退院患者数 | 患者調査 | 在宅医療への連携 | |||||
どのくらい亡くなるのか | 死亡率 | 年齢調整死亡率 | 年齢で調整した死亡率 | 人口動態統計 | 総合的な取組み |
【糖尿病】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | ||||
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どのくらい多いか | 罹患率 | 受療率 | 患者数/対象人口 | 患者調査 | 予防対策の効果 | |||
どのくらい関心があるか | 基本健診受診率 | 健診受診者数/対象人口 | 地域保健・老人保健事業報告 | 早期発見への取組状況 | |||||
どのくらい関心があるか | 精密検査受診率 | 検診受診者数/対象人口 | 地域保健・老人保健事業報告 | 早期発見への取組状況 | |||||
どのくらい健康に留意しているか | ハイリスク群の減少率 | 受療率(高血圧) | 患者数/対象人口 | 患者調査 | 予防対策の効果 患者教育の普及 |
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どのくらい健康に留意しているか | ハイリスク群の減少率 | 受療率(高脂血症) | 患者数/対象人口 | 国民健康・栄養調査 | 予防対策の効果 患者教育の普及 |
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どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | |||||
適切な医療が受けられるのか | 地域医療カバー率 | 専門医の割合 | 専門医数/対象人口 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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どのくらいで日常生活に戻れるか | 総治療期間 | 外来受診回数 | 平均診療間隔から算出 | 患者調査 | 疾病管理の状況 | ||||
どのくらい重い合併症になるのか | 合併症発症率 | 新規透析導入率 | 糖尿病性腎症による新規透析導入患者/対象人口 | 日本透析医学会 | 疾病管理の状況 医療機能の評価 |
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どのくらい重い合併症になるのか | 合併症発症率 | 視覚障害罹患率 | 糖尿病網膜症による新規視覚障害者数/対象人口 | 社会福祉行政業務報告 | 疾病管理の状況 医療機能の評価 |
【小児救急を含む小児医療】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | ||||
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どのくらい多いか | 新生児死亡率 | 新生児死亡数/新生児人口 | 人口動態調査 健やか親子21 |
総合的な取組み | ||||
どのくらい多いか | 15才未満の死亡率 | 15才未満の死亡数/15才未満人口 | 人口動態調査 健やか親子21 |
予防対策の効果 | |||||
どのくらい病気の相談ができるのか | 小児救急電話相談実施率 | 小児救急電話相談件数/15才未満人口 | 都道府県調査 | 選択の支援 患者教育の普及 |
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どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | |||||
実際にどこに行けるのか | 休日夜間診療に参加する医療機関の割合 | 休日夜間診療に参加する医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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適切な医療が受けられるのか | 地域医療カバー率 | 専門医の割合 | 専門医数/対象人口 | 都道府県調査 医師歯科医師薬剤師調査 健やか親子21 |
選択の支援 医療機能の評価 |
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適切な医療が受けられるのか | 地域医療カバー率 | NICUの割合 | NICU数/0歳児人口 | 医療施設調査 | 医療機能の評価 | ||||
切れ目のない医療が受けられるか | 地域連携率 | 地域連携パス利用率 | 利用医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 連携の取組状況 |
【周産期医療】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | ||||
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どのくらい多いか | 出生率 | 出生数/対象人口 | 人口動態統計 | 総合的な取組み | ||||
どのくらい多いか | 合計特殊出生率 | 年齢階級別出生数/年齢階級別女子人口 | 人口動態統計 | 総合的な取組み | |||||
どのくらい健康に留意しているか | 十代の人工妊娠中絶実施率 | 十代の人工妊娠中絶数/十代の人口 | 都道府県調査 衛生行政報告例 健やか親子21 |
患者教育の普及 | |||||
どのくらい健康に留意しているか | 十代の性感染症罹患率 | 十代の患者数/十代の人口 | 都道府県調査 健やか親子21 |
患者教育の普及 | |||||
どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | |||||
