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性能の問題
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温度が100℃以上では石綿ジョイントシートガスケットの代替品として膨張黒鉛テープの渦巻き形ガスケット、膨張黒鉛シートガスケットがあるが、取扱い性、シール性、厚さ等に問題。 |
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タイヤ加硫材のプレスの石綿布入りゴムパッキンについては代替材料なし。 |
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水、蒸気等を対象とし、温度が100〜200℃程度の場合にも代替化は困難。 |
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膨張黒鉛の使用の限界に係る問題
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酸化性酸(濃硫酸、硝酸、クロム酸、重クロム酸等)、酸化性塩(塩素酸カルシウム、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム等)等の腐食性流体に、膨張黒鉛シートガスケット、膨張黒鉛テープの渦巻き形ガスケットは使用できない。 |
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一部のハロゲン及びその化合物(臭素、フッ素、ヨウ素、二酸化塩素等)のガス系流体に、膨張黒鉛テープの渦巻き形ガスケットは使用できない。 |
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黒鉛を使用するパッキンは硝酸ナトリウム等と反応して爆発する危険性があるため、温度が430℃から450℃で硝酸ナトリウム等の酸化性塩に使用するグランドパッキンの代替化は困難。 |
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実証試験の必要性の問題
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ジョイントシート及びガスケット等のシール材は、代替品の使用実績、実証試験が不十分なため代替に時間を要する。 |
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代替品についてユーザーの実機で検証を行う必要がある。 |
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膨張黒鉛を使用するジョイントシートは、実証試験で性能が確認できているものは一部しかない。 |
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化学プラント等に使用するシール材は気密性について高い信頼性を必要とすることから代替化の検討に時間を要する。 |
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仕様上の問題
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温度が450℃以上の水系流体の場合に、フランジのガスケット座が全面座、平面座等の配管フランジに使用できる非石綿のガスケットがない。 |
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ガラスライニングフランジは歪みやうねりがあるため、テフロン包みガスケットしか使用できず、その代替化は困難。 |
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石綿製品と代替品では厚さが異なるため、既設の配管のガスケット等の代替化に当たって問題が生じる可能性がある。 |
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膨張黒鉛ジョイントシートは、石綿ジョイントシートに比べ1枚のサイズが小さいため、配管の口径等が大きい場合には何枚かをつないで使う必要があり信頼性が低下する。 |
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設備・装置の改造に係る問題
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石綿ジョイントシートガスケットを非石綿の渦巻き形ガスケットにすると最小締付け圧力の増加により求められるフランジの強度が大きくなることから、設計の見直し、設備・装置の改造等が必要。 |
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バルブの駆動部をシールするためのシール材(グランドパッキン)は、黒鉛系にすると摺動抵抗が増加するため、電気駆動の駆動部の改造等が必要。 |
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