薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会
新開発食品評価第一調査会議事要旨

日時:平成17年11月8日(火)14:00〜17:00

場所:厚生労働省5階共用第7会議室

出席者:井藤委員、及川委員、久代委員、斎藤委員、志村委員、伏木委員、松村委員、山崎委員

(事務局): 室長、専門官、係長、試験担当者

1  審議品目

以下の品目について、申請資料等に基づき、安全性及び効果の審査を行った。

(1) 豆鼓エキスを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、中性脂肪の気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(錠菓)

当該食品の関与成分の作用機序を再考のうえ、当該食品の許可表示内容と有効性試験の結果について、その整合性を検討する旨の指摘事項が出された。

(2) 難消化性再結晶アミロースを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、食後の血糖値が気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(食パン)

当該品によるヒト試験結果との整合性を踏まえた保健の用途の表示とすること等の指摘事項が出された。

(3) 酢酸を特定の保健の目的に資する栄養成分とし、コレステロールが気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(清涼飲料水)

有効性に係る検証データが不十分である等の指摘が出され、継続審議することとされた。

(4) リン脂質結合大豆ペプチドを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血中コレステロール値が高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(錠菓)

有効性に係る検証データが不十分である等の指摘が出され、継続審議することとされた。

2  確認品目

食品衛生分科会における確認事項の新開発食品調査部会に係る確認事項別紙参考(「安全性及び効果の審査を経ているものとする食品の取扱い」)に該当するものか否か等の確認を求めた。

(1) リン脂質結合大豆ペプチドを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血中コレステロール値が高めの方に適した旨を特定の保健の用途とする食品(清涼飲料水)

本品の有効性を判断し得るデータを示すこと等の指摘が出され、継続審議することとされた。

(2) ウーロン茶重合ポリフェノールを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血中中性脂肪が高めの方の食生活改善に役立つ旨を特定の保健の用途とする食品(清涼飲料水)

安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(3) サイリウム種皮を特定の保健の目的に資する栄養成分とし、コレステロールが気になる方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(粉末清涼飲料)

安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(4) わかめペプチドを特定の保健の目的に資する栄養成分とし、血圧が高めの方に適する旨を特定の保健の用途とする食品(ゼリー)

安全性及び効果の審査を経ているものとすることとして、特に問題はないとされた。

(照会先)

厚生労働省医薬食品局食品安全部

基準審査課新開発食品保健対策室

TEL:03-5253-1111(内線2458)


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