適切な医療が受けられるのか | 地域医療カバー率 | 専門医の割合 | 専門医数/対象人口 | 都道府県調査 医師歯科医師薬剤師調査 健やか親子21 |
選択の支援 医療機能の評価 |
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適切な医療が受けられるのか | 地域医療カバー率 | 周産期母子医療センターの割合 | 周産期母子医療センター数/対象人口 | 都道府県調査 | 医療連携の評価 | ||||
適切な医療が受けられるのか | ハイリスク分娩の病院での実施率 | 低出生体重児出生率 | 低出生体重児出生数/出生数 | 人口動態統計 健やか親子21 |
総合的な取組み | ||||
どのくらい亡くなるのか | 周産期死亡率 | 周産期死亡数/出生数 | 人口動態統計 | 総合的な取組み | |||||
どのくらい亡くなるのか | 妊産婦死亡率 | 妊産婦死亡数/出生数 | 人口動態統計 健やか親子21 |
総合的な取組み | |||||
産後安心して過ごせるか | 産後うつ病発生率 | 産後うつ病者数/産婦数 | 都道府県調査 健やか親子21 |
医療連携の評価 患者支援 |
【救急医療】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | |||
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どのくらい多いのか | 救急搬送人員の割合 | 救急搬送人員数/対象人口 | 救急救助の現況 | 総合的な取組み | |||
どのくらい健康に留意しているか | 応急手当受講率 | 受講者数/対象人口 | 救急救助の現況 | 患者教育の普及 | ||||
どのくらい健康に留意しているか | バイスタンダーによる心肺蘇生法実施率 | バイスタンダーによる心肺蘇生法実施数/対象人口 | 救急救助の現況 | 患者教育の普及 | ||||
適切な救護が受けられるのか | 公共施設のAED設置割合 | 公共施設へのAED設置台数/対象人口 | 都道府県調査 | 地域の取組み | ||||
どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | ||||
適切な医療が受けられるのか | 重症患者の救命救急センター搬送率 | 救命救急センターに搬送された重傷者数/重傷者数 | 都道府県調査 | 総合的な取組み | ||||
適切な医療が受けられるのか | メディカルコントロール体制の有無 | ○× | 都道府県調査 | 地域連携の評価 | ||||
適切な医療が受けられるのか | 救命救急センターA評価割合 | A評価施設数/救命救急センター数 | 都道府県調査 | 医療機能の評価 |
【災害医療】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | |||
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どのくらい健康に留意しているか | 応急手当受講率 | 受講者数/対象人口 | 救急救助の現況 | 患者教育の普及 | |||
どのくらい健康に留意しているか | バイスタンダーによる心肺蘇生法実施率 | バイスタンダーによる心肺蘇生法実施数/対象人口 | 救急救助の現況 | 患者教育の普及 | ||||
事前準備がしっかりしているか | 防災マニュアル策定している病院割合 | 防災マニュアル策定病院数/病院数 | 都道府県調査 | 地域の取組み | ||||
事前準備がしっかりしているか | 災害訓練実施割合 | 災害訓練を実施している病院数/病院数 | 都道府県調査 | 地域の取組み | ||||
災害のときに、どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | ||||
災害のときに、どこが医療を行うか | 災害拠点病院の割合 | 災害拠点病院数/対象人口 | 都道府県調査 | 選択の支援 医療機能の評価 |
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災害のときに、どこが医療を行うか | 病院耐震化率 | 耐震化された病院数/病院数 | 都道府県調査 | 地域の取組み | ||||
災害のときに、どこが医療を行うか | DMAT(災害医療チーム)研修参加割合 | 研修参加数/対象人口 | 都道府県調査 | 地域の取組み |
【へき地医療】
ステージ | 概念 | 指標 | 代替指標 | 出典 | 評価のポイント | |||
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どのくらい健康に留意しているか | 応急手当受講率 | 受講者数/対象人口 | 都道府県調査 | 患者教育の普及 | |||
適切な医療が受けられるのか | 医師の割合 | 医師数/対象人口 | 都道府県調査 | 医療機能の評価 | ||||
適切な医療が受けられるのか | へき地医療支援機構派遣医師数の伸び率 | 派遣医師延べ数/前年度の派遣医師延べ数 | 都道府県調査 | 医療機能の評価 | ||||
適切な医療が受けられるのか | 代診医派遣延べ数の伸び率 | 代診医派遣延べ数/前年度の代診医派遣延べ数 | 都道府県調査 | 医療連携の評価 | ||||
適切な医療が受けられるのか | へき地診療所の数 | 施設数 | 都道府県調査 | 医療機能の評価 | ||||
どこに行ったらよいか | 医療機能情報公開率 | インターネットに医療情報を掲載している医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 選択の支援 | ||||
切れ目のない医療が受けられるか | へき地からの紹介患者の受け入れ数 | 患者数/へき地医療支援病院 | 都道府県調査 | 連携の取組状況 | ||||
切れ目のない医療が受けられるか | 地域連携率 | 地域連携パス利用率 | 利用医療機関数/医療機関数 | 都道府県調査 | 連携の取組状況 |